メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

塩辛すぎたロックフォールチーズのタルト

2016-08-08 23:30:12 | 食文化
フランス南西部ペリゴール地方の古い田舎町サルラの
小さな小さな本屋さんでやっと見つけたレシピ本は
やたらと薄い6ユーロ(約7百円)。


パラパラとページを繰れば
そこにあるのは32種類の郷土料理のレシピです。


けれどもふたつの問題が!

ひとつは、レシピがあまりに大ざっぱ。
もうひとつは、そのほとんどがこんな物を使います。

フォアグラ
フレッシュなフォアグラ
アヒルのレバー
スモークしたアヒルの胸肉のスライス
ガチョウの首の皮
アヒルの油
アヒルの挽肉
豚のレバー
アヒルの砂嚢

さすがフォアグラの産地ですが
この料理本、メイおばさんの現実からかけ離れていて
ほとんど役に立ちません(笑)。

それでもせっかく買ってきたのだからと
気が向くとポチポチ変形バージョンで作っています。

これは一番最近作った「ロックフォールチーズのタルト」です。


ロックフォールと言えば、アオカビで熟成されるブルーチーズ。
ツンとしたきつい香り、いえ匂いに(笑)
好き嫌いがはっきり分かれることでしょう。

さてさてそんなチーズを使うこのタルトですが


ちょっとそのまま日本語にして書いてみますと


材料(6人分):
-パイ皮
-ロックフォールチーズ 100グラム
-卵 4個
-牛乳 500cc
-生クリーム 200グラム
-おろしたグリエールチーズ
―塩、胡椒

作り方:
パイ皮をバターを塗った焼き皿に敷いてください。
ロックフォールチーズを砕いて表面を覆ってください。
卵、生クリーム、牛乳、塩、胡椒を混ぜてこの上に注いでください。
おろしたグリエールチーズをパラパラと振って適温のオーブンで30分から40分焼きましょう。

まあ、こんな具合なのですが
「適温のオーブンで」って言われたってねえ(笑)。

メイおばさん、仕方なく適当に適温を考えて
勝手に350度Fを設定しました。
摂氏にすれば176~177度。

その結果が、、、、、

まあ、それなりにできました。


まわりのアルミホイルがなんとも味気ないですが
実は訳あり。

本当ならば冷凍のパイクラストに打ち粉をして
麺棒で好きな厚さに延ばしたかったのですが
いつものスーパーはなぜか品切れで
粉から作る時間はなかったものですから
仕方なく出来合いのタルト台にしたのです。

さあて、焼き上がって
夕食のテーブルに運ばれて


ナイフを入れれば
中身はこんな風にトロ~リです。


かんじんのお味ですが
なにしろロックフォールをたっぷり使っていますから
ちょっとどころかかなりソルティー、塩からい。
次回はロックフォールの量を少なくしなければ、、、

早々に根を上げて
これ、何とかならないものかしらと頭を巡らせて
その結果が翌日の
とてもとても美味しい「コ○○ケ」となりました(笑)。

ということで
フランスはペリゴールの郷土料理
「ロックフォールチーズのタルトのその後」はまた明日!

ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
いつもありがとうございます!
どうぞ良い一日を!
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