昆虫写真家の海野和男さんの
トークショーに行きました。
昆虫の本の出版により生計を
立てることは、難しそうです。
印税は、かつては10%でしたが、
今は6%程度です。マレーシアで
出版した本は、ほとんどの作業を
自分でやり、印税は1冊当たり60円
程度。初版の2000冊で、12万円の
収入です。旅行費用も賄えません。
自分の本を子どものころ読んだ人が
昆虫写真家を目指していることを
知るのが嬉しいと仰っていました。
海野さんは、業界第一人者です。
そこの地位に行けない写真家が
沢山いるわけです。ツアーに行けば
素人の参加者の方が立派な機材を
持っているなどということが
起こりそうです。それにしても
撮影時の記憶や蝶の名前にもの
凄く詳しく、プロの貫録を示し
ました。