キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

朝が来た!

2015-07-14 09:51:43 | ミュージック
              

              まだ梅雨明け宣言はありませんが、ここ2、3日真夏日です。暑い!

              近所の小学1年生がいる家では、学校で育てていた鉢植えの朝顔

              を持ち帰り、元気に花を咲かせています。これを見ると、毎年ああ、

              もうすぐ夏休みだなと気づきます。        
              
2355/0655 ソングBest!
日本コロムビア
日本コロムビア

           NHKの朝6時55分から5分間のミニ番組0655の主題歌、ボブ・マーリーの軽快な

           曲に乗せて、真心ブラザーズが歌うお気楽な「朝が来た」で1日が始まると、

           今日も暑いけど、一日何とかなるかな、なんて思います。

             朝が来た、朝が来た、今日も朝が来た

             昼が来る、昼が来る、そのつぎ昼が来る

             地球が半分回りゃ、そのつぎ夜が来る

             もう半分回ったら つぎの日だ、、、

           ある意味、月日は誰の思惑にも関係なく過ぎていくという、

           諸行無常の歌とも言えますが。

           

           安物皿集め趣味の最新の収穫は、今回初めてトルコのお皿です。

           トルコらしいチューリップ模様のにぎやかなお皿です。ところが、

           これ、届いた時に少し欠けていました。ボンドでくっつけたのです

           が、よおく見ると分かります。どこでしょう?しっかり梱包してくれ

           ていたのですが、あまり良くない陶器の質自体に問題があったの

           かもしれません。まあ、陶器やガラスは割れるものです。でもね、

           東日本大震災の時、十数枚のお皿が飾り棚から落ちたのですが、

           一枚も割れなかったんです!一応、マイセン、ジノリ、ヘレンドな

           どの小皿です。ブランドの品質はやはり侮れない? 
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North of the Sunset - ノース・オブ・ザ・サンセット

2015-06-07 09:41:09 | ミュージック
Thelonious Monk : Original Album Classics
Columbia/Legacy Euro
Columbia/Legacy Euro

          軽妙でウイットに富んでいて、それでいてノスタルジック。ジャズ・ピアニスト、

          セロニアス・モンクのたった1分50秒のノース・オブ・ザ・サンセットに一目惚れ、

          いえ、一聴き惚れしました。「ソロ・モンク」というモンクのソロピアノ・アルバム

          に入っている曲です。今まで、セロニアス・モンクという名前ぐらいは知ってい

          たけれど、最高!

Solo Monk
Sbme Special Mkts.
Sbme Special Mkts.

          「ソロ・モンク」の6番目のI'm Confessin'「告白するよ、きみを愛してるって、、」

          というこれも軽妙な曲、どこかで聴いたと思ったら、NHKの番組2355で、金曜

          日の「夜ふかしワークショップ」で爆笑問題の田中がちょっとした実験をすると

          きに後ろで流れている曲です。とぼけた味わいが内容にピッタリ!ジャズに疎

          い私は知らなかったのですが、スタンダード・ナンバーなのだそうです。
          
セロニアス・モンクのいた風景
村上 春樹
新潮社

          今頃セロニアス・モンクの素晴らしいさに気づいたなんて、ジャズファンに言わ

          せれば、今頃何をというところでしょうか。このモンクという人、音楽もすごいけ

          れど、人物や生涯も知れば知るほど興味深い人です。若い頃からモンクに傾

          倒していた村上春樹の「セロニアス・モンクのいた風景」の言葉を借りると、モン

          クの「音楽はたとえて言うなら、どこからともなく予告なしに現れ、何かすごいも

          の、理解しがたいパッケージをテーブルの上にひょいと置いて、一言もなくまた

          ふらりと姿を消してしまう「謎の男」みたいだった」。入り日の北、銀色に光る空
          
          を見てるような心豊かなひと時をもたらしてくれる、すてきなピアノの音色です。
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ロマンチストの豚

2014-05-29 16:28:32 | ミュージック
DEBUT
日本コロムビア
日本コロムビア

         この恰幅の良い5人組は、IL DEVU。 名前はもちろん下のIL DIVOのもじりですが、

         決してIL DIVOのへたなものまねユニットではありません。ピアノの河原さんを初め、

         日本のクラシック界の巨匠たちです。その胴回りのごとく、たっぷり豊かな深みのあ

         る歌声は、感動モノです。特に8曲目の、やなせたかし・木下牧子コンビの「ロマンチ

         ストの豚」は、5人の風貌と、味わい深いやなせたかしさんの詩の連想も相まってか、

         聴かせてくれます。豚にだって、ロマンチストになる権利があるって納得できます。

Greatest Hits: Deluxe Version
Sony Import
Sony Import

         もちろん本家本元のIL DIVOも、とてもとてもすばらしい。イケメンで、かつ甘い歌声。

         でも私にはちょっとドラマチックすぎるような。世界中にいるに熱狂的なファンを敵に

         まわすつもりはさらさらありませんが、聴き比べてみるのも一興です。同じ男性ボーカ

         ル・ユニットでもこんなに違うってことがわかります。

         

         もちろん「ロマンチストの豚」を歌っているのはIL DEVUです。比較的新しい日本の

         歌曲です。「愛する歌」というやなせたかし・木下牧子の歌曲集に入っています。

         この歌曲集他の歌もとてもいいんです。特に「さびしいカシの木」なんか、歳のせい

         か、見につまされて聞いていて涙が出てきます。
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”内戦”という名の秀逸なデュオ

2012-11-18 15:51:57 | ミュージック
Barton Hollow
Sensibility Music
Sensibility Music

         The Civil WarsというデュオのBarton HollowというCDを、ネットのレヴュー

         につられて買いました。とても良い!洗練されたカントリー&ウエスタン。

         女性のJoy Williams、男性のJohn Paul White二人のヴォーカルがすばらし

         い。二人とも味のある声で、とても個性的なのに、うまく絡み合っている。

The Civil Wars - Poison & Wine (Instrumental Version)
Ultimate Tribute Stars
Executive Music Group

          共作のメロディーは美しく、歌詞は含蓄が深くなかなか難解ですが、

          グイグイ引きこまれます。その歌声も一部の隙もないほどの息の

          合い方です。ところが、ところが最近、修復しがたい不和のために

          決別し、ライブも中止になったとのこと。Civil Warは、単数で大文字

          だと普通American Civil War南北戦争を指しますが、グループ名の複

          数形のThe Civil Warsは内戦のことです。The Age of Civil Warsは戦国

          時代と訳されます。おもしろい名前をつけたものだと思いますが、やは

          り両雄並び立たずで、名前のように決裂することになったのでしょうか。

          でも、久しぶリにすてきなアルバムを聴いた気がします。You Tobe

          Burton Hollow|Civil Wars Official Music Videoがすてき。
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秋吉敏子

2012-10-22 15:03:16 | ミュージック
アメイジング・トシコ・アキヨシ
秋吉敏子,ジーン・チェリコ,ハーブ・エリス,ジェイク・ハナ,レイ・ブラウン,J.C.ハード
ユニバーサル ミュージック クラシック

       オペラシティヘ秋吉敏子のコンサートに行きました。65周年チャリティー・コンサー

       ト!縁のある陸前高田市に小・中学校を再建するための寄付を募るコンサート。

       すばらしいですね、1929年生まれだから、御歳83才です!ものすごくパワフル。

       波乱万丈の人生を歩んでこられた方ですが、アフリカン・アメリアカン発祥の

       ジャズのピアニストとして、やはりアイデンティティに悩まれて、花伝書や五輪

       書で日本回帰され、日本文化とジャズの融合を目指して、成功されています。

       あのジャングルから数十年ぶりに帰還した小野田さんをイメージして作曲した

       『孤軍』、フルートやドラムで尺八や皷のような音を表現していて、深い感動

       を呼びます。

ジャズと生きる (岩波新書)
穐吉 敏子
岩波書店

       満州から引き上げてきて、15歳から米軍のクラブで、ピアノを弾き、その後

       米国に渡って、バークレー音楽院を出て活躍を始め、結婚し、娘を産み、離婚

       し、再婚し、、、。私には想像のつかない途方も無い人生ですが、一番感銘を

       受けるのは、65年間倦まず弛まず自分の道を追求し、しかも進化してきたこと

       です。すごいですね。私なんか、自分の人生を振り返ると、何一つ積み上げて

       きたものがないような気がして、ちょっとがっかりしてしまいます。まあ、こんな

       圧倒的な人物と比べるのが間違っているのでしょうね。

トシコ、旧友に会う
秋吉敏子
キングレコード


       この1961年録音のレコードをCD化した1枚、日本に帰ってきた敏子が渡辺貞夫

       たちとセッションしたものですが、いい感じです。レトロなジャケットもすてき。  
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日本の美しい歌2曲

2012-10-11 15:07:03 | ミュージック
        

         落葉松の 秋の雨に
         わたしの 手が濡れる

         落葉松の 夜の雨に
         わたしの 心が濡れる

         落葉松の 陽のある雨に
         わたしの 思い出が濡れる

         落葉松の 小鳥の雨に          『落葉松』
         わたしの 乾いた眼が濡れる       作詞:野上彰 作曲:小林秀雄

        先週の"題名のない音楽会"は、天童よしみとソプラノ歌手の森麻季の出

        演で、秋らしい日本の詩を歌っていました。森麻季はちょっとシャンソン風

        のアレンジでこの『落葉松』を歌いました。ソプラノ歌手だけれど、キンキン

        しない声が、しっとりとおしゃれ。すてきでした!

        

         わたしの頬は ぬれやすい
         わたしの頬が さむいとき
         あの日あなたが かいたのは
         なんの文字だか しらないが
         そこはいまでも いたむまま

         そこはいまでも いたむまま
         霧でぬれた ちいさい頬
         そこはすこし つめたいが
         ふたりはいつも 霧のなか
         霧と一緒に 恋をした
 
         霧と一緒に 恋をした
         みえないあなたに だかれてた
         だけどそれらが かわいたとき
         あなたは あなたなんかじゃない
         わたしはやっぱり 泣きました

         わたしの頬は ぬれやすい
         わたしの頬が さむいとき
         あの日あなたが かいたのは
         なんの文字だか しらないが      『霧と話した』
         そこはいまでも いたむまま      作詞:鎌田忠良 作曲:中田喜直

        天童よしみの『霧と話した』も絶品でした。きっと歌ったことのない歌だった

        と思いますが、自分の歌唱スタイルは変えず、こぶしも回して、その上、一

        歩間違えばベタベタにセンチメンタルになりそうな歌詞なのに、歌い方に

        抑制が効いているからでしょうか、不思議と彼女にしっくり合っていて、感

        動的でした。音楽にジャンルは無いと気付かされた幸せなひとときでした。
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女の愛と生涯

2012-09-13 14:46:00 | ミュージック
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」他
シビラ・ルーベン,ウタ・ヒールシャー
Naxos

       グーグルの今日のロゴは優しげな女性とその周りを取り巻く8人の子ども

       そしてその下にピアノの鍵盤。とても可愛い絵柄です。今日はかの有名な

       ピアニストでローベルト・シューマンの奥さんだったクララ・シューマンの

       生誕193周年だそうです。裁判までして結婚を勝ち取った二人は、ほんと

       に仲が良かったんでしょうね。8人も子どもができました。でも夫のロー

       ベルトは心を病み、投身自殺をはかった挙句に、精神病院で死亡しま

       す。その後彼女は母として、コンサートピアニストとして、作曲家として、

       八面六臂の大活躍。その彼女をブラームスが最後まで支え続けたとか。

       二人は恋愛関係にあったとかなかったとか。私は男女間の純粋な友情

       だったと信じますが。「愛の協奏曲」というクララとローベルト・シューマン

       とブラームスの三角関係映画が何とブラームスの子孫のヘルマ・サンダ

       ース・ブラームスという女流監督によって2009年に作られています。ブラ

       ームス側から描けばこうなる?
クララ・シューマン 愛の協奏曲 [DVD]
ヘルマ・サンダース=ブラームス
アルバトロス

       二人が結婚した1840年につくられた歌曲集「女の愛と生涯」は詩の

       内容が、女は貞淑で家庭的でなければなんていう、今の女性からす

       ると「ケッ」と言いたくなる古臭さい感じですが、歌のメロディーも

       ピアノの伴奏もいいんです。シューマン独特の微妙に揺れる旋律の

       動き具合に聴けば聴くほど深みを感じます。今無謀にも、その8曲中

       の2曲「Er,der Herrlichste von Allen彼は誰よりも素晴らしい人」と

       「Du,Ring an meinem Fingerわたしの指のリングよ」を練習中。若き日

       の結婚直前の自分の気持を必死で思い出しつつ。

             
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Winter Symphony

2011-12-23 10:12:37 | ミュージック
Winter Symphony
Trevor Barry,Bjorn / Anderson, Stig Benny / Ulvaeus,Johann Sebastian Bach,Loris Ceroni,Harold Darke,Neil Diamond,Vince Gill,Charles Gounod,Franz Xaver Gruber
Manhattan Records

       クリスマス頃になると聴きたくなるアルバムの一つがこのサラ・ブライトマン

       のWinter Symphonyです。彼女の声は細い光沢のある絹糸とでも言えるで

       しょうか、クラシックの発声とポップスの発声を使い分けることができるそ

       うです。その3オクターブも出るという高音が気持ちよくて、彼女のCDは

       よく聴きます。中でもAmazing Graceがすてき。とても感動的な曲ですが、

       悔い改めた元奴隷船の船長さんが作った歌だそうです。

Time to Say Goodbye
Angel Records
Angel Records

      でも、なんといってもサラ・ブライトマンはこの曲Time to Say Goodbye。

      コマーシャルでもよく使われています。美声のテノール、ホセ・クーラとの

      デュエットはドラマチックです。かなり前、まだ久米宏がニュースステーショ

      ンをやっていた頃、サラ・ブライトマンが出演して歌ったのを覚えています。

      なんと美しい人だろうと思った記憶があります。今は50才を過ぎていると思

      いますが、相変わらずの美貌美声のようです。天が二物を与えた好例ですね。
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音の雫

2011-10-21 16:04:43 | ミュージック
             

             コーラスをやっていなければ、こんな大きな舞台で聴衆の前に立つなん

             てことはなかなできないでしょう。そういう意味では得難い機会でした。

             時間が足りない、覚えられない、頸椎が痛い、あれがどうした、これ

             がどうしたと文句ばっかり言いながら迎えたコーラスのコンサートで

             したが、無事終わりました。出来はともかく、舞台に立つのは晴れが

             ましく気持ちの良いものです。一人で舞台に立つとなると、めちゃく

             ちゃ緊張すると思いますが、そこはコーラス、数を頼んでの気楽さが

             あります。

                 

             「音の雫」と題したコンサートで、シャンソンや日本の童謡をたくさ

             ん歌いました。やはり日本の歌の方が出来がよかったかな。シャン

             ソンはリズムも音も難しく、オーシャンゼリゼの手拍子など、おばさ

             んたちはどうしても盆踊りになって、パリの小粋な感じはだせません

             でした。本来一人で歌うシャンソンをコーラスで歌うむずかしさもあっ

             たのですが。

             

               わが友のすばらしいピアノ伴奏にかなり救われれました。

               歌をうたっていられる幸せをかみしめたコンサートでした。
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オンブラ・マイ・フー優しい木陰

2011-05-18 08:53:04 | ミュージック
            

           木陰の恋しい季節になってきました。二年前の六月、オーストリアのメルク

           修道院を訪れたのはとても暑い日でした。大きな木の木陰に入って一息つ

           いたとき、頭の中をオンブラマイフのメロディーが流れました。「ああ、ヘン

           デルが思い描いたのはこんな木陰の涼しさなんだ!」と納得しました。

                   

           「オーーーーンブラ」の、いつまで続くとも知れず延ばす最初の「オ」の高

           い音がなんとも涼やかな(キャスリン・バトルのようにきれいに歌えば)美

           しいラルゴ。大好きな歌曲の一つです。

            

           でも、日本の桜の木陰も捨てたものじゃありません。振り仰いで見る若葉の

           さわやかさ。だけど毛虫にはご用心。

            

                     なっちゃんも木陰で一休み。    
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