21:00頃、待ち合わせの場所に現われたのは、”ドラム缶”さん!
1度会ったことはありますが、竿を並べるのは初めてです。
なんせ、その体型のため履けるウェーダーが無いと言う巨漢で、ウェーダー大好き岩の上大好き人間のヨシゾーとは正反対の釣りスタイルでウサギを専門に狙うド遠投ウサギハンターです。
そして、SC6種で日本記録を塗り替えた男だけあって、明るくなってから目の当たりにした飛距離は半端ではありません。
ヨシゾーなら狙うことさえ考えもしない沖に見え隠れする岩の横まで、あのデカイカツオの餌を付けた仕掛けを飛ばしちゃうんですから、もう笑うしかないのです(笑)
しかし、その腕っ節で引き抜かれる魚の事を考えると少し魚が可愛そうになりましたけど(爆)
そんなドラム缶さんとは携帯がつながる庶野漁港で合流し、色々雑談をした後に第2ラウンドの目的地まで車を走らせたのです。
完全におねむ状態のヨシゾーは明日の運転の事を考えて、後はドラム缶さんにお任せして朝まで爆睡と決め込んじゃいました!
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たぶん、瞬殺で眠りについたはずだったのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
詳しくは、JCAの激闘!投げ釣り戦記をご覧ください!
ところが、一瞬何が起きたか判らないうちに現実に引き戻され、いつの間にか二人の会話に加わり、第3ラウンドのポイントを決める作戦会議が開催されていました(笑)
第3ラウンドの主戦場を決めるキーワードは
- 東風の強風を避ける
- うねりを避ける
- 魚が釣れる
- ウェーダーレス
ドラム缶さんとの協議結果、この風とうねりでは東側に面する黄金道路は無理と判断し、東側へ向う事に。
途中、岬の駐車場にある第4降り口から東側の海の状況を偵察後、第3ラウンドのポイントを岬から約2キロ北上した崖下の湾胴に決めました!
このポイントは車の駐車スペースから約700mと超長く緩い下り坂の下にあり、ヨシゾーは初めて入る場所でした。
夜の部は若干潮が引いていたので、スパイク付きの長靴を履いたドラム缶さんは岩場の先端部へ!
自慢のウェーダーを捨て、ツルツルゴム底の雪かき用長靴を履いているヨシゾーはどうあがいても海草付きの岩の上はスベリまくりで危険です。
なので、湾胴の奥にある超浅いバラ根点在ポイントで竿を出しました。
しかし、釣れてくるのは、
ハゴトコさんや
チビカジカちゃんだけです。
そして、5:30ころには移動を決意!
JCAさんが竿を出しているポイントへ行くと、丁度ドラム缶さんもJCAさんの所へ戻ってきたばかりで、何故か打ち合わせしたように3人が合流したので、そのまま3人仲良く並んで満潮でも竿が出せる湾胴奥まで移動し、ヨシゾーは明るくなるまで岩陰で横になることに(笑)
辺りが明るくなってきた頃、ようやく竿を出したヨシゾー
既にず~っと釣っているJCAさんはヨシゾーの左側に!
右に入ったドラム缶さんは、写真左端に見える岩の更に奥の奥に見え隠れする岩まで仕掛けを飛ばしていました(笑)
この場所は、30~40mまで超浅場。その先に砂地があり、その更に先に根がある場所のようで、ある程度仕掛けを投げないとどうしようも無い場所のようです。
しかし、この場所でもハゴトコしか釣れずに時間が過ぎてゆきました!
ん~、やはり西側は海水温がまだまだ高いようで、ウサギもカジカも岸よりしていないようです。
そして、ハゴトコしか釣れないので集中力が切れ掛かった7:00頃、その当りは突然やってきました!
ガンガンガンと竿先が大きく揺れたのです!
キ・キ・キタ~!!
渾身の力で体を仰け反りながら沖の昆布根を交わし、手前の浅場に取られないように超高速リーリング!
ただならぬ気配を感じたトラム缶さんもヨシゾーのところまで駆けつけ見守ります。
しかし、波打ち際に現われたのは・・・・・・・・・・。
昆布色に染まったオスのウサギアイナメ・・・×
失礼、少し痩気味ですがヤセマッチョな筋肉質の40cmほどのカジカちゃんでした(爆)
あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
痛恨の魚種間違い!
って、結局ここでのお持ち帰りはこの1匹だけでした。
で、襟裳の8:30を過ぎても一向に釣果が出ないので9:00頃には上がることにしました。
長い上り坂をあがり、コンビにで朝食件昼食を購入、写真を撮って10:30頃には襟裳を出発し帰路についたのです。
このとき、既に作戦開始から24Hが経過していました!
指切断作治くんへのお見舞い&お土産にキープした40upのウサギちゃん5本は、白菜2玉とキャベツ2玉に変身(笑)
最後の最後にヨシゾーをガッカリさせた40cmほどのカジカちゃんは、ヨシゾー家で鍋の刑に処せられ、胃袋に納められ成仏(爆)
そして、襟裳漁港で記念撮影&雑談の後、
- ドラム缶さんは一睡もせずに苫小牧にあるSCコートに練習へ!
- JCAさんは激闘の疲れを癒すため、ヨシゾーのエスコートで早めに千歳空港へ!
- 一人になったヨシゾーはアフロ作治くんのお見舞へ!”
と、それぞれ普段の生活に戻って行ったのでした。
そして、全ての用事を済ませ家に着いたのは17時頃になっており、ヨシゾーの30時間にも及ぶ長~い、長~い戦いは終わりを告げたのです!