えくぼ

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キャスター国谷裕子

2017-02-26 10:31:23 | 歌う
         キャスター国谷裕子の場合

♦ 打たれても打たれても出る我となれペン先鋭く尖りていたり 松井多絵子

 本が売れない昨今、17年1月に刊行したばかりで6万部も売れている✿「キャスターという仕事」。著者・国谷裕子は、NHK「クローズアップ現代」は23年も続いた「クロ現」の顔。昨年3月に「クロ現」が打ち切りになった。「クロ現」とは何だったのか。テレビ報道のスタイルをどう変えたのか。それを当事者が振り返って検証している。

 1997年、ペルー日本大使公邸人質事件で人質救出後にフジモリ大統領が来日したときのこと。手柄話を聞いたあとで、国谷は同大統領の暗部である内政面での強制的手法に臆せず切り込んだ。すると放送後、日本の恩人に失礼だとの抗議がどっと来たとか、「それでも聞くべき
ことは聞く。自分の信念に喜んで殉じるのも、ジャーナリストの仕事に違いないと。

 2月13日~19日、新書部門の紀伊国屋書店全店調べ、ベスト10上位は

 
   ① 応仁の乱=呉座勇一著 中公新書

   ② それでもこの世は悪くなかった=佐藤愛子著 文春新書

   ③ 言ってはいけない残酷すぎる真実=橘玲著 新潮新書

   ④キャスターという仕事=国谷裕子 岩波新書

 「岩波新書としては女性読者の割合が高い”クロ現” 開始のころ社会人になった40代以上が手に取っている」らしい。気軽にすらすら読める本ではない。著者への評価と人気の高さか、長い海外生活で英語の発音がいい、美人である。新書・「キャスターという仕事」の帯はカラーの著者ポートレイト。容色も才気も衰えない国谷裕子に乾杯!。

 昨日「洞田明子」の歌集批評会に出席しました。この歌人は知らない方が多いことでしょう。近日中にこの謎の歌人について書きます。

     2月26日 松井多絵子         

 

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