ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

無名はつらいよ

2005年09月08日 | ネタをたずねて三千里

                        ♪昨夜はありがたいことに超満員。大盛り上がりでした。お客さんの中にはガンバ大阪のメンバーも。



ひとりの青年が、
ジョージ・ガーシュインの死を悼んで曲を作り、
ある高名な指揮者に批評を求めた。
青年がその曲をピアノで演奏するのを
じっと聴いていたその指揮者は、
演奏が終わると「ホッ」とため息を漏らした。
青年は期待に胸をふくらませて指揮者の言葉を待った。
「わたしはつくづく思うのだが」と指揮者は言った。
「死んだのがきみで、作曲したのがガーシュインだったら
 どんなによかっただろう」




ある男が「楽聖」モーツァルトを訪ねた。
そして交響曲の作り方を教えて欲しい、と頼んだ。
モーツァルトは、
「君は若すぎる。まず歌曲の作曲から始めてはどうかな」
と言った。
「でも」男は言った。
「あなたは10歳で交響曲を作ったじゃありませんか」
「その通り」モーツァルトは答えた。
「しかし私は曲の作り方を他人には聞きませんでしたよ」




オペラ歌手志望の若者が
メンデルスゾーンからレッスンを受けていた。
ひと通り終わると、若者は尋ねた。
「先生、ぼくの声で何かやれるようになるでしょうか」
「そうだねえ」とメンデルスゾーンは答えた。
「火事とか、船が難破したときなど、
 役に立つかもしれないね」






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