神戸から神戸淡路鳴門道で淡路島を縦断し、大鳴門橋を渡ってすぐの
ところに大塚美術館があります。オロナミンCなどで良く知られている
大塚製薬が、地元で様々の経緯から陶板で名画を複製することを思い
つき、この大美術館を創設したのだそうです。
まず入ったところで、システィーナ礼拝堂のミケランジェロ原寸大巨大
壁画に圧倒されます。数年前イタリアに行ったとき暑い中を長い間並ん
で見たのが思い出されます。米津玄師もここで歌ったんですね。
そう、ここでは、世界中のありとあらゆる名画を、並んで待つこともな
くゆったりと心行くまで見ることができるのです。なんとぜいたくな。
でも所詮複製?でも、ものすごく質の高いレプリカ。しかも原画の質感
が再現されていて、触ることができる!写真も撮り放題。
青い星天井の清らかに美しいスクロヴェーニ礼拝堂など、まるまる再現
されています。賛否はあるでしょうが、これだけの規模のものを、これ
だけの数、陶板で複製にして、しかも限りなく本物と見まごうばかりと
いうのは、驚きです。
何かの本でしか見たことのなかったゲーテの肖像画、
なぜか心惹かれていたが、見る機会のなかったセガンティーニを見る
ことができてよかった!、
モネが熱望したけれど実現が難しかった「睡蓮の池」の戸外展示も。あま
りにも名画だらけで、お腹いっぱいになったけれど、素敵な体験でした。