毎日がフライデーの米国

　　　　　　　　　　　　★★★　「毎日がフライデーの米国」　★★★

❤ハンバーガーを買うときおもう米国という国もしもなかったならば　　　松井多絵子

　今朝の新聞の「米国はいま3人に1人が肥満で国家的な課題」という記事を読む。ハンバーガー、フライドチキン、フライドポテトの食べ過ぎが原因らしい。つまり毎日が揚げ物、フライデーだ。

　私も揚げ物が大好きである。が、ほとんど食べない。恐ろしくて食べられないのだ。中年に至るまでわたくしは細くて、くびれたウエストが自慢であった。目立つベルトやボウでこの部分を強調したものである。ケーキや天ぷらを食べても太らないシアワセな女だったのに、二十数年前から太りだしたのだ。50キロ弱の体重が63キロ、しかもウエストのあたりに贅肉が集中してまるで力士。ケーキをやめ、パンもごはんも半分にして野菜中心の食事、それでも3キロ位しか減らない。

　バターは買うのはやめ、揚げ物を食べないようにして、歩けるだけ歩いて、今は56キロ、20年の涙ぐましい禁欲生活の結果がほんの7キロの減量である。いまさら少しスリムになってどうってことない。しかしダイエットのおかげで血糖値とかコレステロールとかは正常、昨年の暮れまでは。

❤もう我に着てはもらえぬ服があり、くびれた胴にシルクの黒蝶　　　松井多絵子