命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

お大師様のご縁で

2019年03月30日 17時44分26秒 | ひと口法話

今日、来られたご相談者は、

昨日、高野山奥之院にお参りされた折、

当山の信者k様から当山のことを聞かれ、ご相談にいらっしゃいました。

 

お話をお聞きしますと、

お母様の御病気を良くしたい一心で、あちらこちらの神社仏閣のお参りに

行かれていたそうです。

 

昨日は、高野山の奥之院にお参りに行かれ

地下法場の御影の前で

「これからどうしたらいいでしょうか」と必死にお大師様に問いかけていたところ、

 

どなたもいなかったはずなのに、

信者のk様が、横に立っていたそうです。

 

偶然奥之院にお参りされていた信者のk様と出会われ、

「命光不動尊に行くと良い」と教えてくれたそうです。

 

※燈籠堂の地下に「地下法場」があり、

(弘法大師御廟の真下に行けます。)

その場所には、弘法大師様の御影が祀られております。

 

k様に出会えたことをお大師様のお導きであると思われ

本日お参りにと、御来寺されました。

 

ご相談者は、元々、真言宗であった実家が、祖母の代に宗旨替えをされており、

母親は離婚しており、病気が悪くなる一方とのこと。

 

宗旨替えをすると、先祖の気線が切断されてしまい、

先祖のお徳が子孫にいかなくなりますので、家運が悪くなるのは、当たり前です。

 

本日、朝のお勤めの四家先祖供養に参加され、

はじめは経済的な問題で供養は難しいと言われていたのですが、

帰り際になって四家先祖供養の申し込みをされました。

 

その瞬間、当山の弟子にご先祖様がかかり、

(ご先祖様は)涙を流しながら

「ありがとう。先祖供養をしてくれてありがとう」と感謝されておりました。

この言葉を聞いて、本日のご相談者の方も涙を流して喜んでおられました。

 

紹介されたk様も祖父の代に宗旨替えをし、トラブル続きで大変な苦労をされてきた方です。

父親を説得し、

当山の指導の元、ようやく真言宗に戻ることができました。

 

先祖との気線をつなぎ直すのに約3年の月日がかかりました。

これからが、本当の供養になるのです。

 

先祖のことを考えず、勝手に宗旨替えをすることは

自分と先祖の縁を絶つことになるのです。

 

南無大師遍照金剛