えくぼ

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未来年間賞は女性3人

2016-01-29 13:26:39 | 歌う

           ㊛ 未来年間賞は女性3人 ㊛

 私の所属している短歌結社「未来」には、会員応募作品への「未来賞」がある。そのほかに会員が毎月出詠する作品の作者に与えられる「年間未来賞」もある。2015年度未来年間賞が2月号に発表されている。選考会は昨年11月22日に東中野の未来発行所で行われた。選考対象は、2014年10月号から2015年9月号 選考は選者や批評欄の担当者などによる。37名の候補の中から、★古川順子 ★飯田彩乃 ★弘田ちゑ子が選ばれた。

 このなかの飯田彩乃はツイッターでおなじみの歌人。11月26日に「歌壇賞」に決定した。飯田彩乃を検索したら、旅客機の宇宙開発をしている飯田彩乃もいる。私は2年余も前から「黒瀬珂瀾」選歌欄の飯田彩乃に注目していたので、宇宙開発の飯田彩乃なんかに負けるなとと、昨年11月26日のブログに書いた。昨日届いた未来2月号に掲載されている飯田彩乃受賞作15首から、私の好きな6首を抄出する。

                    まちがひ探し      飯田彩乃、

         耳もとで髪を結はへるああこれはよこがほといふ表情だらう

         かき上げる髪のひとすぢ一筋をひかりが奔る春の古書店

         国道をとほく連なる信号が鳥に変はつてゆくのを見てゐる

         みづからのはうへと向けて擦るマッチ 胸には容れることなきほのほ

         いもうとと互ひの爪を比べ合ふまちがひ探しをしてゐるやうに

         ベッドから遙かに望むつま先はなんと儚い岬だらうか

  飯田彩乃さま

        ひかりが奔る春の古書店で私は立ち読みしたくなりました。

                          1月29日 松井多絵子

 

         


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