コンビニの売筋異変

　　　　　　　　　　　　・・・　コンビニの売筋異変　・・・

　♦　夕暮れの並木の道は私を忍者にしていたコンビニに着くまで　　松井多絵子

　我が家から徒歩８分以内にスーパーは一つだけ。コンビニは４つもある。でも私は食品のほとんどをスーパーで買う。コンビニで買うのは、卵、豆腐、ヨーグルト　などごく限られた食品。4分で行ける一番近いコンビニはかなり客がいる。若い男女が目立つ。この冬は２日前までは暖冬だった。そのためコンビニ各社の売れ筋に異変が起きていると、今日の☀朝刊の記事。「冬の定番」のおでんや中華まんじゅうが伸び悩んでいるそうである。

　♦　コンビニはいつ眠るのか真夜中もあかりのなかに動くにんげん

　この冬は気温が高いため例年より客足は多く、全体の売上げは堅調らしい。セブンイレブンでは特にアイスの売り上げは例年の３割増、値段が高めのアイスが好調、チョコレートアイスが人気、ハーゲンダッツが例年の約２倍も売れている。ローソンは冷たい麺類が３割増。サークルKは高価格帯のプレミアムビールは３割伸びた。が温かいペットボトル飲料が２割減。カイロ、手袋やネックウォーマーなどもふるわない。商売は天候に支配されるのだ。

　♦　「太陽の傲慢な顔は見たくない」「だからキミたち夜間の勤務」

　暖冬のため家にこもらずに外出する人が増え、コンビニ各社の売り上げは前年を上回っている。おにぎりやサンドイッチの販売も好調らしい。陽射しに誘われて外出している人が多いとき、夜中もコンビニで働いている人たち。しかし太陽の光の紫外線は体に良くない、癌を誘発するなんてコワイ説もあるようだ。夜間勤務は健康に良いとしたら、よき職場かもしれないが。デートはケータイのメールかしら。上句は僕が、下句は彼女、短歌ができますよ。そんなことしてたら店長に叱られますね。

　　　　　　　　　　　１月１４日　松井多絵子