すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1リーグ】仙台がまんまとうまくハメた 〜第16節 名古屋 0-1 仙台

2021-05-29 17:09:14 | Jリーグ
仙台の放り込みとブロック守備が利いた

 ベガルタ仙台のゲームモデルはハッキリしていた。

 ポイントは3つだ。

 (1)マイボールになったらロングボールを放り込む。

 (2)相手ボールになれば素早く自陣に4-4のブロックを敷く。

 (3)名古屋にサッカーをやらせず、なるべくガチャガチャした展開に持ち込む。

 これにより名古屋グランパスは1点先行され、まんまとうまく必敗形にハメられた。

名古屋は速い切り替えをさせてもらえなかった

 名古屋はボールを奪ったら素早く攻めに切り替えたかった。

 だが仙台のネガティブ・トランジション(攻から守への切り替え)が速く、名古屋は攻めへの速い切り替えがうまくいかなかった。

 そのため名古屋はボールを持つと、常に敵の堅固な守備ブロックを相手にすることになった。

 これがすべてだ。

 終盤、ゴール前の混戦が続き、いつ名古屋に点が入ってもおかしくなかったが、勝利の女神は微笑まなかった。

 名古屋は伸ばした手に勝利をつかめなかったが、仙台は伸ばした足にボールが届いた。

名古屋は「人がよく」先制されると相手のペースにハメられる

 変な表現だが、名古屋は「人がいい」。先制されると、ズルズルと相手のペースにハメられる。

 そこでズル賢く切り返し、自分たちのゲームにすることができない。

 これはメンタルの問題だろう。

 逆にいえば仙台は「やること」(前述の3つ)が徹底しており、しっかりしていた。

 彼らは粘り強く自分たちのゲームモデルを貫いた。

 その結果の勝利だといえる。

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