えくぼ

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あれから七年

2018-03-16 09:00:02 | 歌う
「うた新聞3月」は▲東日本大震災から七年いまの思い出を詠う 特集、被災された20人の歌人のなかから4人の歌を取りあげる。

▲ 梶原さい子(宮城県)

検死医になるとふ選び青年の七年間のおのづからなり

▲ 斎藤梢(宮城県)

あの揺れが体の中で発生す震後七年すぎてもきっと

▲ 中根誠(茨城県)

それで何人死んだとヤジる人よ知れ震災の死者一万五千

▲ 本田一弘(福島県)

ふくしまに生れし言葉よふるさとの土を奪はれさまよふらむか

被災された方々の慟哭が伝わってくる。被災地から遠く離れた東京にいる私でも生まれて初めての大地震だった。あの日、私は近くのコンビニに立ちよった。卵を買おうとすると目の前の雑居ビルが左右に揺れ続けた。もし前後に揺れたら私ははビルの下敷きになる。

近くのコンビニだかあれから利用していない。5日前に訪れあの日の怖さが
蘇えった、あの時とき何処で何をしていたか。聞かれても応えない人は妖しなどと言われたりする。でも私にはアリバイがある。すぐ近くのコンビニ、あの日から寄らなくなったコンビニが。

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