えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

わんわんビジネス

2014-03-21 14:09:02 | 歌う

            「わんわんビジネス」

★飼い犬をわが子と云うひと思うとき野獣のごとくバイクが過ぎる  松井多絵子

 3月18日のブログに「オオカミは犬か」を書いたが、新聞にまた犬の記事があった。「犬についてのビジネスが活気づいているらしい。ペット犬の7割以上は室内飼いという現代、ペットというより「家族の一員」であり、共に暮らしていくために、しつけや健康のためのビジネスが盛んになってきた。飼い主が家を空ける間、犬を預かる「幼稚園」や「保育所」が増加。
 犬を丸一日預かる幼稚園コースが人気。▲入学金は1万500円、利用料は1日630円

 犬専用のフィットネスクラブでは、女性たちが指導員。流れるプールで、おもり付のジャケットを身につけて泳ぐ。犬のダイエットのためにマイカーで連れてくる飼い主もいるそうだ。ペットの保険に加入する飼い主も増え ▲、犬への出費は年間約33万円(13年調べ) 主な支出は、▲病気やケガの治療費(7万5400円) ▲フード・おやつ(約4万8千円)

 犬の平均寿命は14、2歳。 7歳から「シニア犬」とされる。飼い主は50代が20%でもっとも多く60代は16,4%、これはペットフード協会の13年の調査である。中、高齢になった愛犬の世話ができなくなった飼い主から高齢犬を引き取り、死ぬまで面倒をみる▲老犬ホームがあるそうだ。3日前のブログで私は「犬は人間に支配されている」と犬に同情したが、「死ぬまで面倒を見てくれる老犬ホーム」があるなんてうらやましい。なぜそれほど犬が大切にされるのか。

 短歌には猫の歌が多いが犬はそれほど詠まれない。猫は鎖につながれることなく気ままに生きることができる。放浪する自在な面白さ、なによりも妖しさが魅力だ。犬は飼い主に忠実、信頼できる感じがするからだろうか。でも犬だって大切にされても好きになれない飼い主がいるかもしれない。犬の祖先がオオカミだったら、おそろしいではないか。犬は話すことができない。人間は話すためにトラブルを起こすのだ。犬に話しかけても応えない、犬は自己主張できない。飼い主は犬が自分を好きで信頼されている、頼られていると思っている。飼い主の思い込みで犬は共にくらしているのではないか。ペットの犬は。

    犬と二人ぐらしの72歳のU子にご無沙汰している。元気かしら。

        3月21日  晴れ でもまだ寒い  松井多絵子 、


コメントを投稿