メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

人のため?、自分のため?~料理の基本

2016-07-06 02:46:02 | ライフスタイル
つい4日前までの東京暮らしでは
家から駅まで歩くたった何分かで
額から汗がつたっていたというのに

まあまあ、なんてことでしょう。
家の中では冷房もいらず
外を歩いたって汗一つかかず
今、午前11時の気温は15度
まるで避暑地のようなシアトルです(笑)。

シアトルっ子の友人たちが
「シアトルはいいよ~。夏は特に最高だね!」
と自慢げに言うのがよくわかります。

夜でも暑かった出発前夜に
届け物があって娘の家へ寄りました。
なんていって「届け物」にかこつけて
顔を見たかったようなもの。
母とはいくつになっても母でございます(笑)。

「準備で忙しいとは思うけれど、どうせならちょこっと夕飯食べていかない?」

たとえいくら忙しくとも
そんな誘いにどうあらがえましょう。

要領よく、手際よく
さささ~っと母の目の前で作ります。

「何作ってるの?」
「春巻きよ。二種類のね。」

面白いものです。
私が作る春巻きとは巻き方も、中に入れる具材の組み合わせも違います。
ふむふむ、なるほど、母はまたもや勉強です。

カニと椎茸とネギ


長芋と挽肉とチーズ


焼き上がった春巻きは

3種類のソースでいただきます。


唐辛子とお酢とガーリックにお砂糖、お塩を加えたシラチャーソース。
スイートチリソースに
ナンプラー&レモン


ズッキーニのマリネと

わかめと卵の炒めもの


そしてご飯はミョウガのたきこみご飯。

嬉しいことに車で来た母のためにノンアルビールまで出てきました。


「ねえねえ、あなたひとりでもいつもこんな風に作るの?」

そんな母の質問にきょとんとした顔で答えます。

「そうだけど?」

負けました、完全に。
母であるメイおばさんはひとりの時にはまず手抜きして
目いっぱい、やすきに流れますからね(笑)。

そうかぁ、、、、、お料理って

「誰かのために作ってあげて、喜ぶ顔が見たい。」
ばかりではなくて

「自分のために作ってあげて、自分を喜ばせてあげる。」

というのが基本かもしれないなあ。

かくかくしかじか
最近はとみに子供たちから学ぶことが多くなったメイおばさんです。


読んでくださってありがとうございました。
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2 コメント

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Unknown (どあ)
2016-07-06 21:56:10
優しい娘さんなんですね(^^)
私は45歳で65になる母がいるんです。母が時々遊びに来た時、に色々な邪念が有るのか料理を作るのに緊張してしまいます。
夫にもいつもより時間がかかっている割には?という感じで^^;
メイさんの娘さんのように自然体でおもてなし出来るようになりたいです(^^)
Unknown (どあ様へ)
2016-07-07 02:34:46
それはきっとお母さまがしっかりとしてお料理などもよくおできになる方だったからではないでしょうか。私の場合は料理は好きでも不器用なものですから、娘たちも「ママの前なら安心、なんたってママよりはずっと上手にできるから」のようなリラックス感があるのかもしれません(笑)。どんなメニューだろうが、どんな出来だろうが、母というのは娘が作ってくれる料理はありがたくも嬉しいいもの。「まだまだ私の方が上」と思わせるのも、「もう娘にはかなわない」と思わせるのも、どちらも親孝行だと思います。どあさんもお母さまのためにどうぞリラックスしてお作りくださいね。コメントをありがとうございました。

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