植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ボカシ肥料の効果やいかに

2019年05月19日 | 植物
井上尚弥君のタイトルマッチを見損ないました。
あれだけ楽しみにしていて、テレビでも前宣伝を毎日見ていたのに。テレビの放送時間を
チェックしていないのですよ。

彼は、ワタシの知る限り過去さかのぼっても日本人で最強のボクサーだと思います。
昔は、ファイティング原田とが具志堅用高とかが凄いと評価されていましたし、最近では
長谷川穂積、内山高志、山中慎介などが名チャンピョンでした。しかし、このひとの強さは
頭抜けています。18戦16KOの戦績では語れないくらい恐ろしく完成度が高くパンチも桁外れ
です。
ワタシが、言うまでもないのですが、階級の壁を越えて最強とされる「パウンドフォーパウンド」と
いう称号をつけるランキングがあります。
大昔は、シュガー・レイ・ロビンソンの強さを讃えてこう称されたのが起源で、
マイクタイソン、マニー・パッキャオ、フロイドメイウェザーなど、誰でも知っているボクサーが
パウンドフォーパウンドと呼ばれていました。個人的にはこないだまでは、ローマン・ゴンザレス(通称ロマゴン)という
軽量級のスーパースターだと思っていましたが、現在はワシルロマチェンコです。で、そのランキングで7位につけている
のが井上なんですね。当然、階級がまるで違うので相まみえることはありませんが、そのくらい井上は強く世界が
認めているのです。
あーそれなのに、試合を観れなかった。・・・・・

頭がボケてきているのですな

ボケてと言えば、ボカシ肥料です。相変わらずせっせと肥料作りで、毎日大きな容器に入れた材料を撹拌しています。
以前書きましたが、嫌気性と好気性の二通りの作り方があるのですが、短期でできるし毎日過程が
見れるので、最近ではほとんど好気性です。60度以上の発酵熱は結構なのですが、ちと臭いのです。
米ぬかや油粕などが原料で、発酵とはいうもののこの気温や湿度の中では、腐敗と隣り合わせです。ご近所に迷惑だからと
蓋はしますが、やはり臭う。一週間から10日で発酵が収まり、表面が乾燥したら出来上がり。最初はコーヒー滓やなんか
で黒い粒粒の塊であったものが、完全発酵すると灰色に変わります。顆粒の飲み薬みたいになるのですよ。
土に混ぜるとたちまち溶けてなくなるような感じですかね。試みに、同量の土と品種に左方はボカシ肥料、右方は化成肥料と
たい肥などを混ぜ込んで、同じ環境にして育てたブロッコリーです。



上から見た
ボカシ肥料栽培


通常の肥料栽培


ね、だいぶ違うでしょう。

ということで、今朝は自採りのイチゴをいただきました。屋上の花壇でほとんど野生化しつつあるのですが
自然の環境で育てたイチゴは、甘さが強く酸味もあり、なによりもイチゴの香りが素晴らしいのです。


カラスが狙うので、今はカリブラコアなどの花で隠してあります。
ナメクジ対策も必要です。大きく育って摘んだら、裏がそっくりナメクジに食べられたという家庭菜園では「あるある」
のパターンです。花が咲いたころには薬剤をパラパラとまきましょう
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やはり、バニラが枯れてしまいました

2019年05月18日 | 植物
ほったらかしで、水を適当にやっていたのですが、そこはラン科の植物、水苔が水をためて
根腐れになったと思われます。
しかし、とりあえず、まだ茎が残っているので、挿し木にしてみました。以前、そんなこともあろうかと
挿し木で増やしたもう一つののバニラの苗は元気なので、ついでに30センチばかりツルを切って
水苔に差しました。


ラン科の植物は、地球上に現れた植物では一番新しいにもかかわらず、もっともその種類が多いのだそうです。
恐らく地球の環境に順応して進化を遂げ、多様な増殖手段を持っているからでしょう。近種間の交配が
容易なので、新たな種が誕生するのですね。

胡蝶蘭などは、水遣りを忘れて1か月くらいはまったく平気ですが、根腐れでいとも簡単に枯れることもあります。
しかし、他の種類はなかなか強健です。バルブに水や栄養を蓄える仕組みや、あちこちから気根を出して
根付くしぶとさもあります。株でも増えていくし、実をつけて種でも繁殖できます。

どうせやるなら、もう少し挿し木をやろうと思って、デンドロビウムの「高芽」(バルブや茎の途中から根を出し
単独で新たに茎と葉を出します)をとって、一鉢作りました。

あとは、「ストレプトカーパス」の挿し木にチャレンジです。
ストレプトカーパスは、株元から大きな葉がロゼット状に広がるタイプと茎が立つ葉が小さいタイプに分かれます。




いずれも、過湿・低温・直射日光に弱く、油断するとあっというまに枯れます。葉っぱに水がたまると腐って
駄目になります。育てにくい植物群の一つです。紫と白を基調に小さな花を次々に咲かせます。環境さえ
よければ、半年くらいぽつぽつと咲きますね。ワタシは、これが好きで何回も買い、何回も枯らしました。
最近はやっとなれてきたかな。

挿し木と言えば、6.7年前バラを始めて「ロザリアン」を目指そうと思った頃、バラの挿し木に挑戦しました。
少し時季外れの3がつに3本の切り花を買って、30本ほどの挿し木を試みました。結局つぎつぎに枯れて
最後に残ったのが二鉢。1年くらい鉢で大きくして地植えしましたが、いかんせん弱い挿し木苗で、息も絶え絶え
花を咲かすどころではありませんでしたね。家内から「お父さん、これは抜いちゃえば」と宣言されましたが。
「ド根性バラ」を捨てるに忍びなく、また鉢植えにしたり移植したりして、今日独り立ちして毎年いくつかの花を
咲かせてくれています。切り花用のバラは、大概がハイブリットティー(HT)といわれるモダンローズで、四季咲き、
首長で花もちが良いのですね。





バラは、育苗家さんたちは、通常野ばらを使って接ぎ木します。ネットで安く売っているのはこの接ぎ木したばかりのもの。
1,2年かけると立派になりますが、値段も高くなります。
挿し木は、あくまで趣味で気長にやるもののようです。あと、実が成りますね。ローズヒップと呼ばれて、そのまま食べたり
ローズヒップティーにするようです。この実から種をとって植えるのも一興です。多品種と交配して新種が出来るかもしれませんね。
ただし、ローズヒップが出来る品種は限られているようです。
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欲はありますとも 人間だもの

2019年05月16日 | 植物
枇杷の実が、すこしずつ黄色に変わってまいりました。



予想通り、小粒ですね。
まだ3年目の幼い果樹で、ワタシの背丈位、葉っぱもわずかなので、本来
収穫など期待せず、木を成長させるようどんどん摘果しなければなりません。去年3,4個食べたのですが、甘くておいしいので
数を優先し摘果を躊躇した結果、小ぶりなまま熟し始めたということです。あーあ、欲をかいてしまった。

アスパラガスは、昨年我慢して一本も収穫しなかった結果、今年は随分太くなったものが食べられました。梅雨くらいまでは
安定的に生えてくるので、しばらくは食べようと思えば食べられます。

ですが、もう止めときます。これ以上新芽を摘んでいると、株が衰えてしまいます。

アスパラガスは、種から育てると約3年で、食べられる程度の細い芽が6月くらいまで上がってきます。しかし、そこでずっと収穫してしまうと
下手をすると枯れてしまいます。アスパラガスは、うまく育てれば、7,8年は収穫できるので、数年は葉を伸ばさせて光合成を
させ、株に負担をかけないようにするのです。


ある程度葉や茎が成長すると、芽出しも止まります。この茎は倒れやすいので、アンドンに仕立てたりロープなんかで倒れないよう
固定します。
 獲りたてのアスパラガスは、みずみずしく生でぽりぽりいけます。自家製の有機肥料と液肥のおかげか味が濃くて最高。
ですが、欲をかかずに来年を待つのですね。

この歳になってくるとだんだんと欲が減ってきます。
7つの欲というと、金銭欲、物欲、食欲、色欲、権力欲、名誉欲、睡眠欲だそうです。
しかし現実はもっと複雑で、分類数は30とも40とも言われています。

おおまかにいくと、自分の生命維持につながる本能的な欲は、食欲・睡眠欲くらいですか。あとは、無くても
死にはしないようなものです。因みにワタシはどうやら食欲に収斂しつつあるようで、それも血糖値を気にして抑制的な毎日ですな。

昔、ゲーテがこういったそうな
空気と光と友人の愛、それだけあれば落胆することは無い

何かの欲が、個々人をはじめ、人類全体の幸福や繁栄にまでつながったことは紛れもない事実です。
しかしながら、一方でその欲が、自分や他者を破滅させ、戦争に突き進んだり国家間の存亡に至ることを繰り返してきたのも
歴史が教えてくれます。

ワタシは、人と付き合う時や、金銭的なやり取りが生じるときなどに一つだけ守っていることがあります。
それは、自分の方が、ちょっとだけ損をすることを選ぶのです。割り勘では、端数分はコッチもちにする
とか、何か頂いたら、少なくともそれ以上の価値があるものでお返しするとかね。
わずかなもので、当方が、けち臭いとかズルいとか思われるのは嫌なことでしょ。
自分の利益を優先したために些細なことで大きな争いになり、肉親ですら敵にするのが世の常。

それでも、ワタシの食欲だけは旺盛で、屋上で今シーズン初のイチゴは、写真を撮るのも忘れ洗うのも待てず
口に放り込んでしまいました。


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犬並みの知能

2019年05月15日 | 植物
一説によると、ワンコの知能は、人間の三歳児くらいらしいです。
最初のしつけが、甘えた鳴き声を出すと、飼い主が飛んでくるということを覚えるので、
仔犬が鳴いてもいかないように、と教わりました。
うちの甲斐犬「スミレ」はごく最近数回脱走しました。首輪につけたリードが外れてしまった
のですが、どうやらその留め具が、強い力で引っ張った状態で、ある場所に両側から挟まれる
(つまり彼女の毛皮や肉が盛り上がっている)と、外れるということに気づいたのですね。
本犬が、ぐっと引っ張って、首をのけぞらせると簡単に外れたそうです。

このスミレも、やんちゃ盛りで生後6か月になりました。噛み癖は徐々に収まりつつありますが
一方では、生意気にワウワウ吠えるようになりました。
まだ、番犬としての反応ではなく、例えば私たちが出かけようとすると「置いて行くな」とばかり
吠えます。ワタシが車に乗り込んでも然り。掃除用具、とりわけ掃除機には過剰に反応して
猛烈に吠えますな。

そういえば、飲み屋で人の手を噛んだとか、企業経営者の発言に噛みつくとか、で話題になっている
国会議員が居ます。今回は、「北方領土を取り返すのは戦争しかない」と吠えたそうですよ。
ロシアとの国交に関して最悪の発言だと、ロシアの要人がおっしゃったとか。ロシア人でも、たまにはまともな
ことを言うんですね(笑)。
いや笑い事ではありません。国辱ものです。国益を損なう発言であり、国民感情を愚弄していますな。
吠えたり、噛んだり、犬並みの知能しかないこういう議員を首にできないようでは、世界の笑いもの。

しかし、日本の国会議員も質が落ちました。早い話「多すぎるのですよ」議員の数が////
例えば、日本の3倍近い人口の米国は、上下院合わせて535議席。それに対して日本は704人
世界第7位だそうです。
なんでもアメリカが正しいとは思いませんが

2院制も不要、議員は今の2,3割もいれば間に合いますな

今朝も巡回、ヨトウムシの卵を発見。ワタシの観察では、必ず数か所に分けて産卵します。
ですから、一か所見つけたら、必ず近くの葉の裏にあります。孵化すると1週間くらいその
葉にとどまって猛烈に食べますので、幼虫たちの食料確保のために分散させて生むのですね。

葉をちぎって処分するか、手でつぶすか、殺虫スプレーをかけるかです。今日は、メダカたちのご馳走になりました。
生餌ですから、食いつきが違いますね。さしずめキャビアみたいなものでしょう

ワタシも、ようやく落ち着いて収穫できるようになった「桑(マルベリー)」の実を10時のおやつに
頂きました。

マルベリーは、赤みが消えて真っ黒な状態が一番のタイミングです。早いと酸味が強いし、遅いとしわしわになり
味も落ちます。さわやかな甘みと少しの酸味が合わさると絶妙な食味になりますね。
あしが早い果実なので、市場には出回りません。菜園をやる人だけの楽しみなのですよ フフフ

ところが、「佐藤錦」6個がいつの間にか4個になってる。まだ青いのに、鳥にやられたのかも。

悪いことばかりでもなく、開花してないと思っていたプラム「サンタローザ」に一個だけですが実がついていました。

そして「ポポー」

これは、ひょっとしてポポーが結実したのではなかろうか。今年で5年目となるポポーですが、いまだにその果実は目にしておりません。
注意深く見守るとします。というのも、もう一本授粉樹として植えているので、もし自家結実性があるなら、抜いて処分出来るのですよ。
大きくなるらしいので邪魔になるものは整理しないと。

ガーデニングを本格的に始めて5,6年になります。そろそろ花の咲かない草木、実を付けない果樹などに見切りをつける
時期にさしかかってきましたね。

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言わんこっちゃない、雨だ

2019年05月14日 | 植物
今日は、某社主催のゴルフコンペ。
朝から本降りとなり、お昼で上がりました。正午に人が来るのでそれもあって
ハーフでおしまいにしました。やはり、普段の行いが良くないか、あるいは
コンペの関係者に雨男がいるか、ですね。

実は、ここ数日間、バイオリズムが下がっているのか、身の回りが何とはなしに
バタバタしておったのです。ユニクロのレジで、現金が詰まったり、カミさんが
家に財布を置いたまま車で出かけたり、梅の木にアブラムシが大量発生、今朝は
ゴルフシューズが行方不明になったりと。iPhoneが見つからなくて探したのは年中行事ですが。

こういう時は、慌てず騒がず、そういう流れが通り過ぎるのをじっと待つのが肝要です。
今日のゴルフも、近年にないくらいひどい出来でしたな。



今回は、バラ以外でいきましょう。

これは、スズランの木「ゼノビア・プルベルレンタ」という種類で北米原産。春先の若葉が薄緑に優しい紫色が乗って
パステルカラーになりました。葉っぱだけでも価値があります。5月にスズランに似た花をたくさんつけますね。
スズランの木は、もう一種あって、こちらは「オキシデンドルム」。世界三大紅葉の一つだと言われてるそうです。
本家のスズランは、何度か地植えしましたが、いつの間にか溶けてなくなりました。栽培は容易と聞きましたが。

次は、オセアニアチーム
エレモフィラというゴマノハグサ科の植物


次は、左がボロニヤピニャータ、右がセルリアですね


こちらは「カンガルーポー」アニゴザントスが正式名称、カンガルーの前足という意味ですが
ピンときませんな。


これ以外に、屋上ではコリゼマ、マメ科のアカシア、フトモモ科ユーカリと、みんな鉢植えになっておりますが、
花のシーズンではなく割愛します。

オセアニアの植物たちは、乾燥していて日照が強く熱い環境が適している(と勝手に想像しています)はず
なので、屋上に置いているのですが、実はどれも癖があって育てにくいのです。少なくとも耐寒性が低いものが
多いので、冬越しが難しいですね。

例えばボローニャは、環境が適していないと花が咲かず、パラパラと落葉したりします。
以前、鉢の中にコガネムシの幼虫が入ったり、アリの巣になったりと3度枯らしました。
最近はようやく枯れずにピンクの真ん丸の小花を咲かしてくれます。
可愛い植物ですよ。

アカシア、ユーカリは、丈夫ですが生長が早く、地植えにするとたちまち巨木になり手に負えなく
なります。公園なんかの街路樹にはなるでしょうが、よほど土地が広くないと植えてはいけないものだと思います。
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