植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

イブちゃんも好きだけど、アンジェラちゃんも好き

2019年05月13日 | 植物
わが国では、普段の心がけは、お天気に反映されるというのが常識ですな。
珍しくまっとうなことをすると、雪が降るなんて言います。

ここ3回ほどのゴルフは、いずれも晴天、特に悪天候が続いたGWのさなかに雨ふりを
避けてプレーできたのは、ひとえにワタシの心がけの賜物でしょうかな。

ワタクシの若いころは、それはもうひどい有様で、火宅の人とか、ろくでなしとか
鬼畜(それは無いか)等々、思い出すと顔から火が出るような思いがいたします。
自分のことしか考えられなかった時代を、「若さゆえ」と片づけるわけには参りません。記憶に残るのは
そうした苦い思い出や失敗したことばかり、今更反省しても仕方ないのですが。

齢を重ね、様々な経験を通じて、わずかずつながらも、いくらかましな人間に近づいていければ
と思っています。

ここまでなんとか生きているのは、皆さんのお陰ということに思い至りました。
ならば、これからは、わずかながらでも人の為に役立つよう心掛ける、という殊勝な気持ちであります。

これをワタクシは「幸せのおすそ分け」と呼んでいます。もはや、富や名声、幸福を独り占めにすることは
ありませんが。自分にできる程度の些細な事で、周りの誰かを喜ばせる、こんな感じでよかろうと思いますよ。

とはいいながら、浮気なワタシ。

バラ「イブピアッチェ」は、妖艶なドレスをまとってフラメンコを踊る妙齢の女性みたい


イブちゃんにメロメロ、などと言いながら、つるバラ「アンジェラ」に懸想してしまいます。
同じ濃いピンクの花ですが、この時期に一斉に咲き始めます。
まさに、天使のような花が一面に咲き乱れるのですよ。


小振りなカップ咲きで、花の数が非常に多く、このアンジェラを見上げると息をのむような美しさに圧倒されますよ


お次は、真打「ピエールドゥロンサール」。このバラを語るに言葉は要りませんね。2006年世界のバラ殿堂入り。
フランスの詩人の名前を冠した世界で最も有名で、万人に愛されているツル性のバラ。この花をみてバラ栽培を始めた人も多いはず。
まだ、咲き始めなので、盛りになったら、特集を組みますよ



これは、黄色いバラとしては著名で、2009年殿堂入り「グラハムトーマス」。鮮やかなピュアイエローが少しずつ退色して、やわらかなクリーム色
になりますね。

本日の最後は「アイスバーグ」英語では氷山、産出国のドイツ語では白雪姫と名付けられました。
こちらは、1983年の殿堂入りのつるバラ、病気に強く日陰でもたくさんの花を咲かせる純白の名花です。

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ナントカ週間というのは、なにかいかがわしい

2019年05月12日 | 植物
昨日から、交通安全週間です。

滋賀の園児の死亡事故はじめ、毎日痛ましい事故が発生しております。交通安全の啓蒙活動も
いいでしょう。違反取締強化も結構だ。

ですが、わざわざ違反を起こしやすいところにコッソリ隠れて、違反切符を切るのが、かの
公僕たる警察官の仕事と思われたら困ったもんです。違反を是認するつもりはさらさらないのですが
切符を切られた人たちは、罰金を払い、免許更新では、犯罪者扱いされ、割高な講習料を払わされる、
ことになります。のみならず、自動車保険の保険料にも影響が出るわけですね。取消しにでもなれば
運転を仕事にしている人は、おまんまの食い上げになります。

市民の生活や安全を守るのが警察の使命。それが、善良な市民から罰金を巻き上げるのがノルマなのだ
そうですよ。切符をきるより事故が起きないよう辻に立って指導なさいよ。
隠れてないで
罰金が、違反に対する抑止になるという考えはもう通用しません。

それに、必ず名前が出てくる「交通安全協会」。警察官の天下り団体で、免許更新時に諸手数料を取っている
業界団体です。冊子、会報を発行していかにも貢献してます、みたいな感じです。免許更新がある国は
そう多くはありません。あっても最低5年から10年更新がほとんど。巨大な利権があるのです。
まあ、車検も似たようなものですけど。

因みに私が切符を切られたのは過去20年で一度ありました。

それはそうとして、愛鳥週間なのだそうです。わざわざ「週間」と構える必要があるのかな?
疑り深いワタクシは、ここにも、補助金目当てとかなんとか、何か思惑があるのではと、つい勘ぐってしまうのです。
愛鳥家は、そんなものが無くても野鳥を愛するし、それ以外の人たちは、なにも関心をよせないでしょう。ワタシがそうであったように。

今のワタシは、プチバードウオッチしてますし、給餌、水場の設置もしております。今だ営巣の兆しはないものの
巣箱までかけましたな。


あーそれなのに。

屋上に置いてある「スイレン」の鉢が荒らされました。カラスの行水でしょうか。3,4枚の葉が
無残にちぎれておりました。以前から、カラスが出没しているので警戒をして、メダカプールほか4つばかりには
メッシュパネルで防御してはいたのですが。


更に、今朝はムクドリが、大事な桑の実を食べに来ているのを発見。
どおりで、いやに熟すのが遅いな、落果が多いなと訝っておったのです。

歴代の皇后さまが、蚕を育てているのは有名な話です。最近までワタシは知りませんでした(そういえばそうだった、忘れていたのか)
「小石丸」という蚕を育て、絹糸を作る「御養蚕」という伝統だそうです。雅子様が虫嫌いでなければいいのですが。

で、大きい食用の桑の実が取れる品種(マルベリー)を植えまして、毎年この時期に実が熟すのです。
ポリフェノール・アントシアニンだけでなく豊富なビタミン・ミネラルを含み、糖尿病予防に有効なのはよく知られています。
甘酸っぱく美味しいこの桑の実を、手を紫色に染めながらつまんで食べるのがこの時期の日課です。

目の粗いネットをかぶせて様子を見ます。パン屑屋らビスケットをあれだけ食わしてやったのに恩知らずなムクドリめ。
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傍若無人なスミレ

2019年05月11日 | 植物
昨日は、書道の先輩方をお招きして昼食会でした。
といっても、男の手料理、カレーと自家製野菜のサラダという質素なもの。
何やかやで、ブログはお休みとなりました。

今朝は、庭植えのカンナの移植を行いました。カンナ(ハナカンナ)は熱帯地方原産、暑さには
めっぽう強く、乾燥と寒さが苦手です。時々道路端や植え込みに野生化しているのを見かけますね。
「トロピカル」シリーズというのが日本では普及種になっていて、かなり寒い地域でも冬越え出来る
ようです。赤やピンク・黄色の花を次々に咲かせ、花期が長いのもいいです。ただし、まめに花ガラを
摘まないと、茶色に枯れて見苦しくなりますな。

いつもの花菜ガーデンで、職員の方に育て方を教わりました。冬が近づくと地上部が枯れこんでまいります。
敷き藁やもみ殻をかぶせておけば4月には新芽が吹きます。
そこで、見かけた「ダーバン」という品種が、それはそれは存在感のある見事な植物でしたね。
濃い赤紫の大きな葉にピンクの葉脈が走り、オレンジ色の巨大花を咲かせます。
早速、ネットで探したところ、これがなかなか見つからず、見つかっても「売り切れ」。約2年間、思い出したときに
ネットをチェックしてました。

移植ごてをカバンに忍ばせて、花菜ガーデンで一欠け、地下茎を失敬しようかと本気で思いましたが
これは窃盗、思いとどまりました。おそらく頼んでも県の運営ですから断られるでしょう。



その「ダーバン」をようやく見つけて取り寄せ、母屋の庭とマイガーデンに植え付け、何年美しい花を咲かせております。
病害虫もつかず、旺盛な生長と沢山の花付きでもう2種類を育てております。

ところが、この春に問題発生!
こいつですよ。


 スミレ!
これが、庭をほじくるわけです。カンナの芽を齧るわけです。ですから、いくら葉が出ても大きくなる前に
ぼろぼろになってちっとも育たないのですね。ビールケースを逆さにしてかぶせても、あっという間に
撃破。

これは完全に植物虐待ですぞ

そこで、急遽全部掘り上げ、彼女の手の届かない裏手に移植をいたしました。思ったとおり地下茎は増えておりましたので
ついでに5,6個ばかり鉢に植えました。首尾よく芽が出たら、、、、ネットで販売しちゃるぞ

本来のカンナは、こうなっている時期です。

移植後の一部の鉢はこれですよ。


もう一種「ベンガルタイガー」という、緑の縞々模様のカンナも素敵ですが、これまたなかなかネットで売ってないんですよね。

気長に探すとしたもんです
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パフィオペディルムが咲きました

2019年05月09日 | 植物
洋ランを始めて、はや5年、いろんなランを育てて(枯らして)来ましたが、ついに丸3年で
ようやくパフィオペディルムの花を咲かすことが出来ましたよ~~(^^♪



語源は、ギリシア語で「ヴィーナスのスリッパ」に由来するとのこと。花弁の下が上向きの袋になっていて、
なんか、食虫植物みたいですが、袋の中には虫が入ることは無いようです。一度咲くと1ヵ月以上そのままですね。
割合、水分を好むと書かれてありましたが、2,3回枯らしたのは根腐れみたい。
冬場に水を遣りすぎると、大概の蘭は弱りますね。前回他のパフィオが花芽を付けたのですが、蕾のまま
しわしわになっちゃいました。水切れか、低温か、はたまた蕾の所に水が溜まって蒸れたか、原因不明です。

しかし、やはり、本格的に温室管理が出来るようになったのが一番かな。サーモ付きヒーターに、加湿器、循環用ファン
などを完備(自作ですけど)、温度湿度を見れるガラス張りの温室になったら、胡蝶蘭なども次々に咲くようになりましたな。
適当にやるのはいかんですわ

とか言っている場合ではなく、昨年うちに来た「アングレカム レオニス」という蘭の葉が3か所黒く変色(腐ってるか)
してました。とりあえず、病変部分は切除しました。乾燥させて育てる品種なので、例によって水のやりすぎ化。
水を切って、様子を見ます

バラです

前に殿堂入りのバラを優先的に栽培していると書きました。それにはもう一つ理由があります。
それは、基本的に安価なのです。
殿堂入りすると、当然バラの生産から販売まで需要が高まりますから、世界中で広まります。
すると、当初あった特許みたいなものも20年もたてば無くなりますので、誰でも挿し木や接ぎ木で
増やせるようになります。ですから、大体4000円前後のバラ苗が1000円位になって出回るわけです。
アウトレットとか訳ありとかで販売されるので安上がりという訳。

これは1994年殿堂入り「ジャスト ジョーイ」です。ネーミングは、作出した人の奥さんの愛称とか、単純に「喜び」でいいじゃん
とつけたとか言われてます。花径15センチにも及ぶ大輪の花です。




次は1979年殿堂入りの「クイーンエリザベス」。昨年うちにきたニューフェイス。鉢植えで初咲きはやや小ぶりな
花となりましたが、やや濃いめのピンク色がなんと気品のあることか。


本日これまで
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年を取ると夜明けを待たない

2019年05月08日 | 植物
夜は9時半頃には布団に入るせいか、夜中に何度も起きることが増えました。
ひどいときは12時ころに、はっと目が覚めたりします。随分前から睡眠導入剤の
お世話になっていますが、毎日は服用しないようにしているので、飲まない時には
明け方前に目覚めるのが通例となりました。今朝は3時に起床。年を取るにしたがって、その起床がだんだんと
早くなっておりまして、あと十年もすると寝る前に目覚めることになりそうです(笑

この時期になると5時にはうっすらと明るくなるので、着替えて朝ご飯を食べると
6時にはガーデニングを始められますから、まあ結構と言えば結構ですが

もうすぐ、コガネムシが来るようになりますが、早朝まだ奴らが動きがのろいときに
捕殺する日々が始まります。棚の支柱をゆするとパラパラと落ちてきます。死んだふり
するかとおもえば、土に潜ろうとするものもいて、急いでそいつらを踏んづけたり
捕まえたりしますな。ピークでは毎日10匹以上を駆除します。殺生はしたくないのですが、
そんなことも言ってられないほど、あいつらはひどい仕打ちをしてきます。


母屋で「クロードモネ」が咲き始めました。斑入りの白・ピンク・オレンジの花色がまじりあって、丁度印象派の絵画を
思わせます。中輪ですが花もちもよく。何より実に複雑な香りがいたします。エドゥアール・マネ、ポール・セザンヌ、エドガー・ドガなどデルバール社の画家シリーズの一つですね。


これは「プリンセスドゥモナコ」、前に紹介した「ピースファミリー」の一員で、ふちがほんのりピンクに染まり
砂糖菓子の桃を連想させます。冷え込みと雨のために少し花びらが傷んで茶色になったのが残念です。

次は、先ほど買ってきたガガイモ科の「ゼブリナ」、多肉植物の仲間で、ビザーレプランツとよばれたりするようです。
ビザーレプランツ(珍奇植物)は明確な定義はありません。食虫植物なんかが代表的で、ほとんどが外形的に風変り
であったり、特異な花を咲かせたりするものの総称ですか。

ポケモンで言うと、サボネアみたいな感じですね・・・余計わからん

最後は洋ランの開花
デンドロビウム「アフィラム」です。通常のデンドロビウムは、土からまっすぐ上に伸びて高いところに花をつけます。
節のある茎(バルブといいます)に葉や花をつけるのですね。ところが、アフィラムはバルブが細くて長いので、自然と
垂れ下がってきて、鉢より下に花が咲くということになります。
リップと言われる花の下部の花びらの縁が細かく糸状になって綺麗です。中国は雲南省の原産だとか。
ウンナンサクラソウ、雲南匂いサクラも淡い桜色ですね。

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