宇多田ヒカルのユ一モア

今日の「折々のことば」は

♠ユ一モアって、どうにもできない状況に対して唯一できること
宇多田ヒカル

歌手ではない、哲学者の宇多田ヒカルの言葉を鷲田清一が解説を、、。

出口なしのふさがれた状況でも、「これ、なんも変えられないけど、ユ一モアでなんとか自分のものにしちゃおうとか、それでオッケ一にしよう」といったことかがあると、歌手は語る。ユ一モアの背後にはその意味で悲痛な叫びがあるが、他方でユ一モアはそうした叫びに向けられる（理性の微笑）でもある。

NHK「SONGSスペシャル」での昨年9月の宇多田ヒカルの発言に私も感服する。

「どうしたらいいんだ俺は」と夫が言ったとき、「木漏れ日が私のうなじで遊んでいるわ」と応えて夫婦喧嘩に終止符を。これは私の小さなユ一モアのつもり、夫より腹が立つのは政治家たちのウソ、大ウソ（怒り）