僕は住宅営業マン・・・になったのか

2007-03-16 22:23:48 | 家族

最近、嫁さんがよく口にする言葉があります。“あんたのハウスメーカー営業マンばりの戦略にはめられたわ”。


繰り返しになりますが、嫁さんとしては今回購入した土地は満足できるものではないんですね。30年くらい前に造成された古い住宅地なので、まわりの住宅は築20年以上経過しているものばかりです。全体的に古臭い印象は否めません。また、近隣に同年代の子どもを持つ親が少ないため、子ども会の活動が活発でなかったり、地元に子どもに対する配慮が少ない(と思い込んでいる)という噂を聞いたりするからです。小学校まで子どもの足で25分程度歩かなければなりません。
そんな場所を購入することに対して、自分がなぜOKを出したのかがよくわからなかったらしいのです。そこで色々と考えてみたところ、どうも僕の作戦にはめられたと考えるようになったようなのです。
四柱推命での年が変わった2月5日に、とりあえず値段交渉するためという名目で僕は購入した土地の仲介業者に連絡しました。この時点では嫁さん的には購入する意思は薄く、値段交渉した結果出てきた値段でNGを出せば済むことでした。ところが、値段交渉の結果、まずまずの額が出てきたのです。当初提示されていたよりも110万円安くなっています。僕の想定していた範囲ではありましたが、嫁さんとしては安易にGOサインを出すような額でもなかったのです。その時点で僕らに与えられた決断までの猶予は3日。もちろん僕は買う気マンマンです。もともと希望地であったRタウンである上に、建築条件なしの土地でしたから。あとは嫁さんの決断を待つのみです。嫁さんの立場を想像してみると、そりゃつらいですよね。旦那は建てたい家を建てるためにこれまで必死になっていたわけです。そんな旦那がやっと手に入れることができるかも知れないという建築条件なしの土地。でも自分は気に入っていない。できることなら新しくてきれいで、子どもを育てる環境が整っているKタウンにしたい。でもそうすると旦那が最も恐れているハウスメーカーの建築条件付の土地になってしまう。嫁さんとしてもギリギリの選択だったと思います。僕は感謝していますが、嫁さんは後悔の気持ちもやはり大きいようです。
話がそれてしまいましたが、とりあえず値段交渉する→そこそこの額がでてきて3日以内に返事する必要がある→YESとしか答えが出せなくなる、という僕の作戦勝ちだと言うのです。僕は決してそんな作戦を意識して実行していたわけではないんですが、そういうふうに言われてみると、確かに作戦としてはナカナカのものだったと思いますし、YESとしか返事ができない状況を作り出していたのかも知れません。まさに、ハウスメーカーの営業マンのようですね。とりあえず家のプランを作らせてください、いついつまでに契約していただければ決算期なので安くできます、というやりかたはハウスメーカーの常套手段です。まさにこれを僕は無意識のうちにやっていたのです。
いやはや・・・。確かに僕は住宅営業マンになる!と、このブログでも宣言しました。が、それは嫁さんに注文住宅の楽しさや注文住宅を建てることの醍醐味、さらには注文住宅でもこんなにカッコイイものができるでということを理解させて、脱ハウスメーカーを促進するための宣言だったのですが、まさかこんな作戦的な面で住宅営業マンになってしまっていたとは・・・・。絶句です。絶句とともに苦笑です。
虎穴にはいらずんば虎子を得ず。僕は色々なハウスメーカーの営業マンと接することにより、いつのまにかその手法を会得していたのです。ま、そのお陰で虎子を得たわけですから、よしとしましょう。
では。