「母という病」
❤母という言葉は重荷というように聞こえてしまう思えてしまう 松井多絵子
日曜の今朝の新聞の本の広告でひときわ目立つ『母という病』、新聞1頁の三分の一、広告代はさぞ高いことだろう。この広告を見て、「これは私のことか」と思う母親、「この本はママが読んで欲しい」子供たちも多いのではないか。韓国で「母」は「オモニ」というらしい。
~今この国を覆いつくそうとしているのは、甘くて怖い、母という病~
子育てに全力投球している母親に、この広告は「残酷」だが、私は何度となく聞いている。ほとんどが20代の娘。「ワタシはママのロボットにされている。ママの支配から逃れたい」
たとえば海外旅行。ヨーロッパの旅は母と娘のカップルが多い。母親は夫よりも娘と一緒のほうがはるかに楽しいらしい。しかし娘たちは楽しくない、始終グチを聞かされ、付き人にされ、買い物に付き合わされ、夜ごと母のいびきに悩まされる。ツアーでは観光バスも食事も母が隣席、旅の道ずれと交流しにくい。費用は母がかなり負担してくれるから我慢している25歳もいる。
精神科医・岡田尊司が『母という病』の著者である。その岡田尊司が警告する。
✿「母という病」になると
♠ 器用に他人に甘えられない。
♠ 親の前で「良い子」を演じてしまう、親孝行である。
♠ いつも優等生で、人に反論することができない。
「母」はとかく美化され、「母」を大切にする人も美化される。見せかけの愛情?淋しいなあ。
❤アザラシの母がその子と暮らすのは生後半月、そして別れる
1月19日 松井多絵子
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