今日は星祭り、釜鳴神事にて執り行わせていただきました。
鳴釜から法螺貝を思わすような低く厳かな音が道場全体に響き渡るなか、祝詞を奏上し
各御札一体一体にお性根入れを致しました。釜から響くこの音は地球が自転している音と同じと言われています。
次に釜から立ち上る神気を受け、各人ひとりひとりお祓い致しました。大きく吸い込むと体がとてもスッキリとしてきました。
釜の中には洗米が入っているのですが、米を蒸しあげるいい香りがいたしました。
私(たいえん)は去年の今頃は日本酒を造る酒蔵に従事しており、毎朝早くから大量の酒米を甑(こしき)で蒸しておりましたが
底冷えする酒蔵から沸き立つ蒸気と香りを思い出しました。新酒が美味しい季節になりましたね。
お酒が好きな方にとってはとても楽しみですが、飲まれない方もこの季節はしぼり立てのいい酒粕が出回っています。
酒粕は体にいいことだらけの発酵栄養食品です。是非、日々の暮らしに摂り入れ寒い冬を乗り切りましょう。
星祭りを終えると、信者様からお供え頂きました巻き寿司を皆でいただきました。
節分に食べる巻き寿司は恵方巻きとも呼ばれます。皆さんも食べはりましたか?
節分のときに太巻き寿司を無言で丸かじりすることも最近では全国的に広まりつつあるようですね。
もともとは関西が発祥のようで「福を巻き込む」ということから太巻きを食べることが習慣になったようです。
その年に決められた縁起のよい方角を向いて、無言で丸かじりすると一年間健康でいられると言われています。
今年の恵方は南南東です。当山が御座います和歌山県では午前11時26分に太陽がちょうど恵方の位置にくるので
その時間帯に太陽の方に向かって恵方巻きを丸かじりしようと話しておりましたが、その時間はちょうど星祭りが始まった頃で
神事に集中していたため、巻き寿司を食べることはすっかり忘れてしまっておりました。残念。。。
しかし、今年もみなさんと一緒にこうして恵方巻きをいただけたことは非常に喜ばしいことで感謝感謝のひとときでございました。
巻き寿司もとても美味しかったです。ありがとうございます。