米政府は、半導体の国内生産を促進
するため250億ドル(約2兆6,000億円)
規模の補助金を投じる見込みです。
中国は政府系ファンドで205億ドル、
地方政府系ファンドにより530億ドル、
計735億ドル(約7兆7,800億円)を
国内の生産拡大に投じています。
2019年の世界の半導体シェアは、
米国勢が47%、韓国が19%、日本が10%、
欧州が10%、台湾6%、中国5%、その他
3%でした。生産能力では、海外に生産
委託をしているため、米国勢のシェアは
12%にとどまり、中国の15%に逆転され
ています。このままでは、中国との格差は
拡大する一方です。
半導体は巨額の設備投資資金が必要なため、
公的補助金を得られない国のメーカーは
不利になります。