本日の朝日歌壇より
30分前に読んだ新聞記事について書くなんていかにも「拙速」かもしれない。でも私は情報は新鮮なのが何よりだとおもう。正確な情報を心がけながら、本日の朝日歌壇を。
★初めての選挙で知ったこと一つ投票用紙は鉛筆で書く (富山市) 松田梨子
朝日歌壇の子供歌人として親しんでいる松田梨子はいつの間にか大人になってしまった。選挙で投票した梨子は貴重な1票を鉛筆で書くことに驚く。誰かが消しゴムで消して別の候補者の名を書くことだって、、アメリカも鉛筆なのだろうか。とあらためて私は気づく。
この歌は次の3人の選者が選んでいる。
永田和宏 第2席に、{評} 松田さん、実際に経験してみないと分からない事がある。鉛筆への気づきが秀逸である。
馬場あき子 第1席 {評} 十八歳となってはじめて選挙権を得た作者の面白い発見。意外な手軽さだったか。
佐佐木幸綱 第8席 {評}はない。
朝日歌壇でおなじみの松田梨子と松田わこは姉妹である。彼女たちは朝日歌壇のペットみたいだ。梨子は犬、わこは猫、のようにも思えるその作品は。今日は妹の「わこ」の歌は載っていない。わたしは「わこ」の作品の従来の短歌から外れた面白さ、楽しさ、妖しさを楽しんでいるが、今日の梨子の歌はスゴイ、「ホームランを打ったな」と感服、私は全く気が付かなかった「えんぴつ」に気が付いている。梨子は初めての選挙だったから気が付いたのか、いや、彼女はつねに「発見」を心がけているのだ。
梨子とわこ ふたりの今後をおもう。ペアーで歌壇で活躍するか。ふたりは今後、異なる結社に所属するか、おなじ結社に所属するか、
もし、たとえば私の結社に梨子が入り選者になった場合、わたしが長生きしたら、松田梨子先生に師事するということだってある。梨子先生から「日常生活でつねに発見を心がけなさい」と言われかねない。私は梨子先生の顔色を見ながら詠む。でも長生きしてボケなかったった場合のこと。 さてこれから珈琲を飲んで また朝刊をひらきます。
11月21日 松井多絵子
らの
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