・・・ 涙が海に ・・・
海は広いな 大きいな 行ってみたいな よその國
今日は7月20日、海の日だ。明治天皇が東北巡行の際、横浜港に寄港された日が7月20日だったのが由来らしい。以前は 「海の記念日」だったが平成7年に国民の祝日に制定され、翌年から施行され、7月の第3月曜日となった。世界中で海に関する祝日は日本だけである。
❤ なみだは にんげんのつくることのできる いちばん小さな 海です
本日の☀折々のことば は 寺山修司。「いちばん短い抒情詩」の全文。「愛さないの、愛せないの」 から。鷲田清一は次のように解説している。
どうしても譲れないこと、受け容れられないこと。あまりに悲しくてやりきれないこと。小さな者たちの小さな、小さな抗議は、けして、けして小さくはない。どっと押し寄せる波に溺れてしまいそうな大海ではなくて、自分たちでじわじわ広げてゆく海。「小さな海」までひらがながが続くのがいい。※ たしかに平仮名をゆっくり、じっくり。 「小さな海です」 で終わる見事なひと言ですね。
寺山修司の海 四首 松井多絵子
◉ 海みれば祖国をおもう男あり我には異国を思わせる海
◉ 使うこと稀なる筋肉うごかして祖国祖国と砂浜に書く
◉ 目つむれば海がひろがる夕霧のただよう海原、寺山修司の
◉ 波は波をいざないながら盛り上がり夕べの浜にどっと崩れる
7月20日 松井多絵子
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