すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【アジア杯】アジアでたかがベスト8の日本がW杯で「優勝を狙う」だって? 〜日本 1-2 イラン

2024-02-04 14:25:46 | サッカー日本代表
ロングボールにやられっぱなしの日本

 森保監督からはなんの指示もないように見えた。

 敵が打つ手に対し修正がまるでなかった。

 特に後半のイランは最前線に4枚のアタッカーをフラットに並べ、そこへロングボールを入れ徹底的にこぼれ球を狙う作戦だった。標的はDF板倉だ。これをしつこくやってきた。

 対する日本代表というチームは、伝統的に単純なロングボールの放り込みをやられるとパニックになるのが常だ。めっきり思考能力を奪われバタバタする。

 緻密にボールを繋いでくるチームには強いが、ロングボールをガンガン入れてフィジカルでの競り合いを迫るチームには、からきし弱い。

 この日の日本もそうだった。

 かたやイランは、グループリーグ第2戦で日本が喫したイラク戦での敗戦を隅々まで研究し尽くしているような感じだった。

 対する日本はこのイランによるロングボール攻撃に対し、森保監督がなんの指示も出してないように見えた。本当にこの監督でW杯の本番を戦えるのか?

 たかがアジアカップで「2敗も」し、ベスト8止まりの日本が「W杯で優勝をめざす」なんてまったくヘソが茶を沸かす。「それはアジア軽視だ」「アジアは難しいんだ」などと、ワケ知り顔で言う輩は退出願いたいものだ。

「W杯優勝」なんて一体どこのバカが言い出したのかわからないが、日本はドイツやスペインに勝ったからといってそういう安直な思考そのものを根本的に見直す必要がある。

 もっと一歩一歩、地道で確実に辛抱強くじっくり階段を登る覚悟が必要だ。

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