10月12日AM9:30、奴から”遅れる。”と連絡が入る。おまけに、”釣具屋さんに頼んでおいた餌を取って、家まで迎えに来い。”と言う大胆な要求!流石に海洋汚染を企むテロリストだけある。しかし、そこは大人の対応ができるヨシゾー、一体、何があったのかと尋ねると・・・・・。
”いや~明日の朝、家を空けるから、犬の散歩を二日分やらなきゃなんだ。何時もより長~い、犬の散歩!”
ふざけるな~!(怒)
もう、この時点で勝負ありです。勝ったも同然です!こんな奴に負けるわけがありません。
そんなわけで、奴の餌を釣具屋さんに取りに行き、おまけに○井くんカーは遠回りさせられる始末。そんなふざけた奴と合流したのはAM11:30過ぎだったと思います。
そして遂に08'カジカ調査隊始動です。
3人が目指すは新冠町判官館裏の岩場。しかし、その道中で調査隊が見たものは!
- 昼食を予定していた富川の食堂が店をたたんでいた。
- お祭り気分のテント会場で買った高価なキジ串と安価な焼き鳥の違いが判らず!
- 近づくにつれて海の色は薄い灰色から濃いグレーに・・・・・。
- 元気のいい大きなウサギは沖まで何重にも重なって飛び跳ねています・・・・・。
そして、案の定目的地の海はとても竿を出せる状態ではありませんでした。たとえ、40号の錘でも岸に戻されそうでした。
この時、時計の針は14:00過ぎ、まだまだ竿を出すのには時間が有ります。そんな甘い考えが、いつもの釣れないパターンを引き寄せちゃいました。そうです、ここから約3時間の放浪の旅が始まったのです。天気予報では浦河方面のほうが波が高い予報だったので、門別方面へUターン。途中数箇所ポイントを覗くも何処もモチベーションの上がらない様な状況で竿なんか出せたもんじゃない。そうこうしているうちに、富川まで戻っちゃいました。そして、またまたUターンして色々探すも竿を出す場所が無い・・・・。結局、16:00を過ぎて最後の決断を迫られました。
襟裳方面へGO!
って、流石にそこまでは気合が入りません。何とか竿を出せそうな東静内の橋の下の船揚場、春立交番裏を目指します。しかし、こればかりは行って見なければ判りません。最悪は東静内漁港と考えての再出発です!
もう既に日が沈みそうな時間にやっと、竿を出せそうな場所をキープ!もう、ここ以外竿を出せるような場所は有りませんでした。この場所は、車横付けで、西風の時は右手にある岩床帯が波を消してくれます。
17:00過ぎ、いよいよカジカ調査隊の捕獲作戦決行です!
しかし、しばらくは静かな時間がながれ、一抹の不安が・・・・・・・・。
16:40 そんな静寂を破ったのが、ヨシゾーでした!
全然反応が無いので、ぶらぶらして戻ってきたら、道糸が思いっきりふけています。糸を巻くとズジっとした重さだけが伝わり魚の抵抗が感じられず、ゴミかと思ったらなんか付いてました。
悪の根源、火星人を捕獲!
こいつが、ヨシゾーが打ち込んでいた仕掛けの周りにカジカを寄せ付けなかった張本人です。こいつを駆除したということは・・・・・。俄然、竿を振る手に力が入ります。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
19:45 あまりにも反応が無いので、皆がだれきって居た頃、遂に○井くんが本命ゲットです。
岸寄りしたばかりと思われる30cm強の赤いカジカでした・・・・・・・。
こんなの見せられて、燃えないはずがありません。気合を入れてゴロ&コマセの絨毯爆撃開始ですが、竿を揺らすのはドンコ&アカハラのみ。気合も空回りでオーバーヒート気味です。
そんなオーバーヒートでギブアップ寸前のヨシゾー&○村とは裏腹に、一人、黙々と本命を狙う○井。
21:30 そんな静寂を、またもやヨシゾーが破りました!
火星人、連続捕獲!
ヨシゾーの場所には、こいつしか居ません。すでに2匹駆除していますが、2匹も居たということは、この場所は奴らのテリトリー、こんな火星人の楽園にはカジカは絶対寄ってこないでしょう・・・・・・。
しかし、既にゴロ30本以上、コマセ5kg近くを消費したにも関わらず、本命が釣れないヨシゾーは活動エネルギーが尽き、足腰に疲労が蓄積されて移動する気力が沸きません。
結局、その後は○井くんの一人舞台!もう、ヨシゾーも○村も付け入る隙もありません。23:30に竿をたたむまでは40cmクラスのカジカを連続ゲットしてました。
第1位 ○井くん
40cmクラス2本+30cmクラス1本 合計3本ゲットです。羨ましい・・・・・・。
勝因は、半年間寝かせたカレイ用のコマセが異常発酵していたことと、唯一○井だけが持参したサンマが特餌となったようです。
第2位 ヨシゾー
本命不発も、火星人を駆除した功績を認められての2位。
イカゴロ40本+コマセ6kg 力は出し切りましたが、火星人には勝てませんでした。
第3位 該当者無し
ま、普段の素行不良を考えれば、当然と言えば当然ですが、アカハラとチビアブラコしか釣っていない○村は入賞圏外です。しかし、奴はイカゴロ80本、コマセは7~8kg以上撒いて、海洋汚染という蛮行を繰り返し、カジカを一網打尽にする計画だったのですが、寄ってきたのはカジカではなくアカハラだけだったようです(笑)
そして、前半の大移動が大きく響きボーズでした!横に少しだけずれていれば、○井くんのカジカは奴のものだったかも知れません。ま、これも釣運の違いですかね(笑)
結局、今回の調査隊は、○井くんだけ本命をゲットした訳ですが、確実にカジカは岸寄りを始めたようです。ま、海と風の状況を考えるとカジカの顔を拝めただけでも大成功と言えるでしょう。
これで、奴との戦績は 1勝2敗1分
多少、不本意ではありますが、これで11月の例会で徹底的に潰す準備が整いました(笑)
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