ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

阿智神社と素隠居

2017年05月21日 | 写真
【Live Information】



 5月20日は暑いくらいの、快晴の土曜日。
 夜は演奏のために倉敷市へ行くので、午後は美観地区でも歩こうと、早めに家を出ました。









 美観地区のすぐ側にある鶴形山と、鶴形山にある阿智神社は、倉敷のシンボルのひとつでもあるのですが、きょうは偶然その阿智神社の春祭りでした。
 阿智神社の春秋のお祭りは、当時の地元の小学生にとっては絶対にはずせないビッグイベントです。その頃のぼくの小遣いは一日10円でしたが、お祭りの時は100円とか200円貰えるのもとても楽しみでした。それだけあれば、気分は本当にお大尽だったんです。

 






 


 祭りの日には、町中に翁と媼の面を被って団扇を持った「素隠居(すいんきょ)」もたくさん出没します。
 「団扇で頭を叩いて貰うと病気をしない」とか「賢くなる」とか言われているので、大人たちは素隠居に子供の頭を差し出すのですが、小さい子は泣き叫んだりして、結構な阿鼻叫喚だったりしますw

 






 
 当時、小学5、6年の男子が素隠居の役を務めていたのですが、大人の見ていないところでは全力で頭をはたくなどの狼藉(笑)があったので、下級生たちは素隠居を恐れ、かつ忌み嫌っておりました(^^;)
 で、われわれ下級生は意趣返しに素隠居に向かって「らっきょう、らっきょう、クソらっきょう〜〜!!」(お面の形がらっきょうに似ているから)と怒鳴って猛ダッシュで逃げるのですが、ある時かなりしつこく「らっきょう」を連呼したうえに、サービスとして「アホウ!」だのなんだの罵詈雑言を浴びせたら、ついに素隠居が激怒してしまったんです。
 

 最初は笑いながら逃げていたのですが、今回だけはクソらっきょういや、素隠居が徹底的に追いかけてくるのでいつしか怖くなってしまい(スピルバーグの映画「激突」に似た怖さでした)、鶴形山の周りを逃げ回ったあげく、最後は鶴形山てっぺんの阿智神社境内の縁の下に逃げこんだものの、あっさり見つかって思いっきりしばかれたのも今思い出すと悔しくてたまらん(笑)






 



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