えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

「かがみの狐城」の孤独が怖い

2017-12-11 15:03:48 | 歌う
科学の進歩に常々驚かされているが、小説も同様だ。『かがみの孤城』の広告に圧倒される。日曜朝日朝刊に1ページ、広告代はさぞかしであろう。

10万部突破!問答無用の最高傑作!
小説はこんなにも人間の孤独に寄り添う。著者の辻村深月は1980生まれの直木賞作家。若い人ほど孤独になりやすいのか、孤独が小説を書かせるのか。鏡を「かがみ」という表記にすると単なる鏡ではなくなる。

中国から渡来した鏡は万葉の時代から詠み続けられている。古来、呪術的なものとして祭事などに用いられた。『かがみの孤城』はミステリ一小説。わたしは単なる鏡として、ときおり詠んでいる。

⚡こちら向く鏡のなかの私と今日も明日も別れていたい

コメントを投稿