大阪日帰り体感ツアー3

2007-03-02 23:00:51 | 家作り(建物の契約まで)

住宅展示場で1,200円をボラれた僕ら夫婦は、若干沈み気味で(仮称)ピタットハウス大阪店のモデルハウスへ向かいました。モデルハウスとはいえ、延床面積が30坪程度の現実的な家です。玄関には売り出し中のちらしが貼ってありました。さすが大阪の駅近の土地です。40坪程度の土地だけで4,000万円しています。家と合わせるとほぼ6,000万円。ひえー。

モデルハウスでは大阪店の建築士さんにお出迎えいただきました。水曜日だったので会社としては休日なのですが、僕らが遠くから見に行きたいけど行けるのがその日しかないと言ったものですから、わざわざ出てきてくれはったのです。ありがたいことです。この方も家作りに熱い方でしたね。顔も色黒のソース系(古い?)の濃い顔で、柄の小さい方だったのでイメージ的には東南アジアの方かと思いました。というのは冗談です。

正面が玄関です。いわゆる居室と玄関ホールのタイルとの境界がありません。


肝心の家のほうですが、玄関を一歩入ると床にタイルが敷いてあります。というか1Fがすべてタイル敷きなんですよね。玄関もクローゼットもLDKもすべてです。そんなん寒いんちゃうのと思われるかも知れませんが、タイルの下のコンクリートが蓄熱式床暖房になっていて、ほっかほかなんですよね。だからタイルの上を裸足で歩いてもひやっとした不快感はまったくありません。当日は暖かな小春日和だったので、それこそ暑いくらいでした。2Fの室温も1Fの床暖房のおかげで安定していて、過ごしやすいだろうなというのは想像に難くありません。ちなみに1F床暖房はコンクリートに鉄の棒が打ち込んであって、その棒を深夜電力で熱することによりコンクリートを蓄熱体として発熱させるというものでした。つまり昼間には一切の電気代はかかっていないことになります。

風呂と洗面は2F。これまたおしゃれな洗面台です。機能的には・・・ですが。


この土地は北側斜線がきつく、建物の高さがかなり制限されたので、このようにベタ基礎と1F床が一緒になったものにしているそうです。1Fすべてがタイルってのは、そうせざるを得なかったのですね。また、2Fの天井高も低くしてありました。やっぱり都会ですね。僕が購入した土地も田舎のわりには北側斜線がきつく、現在、プランの検討中なのですがちょっと苦労しています。ま、田舎なので土地が広いためここまでのことはしなくていいのですが。
こちらでも1時間ほど、ゆっくりとお話させていただき、(仮称)ペタットハウスの構造上の特徴や、暮らし方の工夫など有意義な時間を過ごすことができました。ただ、この建築士さんはオーバートークのきらいがありましたね。何というか、この工法には一切の問題点がないという感じのしゃべり方でした。僕ら夫婦は、そういう話し方をする人が苦手(というかついつい反論したくなる)で、そんなときは必ず疑心暗鬼になってしまいます。弱点を弱点として認めたうえで、もっと建設的な話ができればいいのですが、残念ながらそういう展開にはなりませんでした。
これをもって、今回の大阪ツアーは完了しました。遊び時間の一切ない、中身の濃い一日にすることができました。いつも思うのですが、ハウスメーカーの営業マンと家の話をしても、話が弾まないというか家の宣伝や実績なんかを話されるだけで、僕が本当にしたい話というのはなかなかできません。つまり僕がしたい話=僕がしたいことはハウスメーカーにはないんだなと改めて思います。建築条件のない土地でほんとによかった!嫁さんは今でも“ほんまによかったんやろかー”ってウジウジしてますけど。いくら言葉で“大丈夫や”って言っても言葉だけでは説得力がないと思うので、男は黙って快適な家を作ります。で、嫁さんに“建築条件のない土地にしてよかった~”って絶対に言わせてやります。
では。