マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

お知らせ

ながく、牧野紀之の仕事に関心を持っていただき、ありがとうございます。 牧野紀之の近況と仕事の引継ぎ、鶏鳴双書の注文受付方法の変更、ブログの整理についてお知らせします。 本ブログの記事トップにある「マキペディアの読者の皆様へ」をご覧ください。   2024年8月2日 中井浩一、東谷啓吾

か(彼)

2006年11月21日 | カ行
 1、第1の意味はもちろん「他称の人代名詞」であり、「遠称の指示代名詞」です。

 2、第2の意味として、学研の「国語大辞典」によりますと、「『何』と対応して、ばくぜんとした事柄を指す語」というのがあります。

 用例として、「娘の嫁入りや何やかやでひどく生活が苦しかった」(中山・厚物咲)が挙げられています。

 この第2の意味では「か」ではよくなまって「かん」と言うことも多いと思います。

 3、第2の意味の語法をいくつか挙げておきたいと思います。

 (1) 何(なん)とかかとか(何とかかんとか)言って逃げる

 (2) 何(なん)のかのと(何のかんのと)ごまかす

 (3) 何本とかかん本とか言わないで

 (4) ~云々(うんぬん)かんぬん