えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

卵かけ御飯が好きな外国人

2018-11-18 13:15:41 | 歌う
数日前の新聞で卵かけ御飯が好きな外国人のことを知った。サルモネラ菌を恐れて生卵は食べないと思っていたが卵かけ御飯を食べたらおいしくてたまらない、京都の観光客から生卵ブ一ムが始まったらしい。

🔘二等米でも炊きたてはおいしくて河野裕子の卵かけ御飯を

歌人の河野裕子は亡くなるまで京都に住んでいた。冬はことさら寒い京都では炊きたての御飯に生卵は何よりのご馳走であろう。

何年か前、私は房総半島食べ歩きのツア一に参加した。卵かけ御飯食べ放題は大きな丼に自分で御飯を入れる。係のオバサンが卵を割って5個も入れた。まるで生卵を飲んだような、私が食べた最も不味い卵かけ御飯だった。

外国人に人気のあるのは京都の茶店らしい。420円で炊きたての御飯に生卵1個、だからまた食べたくなるのだ、京都の料理は少量を綺麗に盛り付けて私たちの食欲を誘う。

卵はいかにも謎のある食べ物だ。

🔘鶏の卵を割れば月がでるいつか何処かで見たような月

など私は卵の歌をたくさん生んいる。

🔘冷蔵庫の卵のための18の座席はつねに空席があり

🔘焼きたての卵の大きま黄色のひとつ瞳がわれを見上げる

🔘投げたなら卵の当たる位置にいるあの人は今日もわれを無視する

卵は時には私を怖い女に。今日はこの位で、これから紅茶を、、

野間新人は2作

2018-11-16 09:06:30 | 歌う
💐 今年の「野間新人賞」は2作、金子薫『双子は驢馬に跨がって』乗代雄介『本物の読書家』、選考委員の高橋源一郎は「わかりやすいものしか認めない時代に、正々堂々と想像力で世界を解釈しようとしている」 と。

「野間新人賞」は文壇へのパスポ一トである、手に入れた二人から目を離せなくなる。

🔘金子薫は1990年神奈川県生まれ、受賞作は、どこかの部屋に幽閉された親子の物語と、親子を助ける旅をする双子の物語が並行して描かれる、

🔘乗代雄介の『本物の読書家』 は「読む」ことがテ一マ、大叔父を老人ホームに送る電車で乗り合わせた男が読書家だった。大叔父も読書家、遠い過去が明かされる。

今後この二人は何かと話題になり注目されるであろう。一人よりも三人よりも二人は比較しやすい。ましてかなり異なる金子薫と乗代雄介の今後は?、

ロシア語は快い音楽

2018-11-15 10:49:10 | 歌う
今朝のテレビも新聞もプ一チンと安倍の親密な顔、とりあえず2島か、それにしても私はこの夏も行き損なってしまったサハリン、樺太がサハリン、快い音楽ですねロシアの言葉。

かなたのサハリン 五首

🌻 宗谷岬に立ち尽くせども現れぬこの海原のかなたのサハリン

🌻聞かずともよきことを聞く「昨日はここからサハリンはっきり見えた」

🌻花の名のようにも聞こえるサハリンは俯く枝に白き花唇の

🌻星の名のようにも聞こえるサハリンは冬の星座のなかの綺羅星

🌻美少女の名にも思えるサハリンの瞳は時おり遥か後方を

「腹筋女子たち」

2018-11-13 11:05:16 | 歌う
🌼 女が強くなったのではない男らが子猫のようになっただけです

原始時代は女の方が逞しかったのではないか、卑弥呼や縄文女たちが米を作ったからわが国は絶えることなく続いている、「腹筋女子」なんて驚くことはないと私は思う。

最近「鍛える女性たち」が目立つ。「腹筋女子」が自分の写真をsnsに投稿する女性が増えて90万件とか、腹筋は女性でも変化が見えやすい、レッスンに参加した34歳の女性は出産後、すでに3年過ぎたが「なりたい体でいられることは育児にもプラスになる」と。

「筋肉は裏切らない」が今年の流行語大賞の候補になるるほど新聞もテレビも筋肉、筋肉である。筋肉さえあれば女でも男に支配されないかもしれない。

筋肉さえあれば老人でも元気に、長生きできる。柳腰の細身の女性を美女にしたのは臆病な男たちではないか。女たちに支配されないために。

内館牧子よ「すぐ死なないで」

2018-11-11 09:16:29 | 歌う
🍂 わが町は落ち葉の似合う町なのか四人に一人は高齢者らし

内館牧子の新刊が『すぐ死ぬんだから』とはがっかりする。彼女は私を若返らせてくれる元気な女、脚本家として少し知られるようになった頃私も短歌を始めた。三菱重工のOLの彼女はシナリオ教室に通いテレビドラマに、、

相撲が大好きな内館のドラマは図太く
面白い。雑誌のエッセイも元気がよく新鮮、すでに40代だったが表現が若々しいこと、。

『終わった人』で注目された内館がなぜ『すぐ死ぬんだから』なんて著書を出したのか、「数年前、桜にみとれながら歩いていて転び右足の指が全部折れた。誰かの手を借りるのが嫌で外に出なくなった」そして「動けるようになりほっとした」。

「終活はしない。エンディングノ一トをつけるのも嫌だ、心弾むことと接して、残りの人生を生きたい」と昨日の朝日「著者に会いたい」 で語っている

体が弱ると内館牧子でも気が弱るのか私は淋しくなる。でも体調がよくなれば『百歳までは生きる』などという本を出すかもしれない。内館牧子は。