植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

やはり、バニラが枯れてしまいました

2019年05月18日 | 植物
ほったらかしで、水を適当にやっていたのですが、そこはラン科の植物、水苔が水をためて
根腐れになったと思われます。
しかし、とりあえず、まだ茎が残っているので、挿し木にしてみました。以前、そんなこともあろうかと
挿し木で増やしたもう一つののバニラの苗は元気なので、ついでに30センチばかりツルを切って
水苔に差しました。


ラン科の植物は、地球上に現れた植物では一番新しいにもかかわらず、もっともその種類が多いのだそうです。
恐らく地球の環境に順応して進化を遂げ、多様な増殖手段を持っているからでしょう。近種間の交配が
容易なので、新たな種が誕生するのですね。

胡蝶蘭などは、水遣りを忘れて1か月くらいはまったく平気ですが、根腐れでいとも簡単に枯れることもあります。
しかし、他の種類はなかなか強健です。バルブに水や栄養を蓄える仕組みや、あちこちから気根を出して
根付くしぶとさもあります。株でも増えていくし、実をつけて種でも繁殖できます。

どうせやるなら、もう少し挿し木をやろうと思って、デンドロビウムの「高芽」(バルブや茎の途中から根を出し
単独で新たに茎と葉を出します)をとって、一鉢作りました。

あとは、「ストレプトカーパス」の挿し木にチャレンジです。
ストレプトカーパスは、株元から大きな葉がロゼット状に広がるタイプと茎が立つ葉が小さいタイプに分かれます。




いずれも、過湿・低温・直射日光に弱く、油断するとあっというまに枯れます。葉っぱに水がたまると腐って
駄目になります。育てにくい植物群の一つです。紫と白を基調に小さな花を次々に咲かせます。環境さえ
よければ、半年くらいぽつぽつと咲きますね。ワタシは、これが好きで何回も買い、何回も枯らしました。
最近はやっとなれてきたかな。

挿し木と言えば、6.7年前バラを始めて「ロザリアン」を目指そうと思った頃、バラの挿し木に挑戦しました。
少し時季外れの3がつに3本の切り花を買って、30本ほどの挿し木を試みました。結局つぎつぎに枯れて
最後に残ったのが二鉢。1年くらい鉢で大きくして地植えしましたが、いかんせん弱い挿し木苗で、息も絶え絶え
花を咲かすどころではありませんでしたね。家内から「お父さん、これは抜いちゃえば」と宣言されましたが。
「ド根性バラ」を捨てるに忍びなく、また鉢植えにしたり移植したりして、今日独り立ちして毎年いくつかの花を
咲かせてくれています。切り花用のバラは、大概がハイブリットティー(HT)といわれるモダンローズで、四季咲き、
首長で花もちが良いのですね。





バラは、育苗家さんたちは、通常野ばらを使って接ぎ木します。ネットで安く売っているのはこの接ぎ木したばかりのもの。
1,2年かけると立派になりますが、値段も高くなります。
挿し木は、あくまで趣味で気長にやるもののようです。あと、実が成りますね。ローズヒップと呼ばれて、そのまま食べたり
ローズヒップティーにするようです。この実から種をとって植えるのも一興です。多品種と交配して新種が出来るかもしれませんね。
ただし、ローズヒップが出来る品種は限られているようです。
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