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古代日本の女帝

2016-09-26 09:33:58 | 歌う

               古代日本の女帝

 9月25日の☀朝刊で脳科学者・中野信子は次のように書いている。~女性は脳の「言語野」が男性より大きく、言語能力が高い。男性が1日あたり7千の単語を話すのに対して、女性は2万語を越えるという研究結果があります。女性は言語的存在であり、言葉を使って大衆を束ねるリーダーに向いていると言えます。~

 古代日本 女帝の時代」という次のような特集記事がおなじ頁に掲載されている。~かつての日本には、女性が政治の権力を握っていた「女帝」の時代があった。彼女たちは特定の時期に集中したようだ。✿卑弥呼 3世紀半ばころ。✿推古(592~^628)   ✿皇極(642~645) ✿斉明(655~661) ✿持統(690~697) ✿ 元明(707~715)
✿元正(715~724) ✿孝謙(749~758) ✿称徳(764~770)

 約30国を統治して3世紀に日本の女帝になったといわれる「卑弥呼」は謎の女帝である。

               豊満なれ卑弥呼    松井多絵子

     いたような、いなかったようなひと卑弥呼、マンガの卑弥呼の眸は大きい

     女帝・卑弥呼は男を支配したのなら、女にやさしい女帝だったら

     米づくり始めしひとは卑弥呼なれ浅きみどりの棚田ひろがる

     茶店にて食むおにぎりが美味しくて卑弥呼はたぶん豊満なひと

     手足なき木の人形に王冠をかぶせ卑弥呼と名をつけたなら

                              歌集「厚着の王さま」より 

 「過去の指導者には言語より戦での能力が求められる傾向がありました。その点では男性が有利、「脳頂連合野」が女性より発達していて空間認知力が高いので、戦場での陣形や地形を把握するのが得意だからです。今後、女性の得意な言語能力がより求められる世界になれば、日本にも女性のトップが現れる可能性があります」と。中野信子の言葉。   

 女帝の時期は戦争や争乱を推察させる資料が比較的少ないそうである。ならば私は女帝の時代が来て欲しい。戦争は絶対にイヤ。 

               9月26日 松井多絵子    


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