中国では、計画停電を行っている地域が
あります。電源構成の6割を石炭火力が
占めています。その燃料の9割は国内炭。
豪州炭は全体の２％程度しかなく、関係
が悪化したことから既にインドネシア産
などに代替されました。中国の石炭価格
高騰は、国内の供給不足によります。
石炭採掘企業は国に対して採掘量計画を
事前に報告する義務がありますが、報告
数値を上回る「闇採掘」が行われていました。
炭鉱事故が相次いで、違反に対して厳罰化
されたことが価格高騰の背景にあります。
インドでも、電力不足が懸念されています。
石炭火力発電所の半数以上で、燃料の在庫が
3日分を割り込んだと言うことです。インドの
電源構成に石炭火力が占める割合は約7割。
オーストラリア産の電力用石炭のスポット
価格は1年間で4倍、13年ぶりの高値にあります。
電力不足が経済活動を阻害すると懸念されて
います。
