・・・ 「はがきの名文」 ・・・
♠ 横書きのハガキがとどき縦書きの返事を送りしのちの淋しさ 松井多絵子
いつからか横書きのハガキが多くなった。若い人からはほとんど横書きのハガキ。わたしの愛用しているハガキは鳩居堂の罫線のある縦書き。横と縦は新旧をあらわすように思えてしまう。✿「はがきの名文コンクール」というのがあるそうだ。20字以上200字以内の日本語の文章で願い事をつづるだけでいいらしい。縦書き、横書きは本人任せ。
誰が言ったか思い出せないが、「人間関係はハガキの関係がいい」はなるほど思う。親しくなるほど人は余計なことを話す、ヤヤコシイ人間関係になりやすい。自己主張が強くなる。手紙は便せん1枚では相手に失礼なように思えて書き過ぎる。ハガキは相手以外にも読まれてもかまわないことしか書かない。あっさりした人間関係は長続きするのだ。
「はがきの名文コンクール」のテーマは ✿ 「一言の願い」 奈良県御座所の一言主神社。一言の願いであれば何でも叶えてくれる神様。この伝説にちなんで「はがき」に願いごとを書いて送る。 選考委員は 吉元ばなな(作家) 斉藤考(明治大学教授、教育学者)
堺屋太一(作家) ✿ 大賞 1名 賞金100万円 佳作10名 賞金10万円 他
「ハガキ」「はがき」「葉書」など表記が違うと一枚の小さな紙切れが異なってしまうから言葉は不思議だ。100万円のためには「はがきの名文」を、胸を打つ願いがつづられた「はがき」、磨かれた言葉で200字以内に願いが綴られた「はがき」を、投函すればいいのだ。
♦宛先=郵便名柄館 「はがきの名文コンクール」 8月10日締め切り
〶639-2321 奈良県御所市大字名柄326-1
100万円を手にした方はまずサハラ砂漠の旅を、あなたを詩人にする砂漠の旅を、、。
♠ 孤独とは砂漠のことだと思います、サハラより日本へ一枚のはがき
7月5日 松井多絵子
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