キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

春の花々

2016-04-30 17:55:11 | 季節の花々
             

             自然って素晴らしいですね。桜が終わって、花水木もそろそろ終わり。

             すると次々季節の花が咲いてきます。川崎市の花、ツツジがあちこちで

             咲いています。毎年この時期に近所のツツジの名所等覚院に花見に行く

             のですが、今年は夫が奈良へ帰っているため、車を出してくれる人がい

             なくて断念、残念(私も運転はできるのですが、狭い混んだ場所に駐車

             するのは難しい!)

             

             

             でも、もちろんご近所の庭にも綺麗なツツジが沢山咲いています。八重

             のツツジはもうアザレアとカタカナで言ったほうがふさわしい華麗さです。

             

                  ルピナスや、

             

                  デージーや、

             

                  クレマチスや

             

                  この頃は通年咲いているパンジーや、

                

                  芳香のジャスミンや。   
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なっちゃん、等々力渓谷を歩く

2016-04-28 10:10:34 | 季節
           

           春の陽気に誘われて、なっちゃんと等々力渓谷へお散歩にでかけました。

           ここは、世田谷の二子玉川のすぐ近く、東京の町中なのに別世界に迷い込

           んだのような気持ちになる緑陰の世界です。

           

           ちょうど良いくらいの気温だからでしょうね、なっちゃんは歩く気満々。

           

           

              まず等々力不動尊にお参りして、

           

           不動尊横の舞台から渓谷を眺めました。渓谷は英語で言うとcanyonキャニ

           オンですね。だからここはTodoroki Canyonということになる訳ですが、グラン

           ド・キャニオンなんかの連想で行くと、笑っちゃうほど可愛らしい規模です。でも

           渓谷は渓谷。「五月の歌」の歌詞が浮かんできます「そよ風わたる木陰行けば、

           心も軽し、そぞろ歩き」

           

           川沿いには小さなお堂や神社、横穴古墳まであり、日本情緒豊かです。

           

           たった1キロほどですが、とても気持ちの良い散歩道です。癒しのスポットと

           言うのはこんな所を言うのでしょうね。
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百舌鳥古墳群

2016-04-25 10:34:33 | 旅行
             

             大阪市の南、堺市にある百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵(とされている)を

             訪れました。一帯は広い公園になっていて、白いサギがまさに飛び立と

             うとする美しい光景に出会いました。

             

             この百舌鳥古墳群には、日本最大の御陵仁徳天皇陵を始め、前方後円墳が

             21基、円墳などを合わせると46、7基も古墳があります。宅地造成が進む前は

             100基以上のあったそうです。古墳時代はこの辺りが都だったのですね。

             

             仁徳天皇陵は最長部が840メートルもあって、上空からでないと全貌を見るこ

             とはできません。クフ王のピラミッド、秦の始皇帝の墓陵とならぶ世界三大墳

             墓の一つだそうです。

             

             

             満々と水を湛えた堀に囲まれ、静謐な雰囲気です。でも創建当時は今のよう

             に木々が生い茂っていたわけではなく、高く積み上げられた墳墓の上に極彩

             色の埴輪が無数に並べられていたのだそうです。今とは違い海がそこまで迫っ

             ていたので、船で近づくとその光輝く有様が見え、日本の王権の威容をしらし

             める役目を果たしていたということです。

                 

             この土地は百舌鳥耳原と呼ばれていますが、仁徳天皇がここへお越しになっ

             た時、鹿が急に飛び出し、倒れ死んで、その耳から百舌鳥が飛び出したとい

             う謂れが伝わっています。上の像はそれをイメージして作られたのだそうです。

             古代日本の一端に触れた一日でした。 
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堺街歩き

2016-04-24 16:59:34 | 旅行
            

            古くは5世紀古墳時代に、戦国時代には日本唯一の自由都市として栄え、

            近世には与謝野晶子を輩出した町として知られる堺市は、大阪市の南、

            地域の古名和泉国に由来する泉北地方にあります。残念ながら二次大

            戦で消失し、昔のまま残っている建物などはほとんどありません。上の写

            真は市の中心部にある開口神社(あぐちじんじゃ)。神功皇后の三韓征伐

            の時(西暦200年)なんていうとんでもなく古い時代の創建とされています。

            戦災で焼けて建物は新しいけれど、市民に親しまれている立派な神社です。

            

            その直ぐ側に、長い商店街があります。以前は賑わっていたのでしょうが、

            今は日本中どこの地方の商店街の例にももれず、半分以上のお店のシャッ

            ターが下りています。涙が出てくるような寂しい光景です。食料雑貨は近く

            のスーパーに、服やなんかは、今をときめく阿倍野ハルカスなんかに行って

            しまうのでしょうね。電車でほんの数十分の距離ですから。

                 

           与謝野晶子のいろいろなステキな短歌が掲げられ、興を添えてはいるのですが。

           

           その与謝野晶子の生家は駿河屋さんという老舗のお菓子屋さんで、今

           では広い道路になっている一帯に、大きなお店を構えていたそうです。

           

           堺市といえば、古墳群を除けば、戦国の自由都市時代の、特に千利休関係

           の遺産と与謝野晶子に尽きるでしょう。その二人の業績や遺品は、新しくで

           きたこの利晶の杜で見ることができます。与謝野晶子や鉄幹の写真がたくさ

           あっておもしろいですよ。

           

           

           

           利晶の杜の横に利休の屋敷跡があり、お茶に使う水を汲んだ井戸も復元

           されています。往時を偲ぶには真新しずぎて多少興ざめですが、歴史を

           変えることはできません。何を言っても詮無いことですね。

           

           

           日本に現存する最古の洋式灯台や、多分百舌鳥古墳群のモズをデザインし

           たと思われるマンホールの蓋がなかなしゃれていました。 
                        
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竹取の里から法輪寺、松尾寺へ--大和歴史めぐり

2016-04-20 17:26:49 | 旅行
             

             日本最古の仮名物語「竹取物語」の発祥の地と言われる場所は各地にあり

             ます。静岡県富士市や、岡山、広島、さらにては鹿児島まで。そのうちでも

             ここ奈良県広陵町は、当時の藤原京に近いという地理的な位置などから有

             力な候補地で一つです。一帯は整備されてとてもモダンな竹取公園になっ

             ています。

             

             

                    

            竪穴式、高床式住居も復元されています。付近には竹林も多くあり、史実は

            どうであれ、ここにかぐや姫のような麗しい女人がいたかもしれないと想像す

            ると、夢が広がります。

             

            竹取公園から車で斑鳩の方へ行きました。斑鳩には法隆寺、中宮寺など超有

            名なお寺がたくさんありますが、今回はちょっと気になていた法輪寺というお寺

            に行ってみました。聖徳太子の皇子山背大兄王が建立したのではないかと言わ

            れている由緒あるお寺です。ちょうど秘仏の妙見菩薩像がご開帳されていました。

            妙見さんを祀るお寺はあちこちにありますが、北極星を神格化した仏さまで、星

            を、つまり人々の運命をつかさどっていらっしゃるそうです。知らなかった!

             

             美しい三重塔があります。これは1944年に落雷で焼失して再建されたものです

             が法隆寺の五重塔、法起寺の三重塔と並んで斑鳩三塔と呼ばれているそうです。

                   斑鳩や良夜の塔のまぎれなし           角川春樹


             

             本堂の前の美しい八重桜が満開でした。その下で、多分もう八十を過ぎてい

             らっしゃるようにお見受けする尼僧さまと檀家らしい女性が、ゆったりした大

             和言葉で話しているのが漏れ聞こえてきました。この桜ともう二本の桜を、同

             じ法輪寺という名前の京都のお寺から贈られたそうなのですが、一本は枯れ

             てしまったことなど、、、。

                  
             

             法輪寺の後、ちょっと北にある松尾寺へ行きました。ほんとにこの辺りは、

             不敬な言い方ながら、石を投げれば古代の大和なら文化の史跡に当たる

             ような土地柄です。この松尾寺も、718年舎人親王創建という、古く由緒ある

             お寺です。舎人親王って?そうそう、日本書紀を編纂したお方です。しかも

             天武天皇の皇子というサラブレッド。

                     

            日本最古の厄除け霊場であるとか。なにやら霊験あらたかな雰囲気の古刹です。

            大和平野を見晴らす山中にあるこのお寺の静寂の中で、舎人親王は「日本書紀」

            の編纂に勤しんだのでしょうね。

             
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春の古都を彩る花々

2016-04-19 10:43:47 | 季節の花々
             

             先日来数日間、関西へ戻り、お寺や公園など散策しました。染井吉野が終わっ

             て、いよいよ青葉の季節です。いにしえの都の時代から、奈良には八重桜がよ

             く似合います。でも、くいしん坊の私は、その柔らかそうな葉っぱを見ていると、

             どうしても桜餅の方へ心が動きます。

                  奈良七重七堂伽藍八重桜              松尾芭蕉

             

             牡丹も奈良には縁の深い花です。長谷寺の登廊の両側に咲き乱れる牡丹

             の見事さは一度見たら忘れられません。

                  本堂は牡丹ほむらの上にあり            川井玉枝

             

             女人高野と呼ばれる室生寺の石積みの階段沿いには、この季節ピンクの

             石楠花が咲き乱れます。ここの石楠花は、お寺の清らかな雰囲気と相まっ

             て、牡丹とはまた違う優しい柔らかい風情です。英名はRhododendronなん

             ていう長い名前ですが、英国の小説を読んでいると出てきたりして、西洋で

             も結構人気の花のようです。

             

             もっとも、西洋ではある種のツツジもRhododendronと呼ばれるようです。

             遠い昔訪れた、若草山を遠い借景にした奈良の名園依水園のツツジが

             見事だったのを思い出しました。

             

             ふらっと訪れた小さなお寺で、赤い花が満開の木を見ました。紅花マンサクだ

             そうです。マンサクって黄色かと思っていたら、こんな赤い花もあるんですね。

             

             これは山査子の仲間でしょう。山査子は古くから日本にもあって、実は漢方

             薬にも用いられるようですが、メイフラワーと言う方がピンとくる人が多いで

             しょうね。赤毛のアンが大好きだった可憐な花です。

             

             著莪の花は、故郷の奈良吉野の家の裏山にたくさん生えていました。この

             季節になると、小暗い杉の木の間に白い星のように点々と光っているのが

             見えたものでした。見るたびに、故郷への思いと相まって複雑な思いにとら

             われる花です。

                   花著莪やくらきをたどる吉野びと          原裕

             

             花ではありませんが、春紅葉も今きれいです。昔実家の庭にもあって、猩々

             紅葉だよと教えられました。春なのに秋みたいと思ったのを覚えています。  
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なっちゃん、食欲不振からほぼ立ち直る

2016-04-13 16:11:35 | 季節
           

           理由は全くわからないのですが、ドッグフードはもちろん、いつもは必ず

           食べるトッピングのササミにも口を付けず、穴を掘って隠すようなしぐさを

           繰り返し、寝ているのか起きているのかわからないような顔で、ぼんやり

           していたなっちゃんです。

           

           ここ数日お得意のまんまるポーズで、日がな一日寝ていましたが、

           

           これまた理由がわからないのですが、多少食欲がもどってきて、散歩の足取り

           も軽くなってきました。まあ人間だって、調子の良い日悪い日がありますからね。


           

           風が冷たいけれどお天気の良い日が、なっちゃんお気に入りのお散歩日和です。

           

           この頃のお散歩では、染井吉野が終わって満開の八重桜に出会えます。

           

               花水木も開き始めました。

           

               芍薬も華麗に咲いています。

               

               この紅色の花は花蘇芳、その後ろの赤い葉は猩々紅葉でしょうか。

           

           

           

           チューリップやポピーやその他名前の知らないいろいろな花が咲いています。

           花の季節です。     
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二ヶ領用水の桜

2016-04-10 16:39:54 | 季節の花々
           

           川崎市の多摩区から幸区までを流れる二ヶ領用水は、関ヶ原の戦いの3年

           前に測量が開始され、14年かけて完成した歴史のある人工用水路です。

           

           川崎領と稲毛領にまたがって流れていたので、この名前があるそうです。私の

           訪れたのは、かなり下流の武蔵小杉の辺り。もっと上流の宿河原の辺りには

           すばらしい桜並木がありますが、この辺りも十分綺麗です。ただもうかなり散

           リ初め、桜吹雪の中散歩しました。それはそれで、風情があります。今人気の

           武蔵小杉の駅からちょっと入った辺りで、カフェ「64カフェ+ラナイ」や五十嵐

           美幸さんの中華料理店μ(ミュー)」など雰囲気のあるお店が何軒かあります。

           

           

         染井吉野以外にも、いろいろな木の花が咲いていて、とても気持ちの良い散歩道です。

           

           とは言え、散り敷く桜の花びらには、ああ、また来年まで満開の季節とは

           さようならだなあと、一抹の寂しさを覚えるお散歩ではありました。
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母と見た桜が今年も

2016-04-10 10:39:39 | 季節の花々
            

            今年も多摩プラーザの桜並木が薄いピンクに覆われました。何時見て

            も美しい光景です。それももうそろそろ終わり、葉桜になり始めました。

            

            満開の桜の下を、汽車の形の赤い幼稚園バスが行きます。のどかな朝の

            風景です。つい数年前までは、母と一緒にこの風景をめでたものでした。

              切り株は母の定席朝桜       岡本紗矢句集「向日葵の午後」より

            古い桜の切り株に座って、にこにこと桜を眺めていた母の姿が浮かびます。

            

            

            

            

            たんぽぽ、ドウダンの花、桃の花、りんごの花、百花繚乱の季節です。

            「年々歳々、花相似たり、年々歳々、人同じからず」ですね。
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蔦屋--IVY PLACE 代官山

2016-04-05 15:58:29 | グルメ
           

           満開の目黒川沿いを散策した後、友人が代官山のIVY PLACEへ連れて行っ

           てくれました。おしゃれな街代官山に、またまたこんなおしゃれな場所が。ご存

           知の蔦屋書店TSUTAYAを中心とする商業スペースです。蔦屋って18世紀江

           戸時代の版元で山東京伝、歌麿、写楽を世に出した有名な蔦屋重三郎が、

           江戸吉原の門前に開いたという書店に関係があるのかと思って調べてみたら

           関係はなく、ただ蔦屋重三郎にあやかって名前をつけたということのようです。

           

           広大な書店スペースはもちろん、レストラン、コンビニ、スターバックス、ギャ

           ラリーやクリニック、ペットショップまである、大きな施設です。ここはこれまで

           あまり日本になかった、中で飲み物を飲みながらゆっくり本を読めるスタイル

           の本屋さんです。TSUTAYAって、ブックCDレンタルやカードしか知らなかっ

           たのですが、書店を核に色々実験的な試みを展開している企業なんですね。

           今回は食事だけでしたが、ぜひ一度ゆっくり行ってみたいと思っています。

           

           

          その食事ですが、これもなかなか型破りでした。前菜、メインともに量が半端じゃない。

           

           

           

           お皿からはみ出さんばかりの鶏の骨付きもも肉。大男の草鞋のようなカツレツ。

           お味も良かったですよ。結局残さず食べました。
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