投資用不動産ローン（アパート
ローン）は、2023年1～3月期の
国内銀行による新規貸出額が
前年同期比4%増の8,843億円と
5年ぶりの高水準になりました。
地銀に加えネット銀行が融資に
積極的です。前回は、2013年
以降に投資用不動産ローンが
増え始めました。持家の新設
住宅着工数は、2015年1月の
相続税増税による節税需要、
2016年2月以降の日銀のマイナス
金利政策により拡大しました。
2018年にスルガショックでブーム
が弾けました。今回は、アパート
向けではなく、賃貸用区分マン
ションの購入者向け融資が増加
しています。2024年に「タワマン
節税」を防ぐため、相続税の算定
ルールの見直しが適用される見込み
です。投資がらみの不祥事の社会
問題化や金融当局の取締り強化への
方向転換があるかを注視する必要
がありますね。
