植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

日本人として生まれて

2019年05月02日 | 植物
昨日は、テレビを点ければ「令和」に関するニュースと話題一色の祝賀ムード満載でしたね。
令和天皇はもとより、雅子さまの足跡をじっくり確認できたのは私にとって、とても幸甚なことでした。

外交官の娘さんでキャリア官僚。父親の小和田さんは、なにかと評判がよろしくない。
美智子妃殿下に比較され、長らく患い、男子を出産できなかった等々、どちらかというとネガティブな
イメージがありました。

美智子様の苦悩と支援、家族として雅子さまをサポートした陛下などの皇室の方々のおかげで徐々に
公務に復帰し、笑顔が増えてきたのが実感できました。テレビに映る雅子妃のお姿は、実に堂々として
いて、病気の快復どころか、妃殿下の重責を担うにふさわしい準備が出来上がったように見受けられました。
安堵の念を覚えたのは私だけではないでしょう。

上皇の簡明なお言葉も、天皇の即位のお言葉も、その人柄を写し胸に響いてまいりました。こういう気持ちに
なれるのは私たちが日本人であるがゆえでしょう。天皇制が私たちにとって、長い歴史の中で培った
文化や考え方の礎の一つであり今後も連綿と続いていくものだと思います。

それに引き換え、安倍総理の式辞の空疎なことよ。ご当人の胸の内や人となりが信頼に値しない不純なものを抱えていたら、
美辞麗句を並び立てても、誰の心にも残らないのですね。

いささか上滑りな風潮ではありますが、長く続いた不況、大災害、漠然とした国際情勢の不安などが
ワタシたち国民に深く刻まれてきた証でもありましょう。
世界に沢山ある国家の中で、唯一お正月を迎えたような気分ですね。船でご来光を見に行ったり、
神社に詣で、御朱印を求めて長蛇の列をなしたり。

自分にとっては「何か変わったような気もするし、何も変わらないような気もします。」
ただ、この瞬間は、日本人で良かった、と素直な気持ちになります。

こちらは、「万葉」というバラ。微香ですね。黄色が鮮やかで花付きがよくておめでたい雰囲気一杯
コンパクトに育つので、鉢植えがいいですね。


これは、フルートというマイナーな品種ですが、屋上の過酷な環境でも健気にたくさんの花を咲かせてくれます。


こちらは「ロイヤルサンセット」、つるバラとして有名な品種。房状に大輪の香りがいい花をつけます。
猛烈な勢いで生長するので、余裕のあるスペースでフェンス仕立てにします。


最後が「ブラックティー」朱色の中にほんのり紅茶色が混ざったような独特の色です。日本の岡本さんの作出ですね。
香りもありますが、紅茶の匂いではありません。


因みに、日本語で名付けられたバラは万葉のほか、「快挙・花日傘・ふれ太鼓・芳純・鹿の子」を栽培しております。
皇族の名前を命名したのは、プリンセス「チチブ、ミチコ、マサコ、アイコ」などが有名ですね。




コメント
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