フラッテージのドッピエッタで競り勝つ
EURO2024予選・グループC第6節が日本時間13日に行われ、前回大会王者のイタリア代表がスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでウクライナ代表と対戦した。
ルチアーノ・スパレッティ監督がスタメンに抜擢したダヴィデ・フラッテージのドッピエッタ(1試合2得点)でイタリアが2-1と競り勝った。
先月、イタリア代表監督を電撃辞任したロベルト・マンチーニがサウジ代表監督に就任し、大論争になったイタリア国内である。
それを受け昨季ナポリでスクデットを獲得したスパレッティが任を継いだが、第5節で北マケドニア相手に1-1のドローを演じてまた騒動が勃発。
そんな暗雲を吹き飛ばしたスパレッティ新体制での初白星だった。この勝利でイタリアはグループ2位に躍り出た。
ハイプレスを起点にイタリアが先制
イタリアのフォーメーションは4-1-2-3だ。彼らは右SBを高く上げ、アンカーが適宜、最終ラインに降りてビルドアップする。
一方、ムドリクが怪我でベンチスタートとなったウクライナは、4-2-3-1だ。ジンチェンコが左のCMFに入っている。彼らは両CBが大きく開き、SBを押し上げる形でビルドアップしている。
先制点を取ったのはイタリアだった。前半11分、ショートカウンターの形だ。イタリアがハイプレスを仕掛けると、ウクライナがビルドアップ時にボールを保持した右SBがスリップし倒れてしまう。
このボールをかっさらったマッティア・ザッカーニがボックス内に侵入し、右にパス。受けたダヴィデ・フラッテージがワントラップしてからゴール左スミに叩き込んだ。
ウクライナはこの1失点をして以降、相手ボールになるとディフェンディングサードまでリトリートしてブロック守備をするようになった。
2点目のラッキーゴールは29分だった
そしてイタリアが29分に2点目を獲る。
中盤のニコロ・バレッラがボールを大きく右に開いてニコロ・ザニオーロに届け、彼がカットインからシュートを放つ。
するとボックス内のフラッテージに当たったボールが敵DFにも当たって跳ね返り、またフラッテージのもとに戻ってくるというラッキーチャンス。これをフラッテージがきっちりゴールに詰めた。
このあと押し込まれたウクライナは5バック~6バックになりながら必死に守る。そして一度ウクライナが右サイドからのカウンター攻撃になりかけたが、イタリアは右サイドに人数をかけて分厚く守り切る。
この流れでウクライナのゴールが生まれたのが41分だった。長い縦パスにアタッカーが抜け出し、ボックス左へ。アルテム・ドヴビクがシュートを打つが、GKドンナルンマが弾いた。そしてイタリアが短くクリアしたボールをアンドリー・ヤルモレンコが拾って詰めた。これでウクライナが2-1と追いすがった。
だが後半は両チームとも攻撃の機会を得ながらモノにできず。これで試合は2-1のままイタリアの勝利に終わった。
イタリアは立ち上がり、組み立てが雑でパスが繋がらず暗雲が漂ったが、味方がシュートしたボールの跳ね返りがフラッテージに戻ってくるという僥倖で試合をモノにした。次節は10月15日、ホームでのマルタ戦だ。
EURO2024予選・グループC第6節が日本時間13日に行われ、前回大会王者のイタリア代表がスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでウクライナ代表と対戦した。
ルチアーノ・スパレッティ監督がスタメンに抜擢したダヴィデ・フラッテージのドッピエッタ(1試合2得点)でイタリアが2-1と競り勝った。
先月、イタリア代表監督を電撃辞任したロベルト・マンチーニがサウジ代表監督に就任し、大論争になったイタリア国内である。
それを受け昨季ナポリでスクデットを獲得したスパレッティが任を継いだが、第5節で北マケドニア相手に1-1のドローを演じてまた騒動が勃発。
そんな暗雲を吹き飛ばしたスパレッティ新体制での初白星だった。この勝利でイタリアはグループ2位に躍り出た。
ハイプレスを起点にイタリアが先制
イタリアのフォーメーションは4-1-2-3だ。彼らは右SBを高く上げ、アンカーが適宜、最終ラインに降りてビルドアップする。
一方、ムドリクが怪我でベンチスタートとなったウクライナは、4-2-3-1だ。ジンチェンコが左のCMFに入っている。彼らは両CBが大きく開き、SBを押し上げる形でビルドアップしている。
先制点を取ったのはイタリアだった。前半11分、ショートカウンターの形だ。イタリアがハイプレスを仕掛けると、ウクライナがビルドアップ時にボールを保持した右SBがスリップし倒れてしまう。
このボールをかっさらったマッティア・ザッカーニがボックス内に侵入し、右にパス。受けたダヴィデ・フラッテージがワントラップしてからゴール左スミに叩き込んだ。
ウクライナはこの1失点をして以降、相手ボールになるとディフェンディングサードまでリトリートしてブロック守備をするようになった。
2点目のラッキーゴールは29分だった
そしてイタリアが29分に2点目を獲る。
中盤のニコロ・バレッラがボールを大きく右に開いてニコロ・ザニオーロに届け、彼がカットインからシュートを放つ。
するとボックス内のフラッテージに当たったボールが敵DFにも当たって跳ね返り、またフラッテージのもとに戻ってくるというラッキーチャンス。これをフラッテージがきっちりゴールに詰めた。
このあと押し込まれたウクライナは5バック~6バックになりながら必死に守る。そして一度ウクライナが右サイドからのカウンター攻撃になりかけたが、イタリアは右サイドに人数をかけて分厚く守り切る。
この流れでウクライナのゴールが生まれたのが41分だった。長い縦パスにアタッカーが抜け出し、ボックス左へ。アルテム・ドヴビクがシュートを打つが、GKドンナルンマが弾いた。そしてイタリアが短くクリアしたボールをアンドリー・ヤルモレンコが拾って詰めた。これでウクライナが2-1と追いすがった。
だが後半は両チームとも攻撃の機会を得ながらモノにできず。これで試合は2-1のままイタリアの勝利に終わった。
イタリアは立ち上がり、組み立てが雑でパスが繋がらず暗雲が漂ったが、味方がシュートしたボールの跳ね返りがフラッテージに戻ってくるという僥倖で試合をモノにした。次節は10月15日、ホームでのマルタ戦だ。