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活動報告、2019,02,15

2019年02月15日 | 読者へ

      活動報告、2019,02,15

 ブログの更新が滞っています。済みません。

 今は、『小論理学』の終了後の「一休み」の気分も終わって、次の『フォイエルバッハ論』の仕事を「主たる仕事」として、他の仕事を「従たるもの」として、少しずつ進めている所です。

 『フォイエルバッハ論』の仕事は、本文の訳と注釈はほぼ終わりました。が、例によって「付録」の仕事が残っています。この「幾つかの付録」で、マルエン哲学についての総評をまとめようと考えました。そうすると、かなりの物を読み直し、新たに読まなければならないことになります。年齢を考えますと、「初版は『とにもかくにもまとめました』というだけで好い。完成は再版にする」という私のやり方は通用しません。しかも、正直に言って、私の脳力が衰えてきて、一日に勉強に充てられる時間が減少しています。

 「これを終えたら、『精神現象学』の決定版(第3版)に掛からなければならない」という気持ちは、熊野純彦の新訳が出て以来、一層強まっています。

 言い訳になりましたが、正直な所です。まあ、「鈍足のマラソン・ランナー」らしくやるしかないでしょう。ご理解をお願いします。

ついでに

 市村さんから「海外からpdf鶏鳴双書の注文ができるか」との質問がありました。「多分、②のゆうちょ銀行の口座に振り込めるでしょう」とお返事しました。「消費税と送料は、国内からの注文と同じです。定価の中に入っています」と書くのを忘れました。よろしく。牧野紀之
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2 コメント

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活動報告を読んで (川上隆祥)
2019-03-02 11:23:50
牧野先生の訳されるヘーゲルは、最も納得できる内容で、楽しみながら拝読させていただいております。
数年前の活動報告では、「大論理学」の翻訳の途中から、改定の必要を感じて「小論理学」へ取り組んでいると書かれていたと思います。大論理学の翻訳についてのご予定も伺えれば幸いです。
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お詫びと、感想。 (穴澤孝太郎)
2019-03-16 22:26:36
以前、先生のメール宛に、直接メッセージを送ってしまい、大変恐縮で反省をしております。本屋で牧野先生の『精神現象学』を読むたびに、深く感動しています。『私は、このヘーゲル哲学の中で、世の中と、世の中との関わり方、ひいては、己自身との葛藤の有様を、具(つぶさ)に観察し、自己を一貫している矛盾とは何かを、知ろうとしているのだ』と、理解を自分自身に求められました。
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