キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

なっちゃん、足を痛める

2014-07-31 10:13:02 | ペット
                               
                
                 数日前から、右後ろ脚を痛めているらしいなっちゃんです。

                 立ち上がる時、右足をかばうように上げます。だから、

                 いつにもまして静かな、というか、元気のない様子です。

                 

                 朝涼しいうちは、おとなしく窓辺に座って外を見ています。

                 

                 ところが、外をネコが通ったらたいへん! 足の痛いのも忘れて

                 飛び上がり、すごい勢いで、吠え掛かります。そしてまた、ネコ

                 の姿が消えると、元通り。外を歩いていてネコと出会っても、こ

                 そこそ避けるのに、内弁慶ってやつですね。

                 

                 これは、約4年前のいまだ美貌の衰えていなかった頃の姿。

                 飼い主と一緒にだいぶ年を取りました。足を痛めたのも加

                 齢でしょうかしらね?寄る年波には勝てません。まあ、まだ

                 ネコと玄関のチャイムに大騒ぎする元気があるので、そんな

                 におばあさんと言う訳ではなのでしょうが。      

                                              
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わたしが子どもだったころ--エーリッヒ・ケストナーのこと

2014-07-29 10:12:16 | 
わたしが子どもだったころ (ケストナー少年文学全集 (7))
ワルター・トリヤー,高橋 健二
岩波書店

        「二人のロッテ」や「エーミールと探偵たち」などを書いたエーリッヒ・ケスト

        ナー、作品は読んだことがなくても、名前を知っている人は多いでしょう。

        2つの世界大戦を生き抜いたドイツの作家です。「わたしが子どもだったころ」

        は彼の15歳までの自伝です。いきいきとユーモラスにそして真摯に、自分の

        こと親のこと、先生や友達や親戚のことを、時代背景の中で巧みに描いて

        います。「ためになる」という言葉は文学作品にとって褒め言葉ではないか

        もしれませんが、ケストナーに限っては例外です。文学的価値が高く、ユー

        モラスかつ風刺に富み、かつ「ためになる」

Als Ich ein Kleiner Junge War
W. Lough
George G.Harrap & Co Ltd

        一番印象に残るのは、ケストナーとお母さんとの関係です。お母さんは

        一人息子のエーリッヒのためだけに生きていました。彼の学資のため
 
        に働き、彼の旅行のために稼ぎ、彼の一挙手一投足に注意をはらい、、、。

        それはケストナーには大変なプレッシャーだったと思いますが、彼は

        母の思いに応えようと、頑張りぬきます。マザコンだとか、子離れでき

        ないとか言った域を超えた壮絶さで、感動的でもあります。だれにでも

        真似のできることではありませんが、これも親子のあり方の一つだと

        思います。

ふたりのロッテ (岩波少年文庫)
ヴァルター・トリアー,Erich K¨astner,池田 香代子
岩波書店

        ケストナーの子供向けのお話は、どれも面白くてグイグイ引きこまれますが、

        彼の良い所は、子供向けだからといって、醜いこと、酷いこと、悲しいことな

        どを隠さずどんどん書いているところです。それが現実なのですから。この

        「二人のロッテ」でも、両親が(どうやら)父親の浮気のために離婚して、双

        子の姉妹が離れ離れに暮らしているのですが、二人は幼い知恵を絞って

        両親のよりを戻させようとします。そこにはさらに父親の新しい愛人らしき

        女性まで現れて、すったもんだします。

        まあ普通、子供向けのお話でこんなテーマはないですよね。それをユーモ

        ラスにサラリと、でもほんのちょっと毒を持って、子どもにも大人にも興味

        を引くように書いているところが、ケストナーの優れた筆力です。ハッピー

        エンドになるだろうとは思いながらも、途中の思わぬ展開に何度もハラハ

        ラします。

ケストナー―ナチスに抵抗し続けた作家
Klaus Kordon,那須田 淳,木本 栄
偕成社

        彼は二次大戦中もドイツにとどまり続けた数少ない作家です。あまりの

        人気の高さに、ナチスも彼には手を出せなかったようです。もっとも彼の

        大人向けの本は焚書にあったそうです。ケストナーは自分の本が燃や

        されるのを見ていたとか。「人生は、単にバラ色ではなく、単に黒色でも

        なく、色とりどりである。善人も悪人もいる。善人も時として悪くなり、悪

        人もおうおう善くなる。わたしたちは笑ったり泣いたりする。、、、わたし

        たちは幸福だったり、不幸だったりする。、、、わたしは二度と笑うことは

        ありえないと思うほど、泣いた。そしてまた、泣いたことなんかついぞな

        かったかのように笑うことができた。「もう大丈夫よ。」と母はいった。

        そのとおり、またよくなったのだった。だいたいまたよくなった。」

                      高橋健二訳「わたしが子どもだったころ」より
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シャロンの薔薇

2014-07-25 14:07:13 | 季節の花々
            

            7月23日は暦の上で大暑、そこから立秋までのことも大暑というそうです。

            サルスベリの花が満開です。百日紅という別名もあるように、長い期間咲く

            花ですが、今の時期灼熱の太陽の下で見るのが一番きれいな気がします。

            

            

            オニユリや芙蓉や、暑さに負けない色鮮やかな花々が元気です。

               

          でもこの時期あちこちで一番優雅に咲いているのがムクゲ。漢字だと木槿。韓国で

          は無窮花(ムングファ)と呼び、国花です。英語だとrose of Sharonシャロンのバラ。

            

            旧約聖書の雅歌に出てくるのだそうです。「わたしはシャロンの薔薇、野の百合」

            アメリカの作家スタインベックの「怒りの葡萄」の中にローザシャーンという女性

            が出てきます。主人公の妹なのですが、物語の終わりの方に、死産したローザ

            シャーンの母乳を死にかけている男に含ませるという、ショッキングな、でもすば

            らしく感動的な場面があります。この悲惨極まりない小説のある意味唯一の救い

            とでも言えそうな場面です。その女性の名前が、神の愛でしローズオブシャロン

            なのは、作者スタインベックの深い思いから来ているのでしょう。ムクゲを見る度

            に、この小説の、この場面を思い出します。

怒りの葡萄 [Blu-ray]
ヘンリー・フォンダ,ジェーン・ダーウェル,ジョン・キャラダイン,チャーリー・グレープウィン,ドリス・ボウドン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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なつのおとずれ

2014-07-17 11:19:45 | 絵本
                 

             まだ梅雨は開けないようですが、だれかと出会うと「暑いですね」が挨拶

             になるこの頃です。

                 

             春のモンシロチョウやモンキチョウより、アゲハチョウを見ることが多

             くなってきました。

                 

                    マツバボタンの赤い花が元気です。

                 

               なっちゃんもそろそろエアコン無しではいられなくなってきました。

             
なつのおとずれ (PHPわたしのえほんシリーズ)
かがくい ひろし
PHP研究所

            そんな季節にピッタリの絵本を見つけました。「なつのおとずれ」。

            こどもたちに大人気の「だるまさんシリーズ」の作者かがくいひろし

            さんの絵本です。メロン、スイカ、扇風機、ヒマワリ、かきごおり、

            アイスクリーム、カブトムシ、セミ、夏のスターたちの出番到来、

            梅雨明けの雷の下を走りぬけ、そうめん流しに乗って全速力で

            やってきます。真っ赤なお日さまのパッカーと開いた口から、は

            ーい、到着!暑い暑い日本の夏が到着!おひさまギラギラ、み

            んな汗だらだら、犬はハーハー。でもね、夏はこうでなくっちゃ。

            「ねっちゅうしょうには、ごちゅういください」

            
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なっちゃん、再び脱走!

2014-07-10 10:19:40 | ペット
             

             蒸し暑くて、一日中家の中のあちこちで行き倒れているなっちゃんですが、

             

             雷がなると、不安で不安でじっとしていられなくなります。たいていは

             お風呂へ逃げこむのですが、今夜はなんと、ほんのチョッピリ開いた

             玄関のドアの隙間から、逃走!こんな日に開けておくなんてうかつで

             した。さあ、それから大変!雨の中を慌てて探しに行くと、道の真ん中

             に立って、車のヘッドライトに照らしだされたなっちゃんの姿が!ドライ

             バーが良い人で、徐行してくれて事なきを得ましたが。

             

             「この馬鹿犬!」と叱られたなっちゃんです。なぜ雷が怖いのに外へ逃げ

             ようとするのでしょうね?本能でしょうか?

             

             叱られてしょげかえっているなっちゃんです。
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The Carrot Seed-にんじんのたね、または、ぼくのにんじん

2014-07-08 09:45:02 | 絵本
The Carrot Seed
Crockett Johnson
Perfection Learning

           ルース・クラウスのお話、クロケット・ジョンソンの絵の"The Carrot Seed"は

           もう随分前、1945年初版の絵本です。星の数ほどある絵本、その中でなぜ

           だかクロケット・ジョンソンの絵と文がとても好きです。極端に単純な線だけ

           で書かれていて、色も2色か3色。芸術的な絵を好む人にはちょっと物足り

           ないかも知れません。でもそれが魅力です。小さい男の子、女の子のまるっ

           こさ、愛らしさがたまりません。The Carrot Seedには「ぼくのにんじん」と「に

           んじんのたね」と2種類の訳本が出ています。

にんじんのたね
クロケット ジョンソン,Ruth Krauss,Crockett Johnson,小塩 節
こぐま社

ぼくのにんじん
クロケット・ジョンソン,渡辺 茂男
ペンギン社

            A little boy planted a carrot seed.

            1ページ目の文章はたったこれだけ。

            His mother said'I'm afraid it won't come up.'

            2ページ目の文章はたったこれだけ。

           それなのに、2種類の訳本が出ています。こぐま社のおしおたかしさんのは、

           タイトルが「にんじんのたね」で、原文に忠実な訳です。

            「にんじんのたねをひとつぶ、おとこのこがつちにまきました。」

           ペンギン社のわたなべしげおさんのは、タイトルが「ぼくのにんじん」となり、

            「ぼく にんじんのたね まいたんだ」と一人称になり、主人公の主張が

           強くなっています。客観的な原文の調子を変えて、「ぼくが、、、」とする理

           由があるのかな?とちょっと思います。子どもにはその方が自分と一体化

           できて良いのでしょうか?こんな短い単純な英語を日本語にするだけでも、

           どこまで変えていいのか?そもそも原文に忠実な翻訳とか、こなれた日本

           語訳なんていうのが、どんなものなのか、キッチン・トランスレーターとし

           ては、なかなか考えさせられる題材ではあります。

           
           
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旬!!

2014-07-07 16:20:32 | グルメ
         今日は7月7日、七夕さまですが、例年のようにじめじめ雨模様です。織姫と彦星は

         会えなくて残念というところですが、元々七夕は旧暦の7月7日ですから、今で言え

         ば8月のお盆前後で、晴れることの多い時期だから、きっと毎年会えているのかも。

         1年に1度だけなんてワクワクするでしょうね。

         食いしん坊の私は、この時期に出会う旬の食べ物にワクワクしています。

         

                       

         

         イカも夏が旬だそうです。バター、醤油炒めにしました。

                       

         オクラの豚肉巻き。ねばねばオクラ、父の大好物でした。食べ物って思い出につながります。

         

         近所の畑から直に来たエダマメです。

                        

          今年は、何故かメロンの到来物が多く、うれしい!!魅惑の網目です。

          すてきなメロンの歌を見つけました。

            まんまるな思ひの中にゐたいので机上のメロンいつまでも置く   高野佐苗
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花魁草

2014-07-05 14:11:42 | 季節の花々
           

           

           夏に華やかに咲く花魁草、おいらんそう。とあるお家の花壇に、白い花と赤

           い花が並んで咲いていました。その名の由来は、花魁のように夕方強い香り

           を放つからとか、花魁の頭の様な形に花が咲くからとか言われています。

           花魁という言葉自体、もう今の時代には実態が存在しないものですが、

           その昔のイメージから、妖しくも艶やかな女性の姿が連想されます。

                 

                 

           その横にはグラジオラスが、これも赤い花、白い花が咲いていて、あでや

           かな美女の共演といったところです。和名は和蘭アヤメと言います。

           

           その背後には、オレンジ色の名残の薔薇が梅雨空に負けじと、グンと背伸

           びして咲いていました。もう早7月、季節とともに花も移り変わっていきます。

             白ばらや黄ばらの中を歩みつつ友と語りし優しの思い出   清水澄子
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紫陽花

2014-07-03 09:33:58 | 季節の花々
            

            もう7月、梅雨も半ばの蒸し暑い日々が続いています。5月末から咲いている

            紫陽花もしおれかげんで、なんだか精彩を欠くこのごろですが、

            

            雨が降ると潤いを取り戻し、生き生きと蘇ります。

            

            このごろ、柏葉紫陽花もよく見かけるようになりました。これも一つ一つの

            白い花が可憐で、筒状の形も面白く、見ていて楽しい花です。

            

            額紫陽花もよく見かけます。俳句では普通の紫陽花と区別して、額の花なん

            て呼ぶようですが、こちらの方が紫陽花の基本種だそうです。

            

            この頃はこんな可愛いチボリという園芸種も人気で、売り切れ状態だそうです。

            

            でもやっぱり紫陽花と書くように紫色の花が一番紫陽花っていう感じがします。

               あぢさゐや真水のごとき色つらね           高木晴子
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