軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

カラスアゲハの2齢幼虫

2023-11-03 00:00:00 | 
 9月10日にキハダの木に産み付けられたカラスアゲハの卵を2個採集して飼育し、観察・撮影を行った。

 2個の卵は、それぞれ9月15日(A)と16日(B)に孵化し、その後18日(A)と19日(B)に2齢幼虫へと脱皮した。孵化した時点では約3mmほどの体長であったが、2齢になるころには約6mmに成長した。

カラスアゲハの孵化直後の1齢幼虫(A、2023.9.15 撮影)

2齢に脱皮する直前の幼虫(A左、 2023.9.17, 23:15 撮影ビデオからのキャプチャー画像)

 この後、先に2齢幼虫になったAとまだ1齢幼虫のBとは、近くに寄り添うようにしていて、1齢幼虫Bは眠状態で餌を食べず、糞も出さずにじっとしていたが、その傍らで2齢になったAの方は約1時間おきに規則的に糞をして、その後糞の後始末をして餌を食べに移動していった。

 カラスアゲハの1齢幼虫と2齢幼虫(2023.9.18, 21:49 ~ 9.19, 0:37  30倍タイムラプス撮影後編集)

 2匹の2齢幼虫は、それぞれおよそ2日後には3齢へと脱皮した。今回は予想したよりも脱皮タイミングが早く、2匹とも脱皮の瞬間を撮影することができなかった。

 気が付いた時にはAはすでに脱皮を終えており、Bは脱皮直後に発見し、その後抜け殻を食べる様子を撮影した。

 3齢への脱皮前日と思われる2齢幼虫(A)の体長は約9mmになっていて、次のようである。

3齢になる前日の2齢幼虫(A、2023.9.19, 6:27  撮影ビデオからのキャプチャー画像)

 次はすでに3齢に脱皮していたAと、脱皮前のBと思われる映像である。体長は同じように見えるが、頭部の大きさの違いで2齢と3齢とを見分けることができる。2匹はこの頃も相変わらず一緒に寄り添って行動している。
 この2齢幼虫(B)は、翌日脱皮し3齢になった。
   カラスアゲハの2齢幼虫と3齢幼虫(2023.9.20,   11:41~11:43 撮影後編集)

 次は3齢への脱皮直後に発見してタイムラプス撮影した幼虫Bの様子である。これまで同様、脱皮後の抜け殻をきれいに食べてしまう。
 脱皮後のカラスアゲハの3齢幼虫B(2023.9.21, 7:47~8:36  30倍タイムラプス撮影後編集)

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