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軽井沢からの通信ときどき3D

移住して11年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

新型コロナウィルス情報(35)12/11-12/17

2020-12-17 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

12/11
 ・コロナ 加速する食糧危機 パレスチナ44万人緊急支援
 ・コロナワクチン 接種 住民票の市区町村 厚労省案
 ・【広告】新型コロナウイルスとどう向き合ってきたか-第3波を見据えて-
   病院経営VOL7.4 日本医学出版発行。
 ・コロナ下 負担増回避 与党税制大綱決定 固定資産税除き「無風」
 ・介護報酬 引き上げへ 政府調整 コロナ対応に配慮
 ・【社説】大阪・関西万博 コロナ禍での準備は柔軟に
 ・カナダ、ワクチン承認 ファイザー製 来週にも接種
 ・米、承認判断へ FDA専門家会合 ファイザー製ワクチン
 ・国税州 8兆円減見通し 今年度55兆円 減少幅 リーマン以来
 ・シャンシャン まだ会える コロナで返還延期 来年5月末まで
 ・通常医療と両立「困難」 厚労省助言機関 「感染最多水準続く」
 ・女性の自殺 11月19%増 
 ・夜の街「感染出さぬ」 消毒強化・従業員に自主検査 銀座3度目「時短」
 ・都内感染 初の600人 全国2970人、死者25人 千葉、埼玉など最多
 ・都の医療「逼迫始まる」 警戒レベル据え置き
 ・旭川に外出自粛要請へ 北海道
 ・雪まつり「中止」 札幌市長  
 ・長野 高齢者施設 集団感染危惧 対策徹底でも 介助など濃厚接触
 ・長野 新たに29人が感染 長野の病院で18人確認 中等症2人、他は軽症又は無症状

12/12
 ・GoTo停止継続 提言 感染「ステージ3」三分類し対策 政府分科会 
   年末年始「帰省慎重に」。
 ・大阪・札幌 除外延長へ 政府
 ・全国での停止「まだ考えず」 菅首相
 ・税収減自治体 国が支援へ コロナ 地方消費税を補填
 ・新規国債発行 20兆円超 政府
 ・赤字国債特例 5年延長 政府方針 法案審議なしで発行
 ・米、ワクチン使用許可へ ファイザー製 来週にも接種開始
 ・政府 ワクチン6000万人分確保 英アストラゼネカ製 厚労省発表
   供給開始は2021年初頭以降。
   米モデルナと5000万回分、ファイザーとは1億2000万回分で基本合意。
 ・コロナ病床 人員不足 大阪・東京 専用施設 フル稼働遠く 
   療養用ホテル確保に苦慮。
 ・コロナ復興基金 EU首脳が合意
 ・JAL 感染者サポート 国際線 渡航先の医療費など
 ・HIS 250億円赤字 10月期 02年の上場以来初
 ・政府予備費 GoToなど3856億円追加支出 
 ・イート延長 515億円計上へ 3次補正予算案
 ・年末年始「静かに過ごして」 参拝、帰省 分散呼びかけ
 ・国内感染2794人 重症554人 死者41人
 ・自衛隊看護官 大阪に派遣へ
 ・力士新たに7人感染 軽症
 ・長野 知事「帰省、初詣分散化を」
 ・長野 コロナ17人感染 中等症1人、16人は軽症か無症状

12/13
 ・コロナ感染 最多3040人 死者22人 重症者578人
 ・米、ワクチン接種許可 ファイザー製 近く使用開始
 ・コロナ感染 世界7000万人 16日で1000万人増 死者は159万人超す
 ・病床使用率 全国32.7% 3道県は50%超、逼迫進む
 ・韓国コロナ 最多950人感染 1日当たり 首都圏が7割
 ・キム・ギドク氏 コロナで死去 韓国の映画監督
 ・都内 最多621人感染 地方も散発的に拡大
 ・宿泊療養中の50代男性死亡 神奈川
 ・京都の舞妓ら10人が感染 
 ・コロナ死亡率 男性1.4倍 国際チーム分析 免疫力の差 影響か
 ・長野 コロナ感染 最多32人 7人は感染経路不明 中等症2人、29人は軽症か無症状

12/14 
 新聞休刊日
 
12/15
 ・GoTo年末年始停止 全国で28日~来月11日 東京・名古屋 先行し除外
   政府が方針転換。
 ・「密」な1年 2020年の今年の漢字は蜜
 ・【広告】新型コロナからいのちを守れ! 西浦 博著 中央委公論新社発行
 ・感染防止 やっとカジ GoTo停止
   経済と両立 首相苦境。
   病床逼迫 深刻さ増す。
   東京時短 来月11日まで 協力金一律100万円。
   イート食事券 追加発行 来年3月から 上乗せ率は引き下げ。
 ・【社説】GoTo停止 感染抑止優先で安心を与えよ
 ・GoTo停止 自民「対コロナ優先」理解 野党「首相の責任追及」
 ・日本人会通じ在外邦人支援 対コロナ外務省方針
 ・総務省秘書コロナ感染
 ・景況感 2期連続改善 12月日銀短観 「GoTo」効果 先行きは懸念
   資金繰り支援 延長議論へ 日銀。
 ・博士課程の学生支援へ 政府、1000人に年230万円 アルバイト収入減対策
 ・3次補正予算案19兆円 一般会計 当初から7割増に
 ・アストラゼネカ 米バイオ製薬アレクシオン社を買収へ 4兆円
 ・習氏 年内訪韓見送りへ コロナ「第3波」で困難
 ・米にサイバー攻撃か 露集団関与の見方 現地報道
   在米ロシア大使館は否定。
 ・米、ワクチン接種開始へ ファイザー製、出荷始まる
 ・中国製ワクチン 臨床試験を中断 ペルー
 ・エスワティニ 首相コロナで死去
 ・映画興行収入 最低に コロナで休業 影響 鬼滅は300億突破
 ・札幌の雪まつり会場開催は中止 オンライン代替検討
 ・かき入れ時 大打撃 旅行業界「あまりに唐突」 客「仕方ない」「決定遅すぎ」
 ・時短要請延長 居酒屋「我慢するしか」 経営難で応じぬ店も
 ・重症最多588人 感染1678人 死者47人最多
 ・長野 コロナ新たに20人感染 中等症2人、18人は軽症または無症状
 ・長野 変わる年末年始ダイヤ 感染警戒、働き方改革影響  

12/16
 ・英で新型コロナ変異種を確認 南東部での感染拡大と関連か(NNA ヨーロッパ)
   英国のハンコック保健・社会福祉相は14日夜、イングランドで新型コロナウイ
  ルスの変異種が確認されたと発表した。ケントやその周辺を中心に少なくとも60
  以上の自治体で確認されており、南東部での急速な感染拡大との関連が疑われて
  いる。ただ、より深刻な症状を招いたり、ワクチンが効かない可能性は低いとみ
  られる。
   イングランド公衆衛生当局パブリックヘルス・イングランド(PHE)による
  と、新種の感染は13日までに1,108件確認されている。ウイルスが細胞に侵入す
  る際の「鍵」となるスパイクタンパク質にも変異が見られることから、感染力が
  強まり広がりやすくなっている可能性もあるという。
   ウイルスの変異は珍しいことではないが、専門家は、今回の変異種が確認され
  た地域が感染拡大地域と重なる点と、ウイルスに変異が多くスパイクタンパク質
  に著しい2つの変異が見られる点を懸念している。なお、世界保健機関(WH
  O)は、この新種が従来のものと性質を異にする証拠は見られないとしている。
   新型コロナウイルスの変異例としては、夏季にスペインで新型が見つかったほ
  か、11月にはデンマークのミンク農場で人にも感染する変異種が確認された。
 ・コロナ感染防止4.3兆円 総額15.4兆円 3次補正予算案を決定 
   今年度歳出175兆円に 一般会計
 ・GoTo業者50%補償 全国一斉停止 旅行キャンセル時 広島市除外前倒し調整
 ・米ワクチン年内に2000万人 接種開始 コロナ死者30万人超え
 ・菅内閣3か月 調整役不在 浮き彫り コロナ対応後手
 ・仏の外出制限 夜間限定に緩和 美術館や映画館の再開は来年1月以降に延期
 ・シンガポールワクチン承認 ファイザー製
 ・GoToトラベル Q:なぜ一斉停止に 年末年始 人が集中
 ・緊急措置 延長相次ぐ 3次補正案 閣議決定 雇用や資金繰り支援
 ・死者53人、重症592人 ともに最多 
 ・飲食店時短要請 各地に広がる
 ・長野 長野の80代男性死亡 新たに14人感染 重症1人、中等症1人、12人は軽症か無症状
 ・長野 知事、GoTo停止「やむを得ず」

12/17
 ・35人学級 小学全学年で 政府方針 25年度までに コロナ対策も目的
 ・「勝負の3週間」感染25%増 地方拡大鮮明に 最多水準続く 助言機関
 ・塩野義、ワクチン治験開始 コロナ
 ・アビガン承認 21日議論
 ・【社説】コロナワクチン 速やかな接種へ万全を尽くせ
 ・首相「5人以上で会食」陳謝 政府・与党には擁護論も
 ・トラベル停止 業界混乱 運用ルール複雑・問い合わせ殺到 
   「広島市着」も先行除外へ
 ・訪日客97%減 11月、5万6700人
 ・イベントも年末年始停止
 ・再就職支援に1330億円 21年度予算案 コロナで雇用悪化
 ・日銀、60億ドル買い入れへ 外為特会から コロナ感染拡大備え
 ・独英クリスマス規制強化 コロナ第2波 対応不十分だった
 ・大連4か月ぶりコロナ感染確認 無症状者4人
 ・武漢市副市長を規律違反で調査 中国
 ・大みそか終夜運転「中止を」 1都3県知事 初詣客の密集回避
 ・死者53人 重症618人 
 ・長野 「医療崩壊寸前」危機感 累計1000人超 北信圏 拡大続く
 ・長野 新たに15人感染 中等症1人 13人は軽症か無症状 1人は不明

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移


世界の累計感染者数推移 2020.12.17 現在 


日本の累計感染者数推移 2020.12.17 現在
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続・新型コロナウイルス(4)サイトカインストーム

2020-12-11 00:00:00 | 新型コロナウィルス
 大阪の高校同窓会から12月1日発行の会誌が届いた。早速読み始めると、同窓会長の挨拶と現校長のあいさつに続き、特集COVID-19として同窓生である平野俊夫氏(現・量子科学技術研究開発機構理事長)の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に思う:ポストコロナは存在するか?」が掲載されていた。



 平野俊夫氏については随分前から、前大阪大学総長ということで知っていたし、今年になってからは、免疫学者としてTVのワイドショウに出演されたり、中央公論7月号に「医療体制を整備し、COVID-19を克服せよ ~集団免疫とワクチン・治療薬の最前線~」という内容の文章を寄稿されていたこともあり、氏が発信されるものに注目していた。また、個人ブログを書かれていることを知り、こちらも拝見していた。




 その、個人ブログ「人生心の旅」を訪ねてみると、2020年9月13日付で「ポストコロナは存在するか?」という内容の文章が載っていて、そこには「桃陰だより37号寄稿文より、一部抜粋」とあったので、今回届いた会誌でその全文を読むことができるようになった。

 会誌の内容を読み進むと、全体としては20万年という人類史を俯瞰した大きな話であるが、ブログには載っていなかった内容として、COVID-19についてのやや専門的な記述も見られた。次のようである。

 「・・・では、少し目の前のCOVID-19を冷静に考えてみよう。世界の感染者数は4700万人を突破し、死者の数も120万人を突破した。日本でも10万人以上が感染し死者の数は1700人を超えたが、人口100万人当たりの死者の数は世界平均の約150人や欧米の数百人に比べると約14人前後であり、日本を含むアジアでは感染しにくく、かつ重症化しにくいという状態が続いている。しかしながら世界全体を俯瞰すると深刻な状況が続いていることには変わりない。また今後ウイルスに変異がおこり強毒化する可能性は否定できない。

 このような状況ではあるが、COVID-19に関しては明るいニュースも含めて様々なことが明らかになってきた。50歳以下の人が重症化するリスクは非常に低く、感染者の80%以上は無症状か軽症で治癒する。また高齢者や肥満者や喫煙者、あるいは糖尿病や循環器疾患などの基礎疾患を有している人を中心に重症者の約20~30%が血栓を伴う重症肺炎や多臓器不全になり命を落とす。すなわち、高齢者や基礎疾患などを有するハイリスクな人への感染を防ぐことと、重症化を防ぐことが最重要課題である。・・・

 重症化は免疫の暴走であるサイトカインストームで起こる。免疫抑制剤であるステロイド製剤やサイトカインストームに効果があるとされるインターロイキン6(IL-6)の阻害剤(商品名アクテムラ)が有効であるという結果も報告されている。また、炎症を引き起こすレニン・アンジオテンシン系の阻害薬(高血圧の治療薬)が重症化阻害に有効であることも報告されている。このようにCOVID-19に対する(ワクチン開発や)治療方法に明るい話題が増えてきた。

 さらに、致死率は当初考えられていた約5%よりも低いと考えられる。抗体検査の結果から、おそらくPCR検査で確定された感染者数より、実際は10~50倍は多いと考えられているので、致死率は当然10分の1~50分の1となる(0.5%~0.1%)。
 また、集団免疫閾値(集団の何%が免疫を獲得すれば感染流行が収束するかの%)も当初60%と考えられていた。しかし、その算定根拠である基本再生産数(一人の感染者が感染させることができる人数)は、1)ウイルスの性質、2)感染される人の遺伝的要因や免疫的要因、3)社会的要因の3つで決まるのであり、ヨーロッパのそれと日本のそれは異なるし、都会と農村地域でもことなる。集団免疫閾値が低ければ、予想される死者の数は少なくなる。また免疫反応はウイルスが侵入して直ちに反応する自然免疫と、遅れて反応する獲得免疫があり、感染することにより生じる獲得免疫だけを考えると集団免疫閾値が高くなり、予想される死者の数も多くなる。獲得免疫は免疫記憶を有しており、同じ病気には2度はかからないか、罹っても軽くて済む(ワクチンは獲得免疫を利用する)。一方、自然免疫は病原微生物の種類に関係なく素早く反応できるが免疫記憶は有していない。しかし、BCG接種などで本来の病原菌とは関係ない病原微生物に対する自然免疫反応が強くなる現象が報告されている(訓練免疫とも呼ばれている)。仮に集団免疫閾値が60%であれば、自然免疫と獲得免疫を合わせた免疫力と他の遺伝的要因とを合した病原微生物に対する総合抵抗力を、集団の60%の人が獲得していれば良く、感染し獲得免疫を有する人が60%に達する必要は全くない。・・・

 おそらく、複合要因の組み合わせの結果COVID-19に関しては欧米人よりはアジア人の方が感染も少なく重症化も少ないのではと考えられるが、将来生じる新たな感染症に関しては逆になることもあり得る。・・・ 

 このように、COVID-19は、日本を含むアジアの人々にとっては当初考えられていたほどの脅威はないかもしれないが、今後強毒化する可能性もあるので油断は大敵である。・・・
 世界は協調しなければ新型コロナウイルス感染症を克服することは出来ない。・・・
 今こそ、『地球市民』としての自覚と、『相手の立場を尊重し、信頼し、助け合う、連帯と協調の精神』が重要だ。」

 ここで、「重症化は免疫の暴走であるサイトカインストームで起こる」ことが示されている。言いかえれば、重症症状は直接ウイルス感染により起きているのではなく、ウイルス侵入によりわれわれの免疫システムが過剰に反応し、暴走を起こして起きている症状ということになる。

 平野氏は、別途「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はサイトカインストーム症候群である」という論文を日本医師会のHP上で公開し、そのメカニズムを詳しく説明している(2020年5月28日)。

 この論文の冒頭には次の記述がある。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2ウイルスにより引き起こされる感染症である。
 約80%の感染者は無症状か軽症で経過するが、約20%は重症肺炎となり、そのうち30%は致死的な急性呼吸促迫症候群(ARDS)となる。
 現時点で有効な抗ウイルス薬や、ARDSに対する確立した治療方法はなく、1日も早い治療薬の開発が望まれる。
 SARS-CoV-2はACE2を受容体として感染し、自然免疫系とAngII-AT1Rを介して、NF-kBとSATA3転写因子の活性化を誘導する。STAT3はNF-kBの活性化を増強することにより、IL-6などの炎症性サイトカイン産生を増強する。
 この増幅回路はIL-6アンプと呼称される。関節リウマチなどの慢性炎症性疾患発症に重要な役割を果たし、抗IL-6受容体抗体トシリズマブはこれらの疾患の治療に有効である。
 COVID-19に見られるARDSは、サイトカインストームにより生ずると考えられる。CAR-T治療における致死的な副作用であるサイトカインストームに対して、抗IL-6受容体抗体トシリズマブは有効である。
 本論文では、サイトカインストームがIL-6アンプの活性化により生じていることを考察するとともに、抗IL-6受容体抗体トシリズマブや、AngII-AT1R阻害薬のCOVID-19治療への可能性について言及する。」

 このあと本文が続くが、あまりに専門的になるのでここでは割愛するとして、最後のまとめだけを見ておくと、次の様であり、新型コロナウイルス感染症重症化のメカニズムが理解され、対処法も出てきていることから、死者数の減少が期待できるのは朗報である。

 「このように、ウイルスや細菌感染のみならず外傷により引き起こされる肺の損傷はACE2-AngII-AT1Rシグナルを活性化するとともに、自然免疫系を活性化し、その結果としてTNFα/IL-1β-NF-kBとIL-6-STAT3が相乗的に働きIL-6 アンプ活性化を介して制御されないサイトカイン産生を誘導してサイトカインストームに至ると考えられる。 したがって、COVID-19に見られるARDSの治療にはIL-6-STAT3阻害剤やAngII-AT1R阻害剤が有効であると考えられる。 ただし、IL-6などのサイトカインは抗ウイルス活性があるので、感染初期に投与すると逆効果になると考えられるので、投与時期は血中IL-6濃度やD-ダイマーなどの組織損傷マーカーなどを指標に慎重に選ぶ必要がある。これらの阻害剤はウイルスや細菌のみならず外傷などで引き起こされるサイトカインストームが原因のARDSはもちろんのこと腎機能不全など他の臓器不全にも効果が期待できる。」 

 この論文の内容は、専門用語が多くただちに素人には理解できる内容ではないが、先に紹介した中央公論7月号の平野氏の記事にもサイトカインストームに言及した箇所があり、次のようである。こちらは専門家相手の論文ではないので、多少わかりやすくなっている。

 「・・・新型コロナウイルスに対する免疫が成立しても、一過性で長続きせず、集団免疫もワクチン開発も不可能となった時、最後の砦は治療薬である。また、この感染症の80%が無症状か軽症ですむことを考えると、致死的な急性呼吸器不全に至る重症肺炎を防ぐ有効な治療薬の開発が社会距離戦略を緩和し、社会活動を正常に戻すためにも大きな力となる。

 SARSウイルスが細胞に感染する(細胞に侵入する)には、細胞表面にあるACE2というタンパク分子に結合する必要があること(このようなタンパク分子をウイルス受容体と呼ぶ)、さらにACE2に結合するウイルス蛋白であるスパイク分子が細胞表面にあるタンパク分解酵素(TMPRSS2)で切断される必要があることがこれまでの研究でわかっていた。これらに基づき、新型コロナウイルスもACE2を受容体として、TMPRSS2依存的に細胞に感染することが超スピードで3月には明らかになった。これらの研究成果は治療薬開発の重要な基礎となっている。

 治療薬は大きく分けると2種類に分類可能である。1つはウイルスの増殖や細胞への感染などを阻害する抗ウイルス薬だ。新型コロナウイルスはRNAウイルスであることが明らかになっている。同じくRNAウイルスであるインフルエンザの治療薬として開発された ファビピラビル(商品名アビガン)や、やはりRNAウイルスであるエボラ出血熱の治療薬として開発されたGS-5734(同レムデシビル)などはRNAの増幅を阻害することにより新型コロナウイルス増殖を抑制することが期待されている。また膵臓炎の薬として開発されたTMPRSS2の阻害薬であるナファモスタット(同フサン)やカモスタット(同フオイパン)はウイルスの細胞侵入を阻害することが期待されている。これらの抗ウイルス薬は感染初期から中期に効果が期待できるが、後期に発生する急性呼吸器不全を伴う重篤な肺炎にはあまり期待できない。しかし、これらの候補治療薬が有効であれば重症者の数は減り、致死率も下がるだろう。

 もう1つは、致死的な呼吸器不全に至る「重篤肺炎」に対する治療薬だ。新型コロナウイルス感染症では、感染者の約20%が重症の肺炎になる。さらに重症肺炎になった患者の30~40%が急性呼吸器不全を伴う重篤な肺炎に陥り死に至る。時には全身の臓器が機能不全に陥る多臓器不全も生じる。もし致死的な急性呼吸器不全を阻止できれば、致死率は低下する。

 急性呼吸器不全や多臓器不全になると、これらの臓器の細胞が破壊される結果、呼吸器機能や腎臓機能などが失われる。このような重篤な肺炎は、新型コロナウイルスが引き金となってはいるが、実はウイルス自身が引き起こしているのではなく、体の免疫応答の暴走で起こる自己破壊的な現象である。これはウイルスなどに対して感染防御に働いているタンパク質サイトカインの1種であるインターロイキン6(IL-6:Interleukin-6)などの様々な免疫応答制御分子が爆発的に産生されるサイトカインストーム(サイトカインの嵐)により、患者自身の肺組織を自己破壊する現象だ。したがって前記の抗ウイルス薬は有効ではない。

 私自身は、1986年にIL-6を発見し、以来34年にわたりIL-6の作用の仕組みや、IL-6の異常でなぜ関節リウマチなどの自己組織破壊的な炎症性疾患が発症するのかを研究してきた。そして、IL-6が増幅される仕組みを解明し、このIL-6増幅回路(IL-6アンプ)の異常により関節リウマチなどの炎症性疾患が発症することを明らかにした。こうして、IL-6阻害薬のトシリズマブ(同アクテムラ)が関節リウマチに効果がある医学的根拠を明らかにしたのだ。関節リウマチは関節でIL-6アンプがじわじわと長期間にわたり活性化されている状態である。長年積み重ねてきたこれらの基礎研究の結果から、新型コロナウイルス感染症に見られる重篤な肺炎は、IL-6アンプの活性化が爆発的に肺で生じることによりIL-6をはじめ様々な炎症性サイトカインが過剰に産生されて引き起こされるサイトカインストームであることを提唱した論文を4月にアメリカの免疫学雑誌である『Immunity』に発表した。

 白血病の治療にCAR-T療法と呼ばれる非常に優れた治療方法があるが、この治療における重篤な副作用はサイトカインストームで生じることがすでに明らかになっている。特筆すべきことは、IL-6の作用を阻害する抗体医薬であるトシリズマブがCAR-T治療の副作用であるサイトカインストームに対して有効であるということだ。したがって、新型コロナウイルス感染症に見られる重篤肺炎はトシリズマブなど、IL-6の作用を阻害する薬剤で治療できる可能性がある。すでにアメリカや日本でトシリズマブをはじめ複数のIL-6阻害薬の臨床試験が進行中だ。これが有効であれば、重症肺炎で死亡する感染者の数は減り、新型コロナウイルス感染症はインフルエンザ並みの感染症になる可能性もある。」

 サイトカインストームについてより分かりやすく説明がされているので、だいぶ理解が進んできたが、まだまだ難解なところも多い。そこで、平野氏のものではないが、COVID-19がサイトカインストームであることを、われわれ素人にもより解りやすく表現したYouTubeがあったので最後に紹介する。

 松田 学氏と田丸 滋氏(日本プラズマ療法研究会 理事長)の対談であるが、この中で田丸氏は次のように述べている。

 「・・・新型コロナウイルスは正式にはSARS-2(より正確には SARS-CoV-2)じゃないですか。SARSの遺伝子が20%変化したコロナウイルスで、もともとコロナウイルスは風邪ですから・・、ただ感染力が強い、それから悪性化しやすい。当時、中国の武漢の肺のCT画像がNHKでちょろっとでましてね。それ見れば、臨床の先生方だったらあの画像見れば一発でサイトカインストームを起こしているのはあたりまえの画像なんでね。・・・BS-NHKで夜の2時にアメリカのウイルス学者と日本の著名な先生方2人と、番組が硬くなっちゃうんで『パラサイト・イブ』を書いた作家さんと4人で対談する方式で1時間の番組だったんだけど、サイトカインストームがどうして起きるかというメカニズムの解明の話をしてるんですね、アメリカの細菌学者が。
 コロナウイルスが体に入ると、鼻腔と口腔で一番最初に闘いに行くのが免疫細胞の樹状細胞とマクロファージですが、負けそうになるとこの子たちが、下気道と肺にいる、俗にいう白血球、好食リンパ球とB細胞、T細胞が迎え撃つために、この子たちがインターロイキンというメッセンジャー物質を出すんですよ。サイトカインのひとつですね。
 ところがコロナウイルスはメカニズムは判ってないけれども、このインターロイキンを出させなくする。情報をもらっていない子たちの所に突然来るわけです。だから自覚症状がない、普通風邪だったら鼻水が出たり、のどがイガイガするじゃないですか。ここ素通りで行くんですね。で、こんど下の子ね、下気道とか肺で闘う子たちが情報なしに敵がくるんで、びっくりしちゃってインターフェロンを大量に発生しちゃうんです。それで免疫暴走、サイトカインストームを起こして重症化するというメカニズムですね。
 最初の免疫は自然免疫ですね。抗体で出るのはIgAなんで、抗体検査したってここで勝っちゃった人は抗体が出ない。獲得免疫持ってませんから、IgMもIgGも出ない。・・・」(YouTubeからの文字起こし筆者)

 と、平野氏の専門的な論文とはまた違って、われわれ素人にも直感的に解りやすい表現になっている。皆さんはどうだろうか。

 新型コロナウイルスは、見方によっては単なる風邪のウイルスという言い方もできるが、細胞の免疫機能を破壊し、その働きを妨げるという側面を併せ持っている点で単なる風邪コロナウイルスとは異なっているようである。
 自然免疫が十分強く、こうした新型コロナウイルスを初期段階で撃退できる若者や、あるいは老人でも免疫力の強い人たちには単なる風邪で済んでしまうのだが、高齢でまたは基礎疾患などがあり自然免疫力が弱く、ここを突破されると、獲得免疫が働き始めるよりも先に、サイトカインストームという免疫暴走症状を起こして重症化や重篤化をひき起こす。
 これは以前専門家が言っていたことであるが、新型コロナウイルスは、やはり厄介なかつ悪意のある”よくできた”ウイルスなのだという表現に妙に納得するのである。
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新型コロナウィルス情報(34)12/4-12/10

2020-12-10 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

12/4
 ・GoTo 6月末まで トラベルと食事券利用 追加経済対策8日決定
 ・国連特別総会 コロナで連携
 ・コロナ下入試 韓国ピリピリ 
 ・米のコロナ死者 1日3000人以上に 過去最多
 ・北京マラソン コロナで中止
 ・政府、観光支援策決定 施設改修費の半額補助
 ・ホンダ、中国販売急回復 11月22%増 コロナ影響分取り戻す
 ・五輪コロナ費 国と都折半 900億円超 組織委交え近く協議
 ・感染出ても即休校せず 文科省指針改訂 保健所見解で判断
 ・都内感染533人 死者36人
 ・大阪 初の赤信号 医療非常事態 外出自粛要請へ
 ・通常医療と両立 専門家強い懸念 都、警戒レベルは維持
 ・厚労省、年末年始の医療 「確保を」都道府県などに要請
 ・東京GoTo自粛を国交省が正式要請
 ・横浜と川崎で飲食店時短 神奈川県要請へ 
 ・長野 新たに12人感染 いずれも軽症か無症状
 ・長野 初詣 コロナ対策模索

12/5
 ・ワクチンだけではコロナ消滅せず WHOが警告(AFPBB News) 
   世界保健機関(WHO)は4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワ
  クチン接種が始まっても、それだけでウイルスがなくなるわけではないと警告し
  た。
   WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン(Michael Ryan)氏はオ
  ンライン記者会見で「ワクチンでCOVIDがゼロになるわけではない」と指摘。
   「ワクチンとその接種により、われわれが持ち合わせる手段一式に、非常に大
  きく強力な手段が加わる。だがそれだけでは十分ではない」と警鐘を鳴らした。
   英国は2日、欧米諸国で初めて新型コロナウイルスワクチンの一般使用を認可。
   ほかの国々も迅速に追随するようにとの圧力が高まった。
   WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)
  事務局長はワクチン開発の進展について「皆の士気を高めるものであり、トン
  ネルの先にある光が見え始めた」とした一方で「WHOは、新型ウイルスのパン
  ミック(世界的な大流行)が終わったとの見方が広がっていることを懸念してい
  る」と表明。「多くの場所でウイルス感染が非常に大きく拡大しており、病院や
  集中治療室(ICU)、医療従事者らが非常に大きな重圧を受けている」と指摘した。
 ・首相会見 コロナ時短対策1.5兆円
 ・五輪追加経費 コロナ対策費(960億円)国が6割
 ・コロナ死者世界150万人 累計感染者6500万人
 ・【広告】新型コロナ7つの謎 宮坂正幸著 講談社ブルーバックス
 ・米感染研所長アンソニー・ファウチ氏に次期政権の対策チームへの参加要請 バイデン氏
 ・ワクチン 途上国分配訴え 各国首脳ら 国連特別総会で
 ・米カリフォルニア州 コロナ外出規制再び厳格化方針
 ・藤田観光 従業員700人削減 新型コロナで宿泊激減
 ・かんぽ千田社長 新型コロナ感染
 ・重症者505人最多 死者45人 国内新規感染者2438人
 ・県境移動 感染リスク増 東北大押谷仁教授分析
 ・全国病床使用率30%に増加
 ・病院クラスター深刻 11月100件 外来診療休止も 地方医療 機能不全恐れ
 ・DMAT派遣、広域連携 国や自治体 支援強化
 ・長野 新型コロナ14人感染 中等症2人、他は軽症か無症状
 ・長野 学生ら帰省後の検査補助 飯田市 爆発的感染でも事業実施 

12/6
 ・コロナ感染有無「出張前に」 自費検査「陽性」届け出ない例も 実態把握に難点
 ・費用精度ばらつき 厚労省リスト化へ
 ・ワクチン開発 中露巻き返し 欧米に対抗
   「実用化」へ加速 透明性・量産に懸念
 ・コロナ「情報共有なく破壊的」 米厚生長官 暗に中国批判 国連特別総会
 ・都内感染 最多584人 国内重症者 3日連続最多 死者15人
 ・旭川厚生病院 感染計221人に 
 ・「吉本坂46」公演 出演者12人感染
 ・長野 新たに12人感染 中等症1人 軽症、無症状11人
 
12/7
 ・内閣支持率8ポイント減 61% 本社世論調査 GoTo 8割近く否定的
 ・【広告】感染症と隔離の社会史 金川英雄著 青弓社発行
 ・帰省・旅行「自粛を」75% ワクチン「接種したい」84% 本社世論調査
 ・コロナワクチン 印でも許可申請 米ファイザー
 ・小児科支援 特例措置へ 西村再生相 
 ・【社説】コロナ重症患者 医療機関の負担軽減が急務だ
 ・回顧2020・論壇 コロナ禍 文明の自壊 亀裂の拡大 国際秩序、普遍的価値さえ揺らぐ
 ・国内2024人感染 死者31人
 ・長野 コロナ17人感染 中等症1人、軽症14人、無症状2人

12/8
 ・コロナ拡大 大阪に自衛隊派遣へ 北海道も検討 医官や看護官
 ・ワクチン接種 期待と不安 英 きょう開始 
   「普段の生活に」・冷凍輸送に費用。日本では申請発表なし。
   政府、短期承認も視野。
 ・支持下落 与党に警戒感 菅内閣61% コロナ対策 強化求める声
 ・ジュリアーニ氏 新型コロナ感染 法廷闘争に影響か
 ・重症者 最多530人 国内感染1512人 死者39人
 ・自衛隊派遣 大阪知事「感謝」
 ・長野 コロナ新たに20人感染 1人中等症 19人は軽症又は無症状

12/9
 ・経済構造転換へ51兆円 対コロナ 感染防止6兆円 73.6兆円対策決定
 ・感染拡大 支出膨らむ 追加経済対策 与党旗振り 軌道修正
 ・【社説】追加経済対策 効果的支出で感染拡大を抑えよ
 ・予備費3000億円 GoToに活用
 ・英 ワクチン接種開始 米ファイザーと、独ビオンテックが共同開発したワクチン
 ・武漢感染経路なお不明 コロナ 初患者確認1年 共産党「英雄の戦い」強調
   ウイルス変異 予測困難。
 ・コロナ「来月中旬は暗黒」 米ファウチ所長 クリスマス休暇を警戒
 ・注文7倍 ミロ販売休止 コロナ巣ごもりで注文が7倍に 販売再開は3月以降
 ・GoToトラベル運用制限 出発は居住地/到着は宿泊地
   札幌市12月15日まで、大阪市15日まで、東京都17日まで運用制限
 ・経済転換 コロナ後見据え 追加対策73.6兆円 「攻め」の方針 民間投資促す
 ・感染再拡大 景況感悪化 GoTo効果 持続見通せず
 ・コロナ禍「大変心痛む」 皇后さま57歳に 医療従事者へ感謝の思い
 ・コロナ対応 もう限界 看護師退職止まらない 待遇不十分・周囲から差別
   極度の緊張・保育園で差別。
 ・死者最多47人、重症536人 国内感染者2155人確認 
 ・陸自看護官 旭川に派遣 防衛相命令 期間2週間以内
 ・札幌の時短要請25日まで延長へ
 ・長野 オンライン旅 「次」見据え コロナ収束後へ誘客手応え アルピコ交通
 ・長野 コロナ新たに15人感染 中等症2人、13人は軽症   

12/10
 ・首相「コロナ団結 主導」 Gゼロサミット 国際情勢の変化 議論
 ・ワクチン100日で1億人に バイデン氏 予算審議求める
   来年1月20日大統領就任から100日間で。
 ・五輪・パラ コロナ対策 全額政府負担 政府方針 ホストタウン支援
 ・途上国ワクチン遅れ「日本の損失1.4兆円」 ゲイツ財団など試算
 ・GoTo事業「東京除外必要」 尾身分科会長
 ・感染2803人、重症555人 最多 死者は33人
 ・年末年始帰省 自粛呼びかけ 大阪知事
 ・長野 コロナ新たに25人感染 中等症3人、22人は軽症か無症状

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移


世界の累計感染者数推移 2020.12.10 現在 


日本の累計感染者数推移 2020.12.10 現在
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新型コロナウィルス情報(33)11/27-12/3

2020-12-03 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

11/27
 ・首相「この3週間重要」 コロナ「3密」回避呼びかけ
 ・コロナ感染6000万人 世界累計
 ・マスク効果 富岳が実証 カラオケ・野外
 ・米、感謝祭で感染増懸念 航空客 3月以来の高水準 保健当局は自粛求める
 ・コロナワクチン 中露急ぐ 供給許可を申請 低価格アピール
 ・在宅勤務拡大再び 忘年会・新年会の自粛も 飲食店 苦境続く
 ・日銀 総資産690兆円 9月中間 過去最高 保有ETF(上場投資信託)増 懸念も
 ・コロナ報道 役割大きい 新聞大会決議 安心な生活  寄与誓う
 ・都内重症者60人に 医療警戒レベル据え置き
 ・名古屋の繁華街 時短営業を要請 愛知県、飲食店に
 ・札幌 接待伴う店 休業要請を決定  
 ・長野 「中傷 感染防止の妨げに」 公表の会社会見
 ・長野 新たに16人感染 軽症14人、無症状2人
 ・長野 電話相談52件中16件誹謗中傷 「出社するな」「コロナがうつる」
 
11/28
 ・GoTo 大阪・札幌市発 自粛要請 首相 キャンセル 国補償
 ・五輪各競技 6月に対策 コロナ
 ・GoTo運用見直し 政府迷走 分科会「中途半端」不満も
 ・国民民主党 コロナ追加対策案 48兆円規模 給付拡充など7項目
 ・北、「コロナ対策」国境封鎖で経済苦境
 ・露、コロナで医療危機 廊下に患者/救急車数日待ち
 ・英ワクチン 追加調査へ アストラゼネカ開発
 ・トヨタ 10月世界生産最高 中国・日本で販売伸び
 ・ANA3321億円調達へ 公募増資など コロナ後見据え投資
 ・イート発券一時停止 10都道府県 農水省
 ・国内感染2529人 死者31人
 ・GoTo自粛、飲食店時短 列島 冬の正念場 都幹部「感染防止の常道」
 ・コロナ給付金 詐取容疑者逮捕
 ・2回目抗体検査 5都府県、計1万5千人規模で来月実施 田村厚労相
   東京、大阪、宮城、愛知、福岡県。
 ・長野 新たに16人感染 10人軽症、6人無症状

11/29
 ・五輪追加経費2000億円 コロナ対策費含まず
 ・東京、みたび時短 国内感染最多2684人 都内561人 今回は12月17日までの20日間
 ・WHO、中国以外で発生主張に否定的 マイク・ライアン氏
 ・【社説】コロナと住まい 困窮防ぐ基盤への目配りを
 ・米、年末商戦本格化 マスク姿の客 続々
 ・コロナ「指定感染症」1年延長へ ウイルスの特徴がはっきりわかるまで続ける
 ・コロナの時代を読む ③ 山内志朗さん(慶応大・倫理学者)恐れ過ぎずに共生
 ・初の週末 人影まばら 札幌・大阪市除外
 ・一時除外手続き 都が国に確認
 ・GoToトラベル クーポン詐欺容疑 逮捕 無断キャンセル、買い物
 ・重症者 最多440人 都内感染561人 感染者は2684人、死者14人
 ・都内「22時まで」 短い夜 酒場懸命 忘・新年会しない88%
 ・長野 新たに21人感染 軽症か無症状
   
11/30
 ・五輪コロナ対策900億円 選手検査や医師確保 政府・組織委
 ・ワクチン接種「望まず」平均27% 安全性や効果不安視
   世界経済フォーラム15か国調査。日本は31%。
 ・英、ワクチン数日内に承認 現地報道 ファイザー共同開発
 ・コロナ退職募集 上場企業も 業績悪化若年層に波及
 ・【社説】EU復興基金 結束の機運をどう維持するか
 ・密回避「車内オフィス」 ネット完備、リモート会議も
 ・眞子様結婚へ前進 コロナ影響 時期未定
 ・新型コロナ 重症者最多462人に 死者16人
 ・ラグビー部員ら新たに陽性20人 東海大
 ・NEWS2人も ジャニーズ事務所発表
 ・働き盛り 移住盛り コロナ禍「価値観変わった」
 ・長野 コロナ12人感染 うち県警3人 中等症1名、他は軽症か無症状
 
12/1
 ・GoTo 東京制限が焦点 政府、検討急ぐ 対応「後手」批判受け
   首相4日に記者会見へ。
 ・予備費から4.2兆円支出 コロナ対応 医療機関支援など
 ・中小向け新融資制度 コロナ対策 経営監視条件に 来春から
 ・ビジネス往来停滞 コロナ再燃
   五輪念頭 政府構想に影。
 ・陰性証明書 実は集団感染 インドネシアからの例
 ・【社説】新型コロナ対策 感染抑止を最優先に取り組め
 ・GoTo 来年GWまで 自民提言 経済対策 週明け決定へ
 ・イタリア 対面授業再開して 生徒、抗議の座り込み
 ・往来再開 日中 出入国対応に差 中国、厳格な水際対策
 ・閉鎖の公立学校 NY市が再開へ
 ・露軍40万人にワクチン プーチン氏指示 自身の接種は慎重
 ・全日空、冬ボーナスゼロ 労使合意 日航は8割減
 ・10月住宅着工 16か月連続減 リーマン後に並ぶ
 ・鉱工業生産5ヵ月連続増 10月3.8%増
 ・重症最多472人 死亡者26人
 ・飲食店の時短 埼玉県要請へ 一部地域
 ・GoToイート 店側が自店予約か ポイント狙う? 
 ・長野 コロナ15人感染 いずれも軽症か無症状 

12/2
 ・GoTo東京 自粛要請 「65歳以上」「基礎疾患」対象
   17日までの発着 小池知事、首相と一致
 ・自粛要請 経済も重視 政府・都 重症者抑制を考慮
 ・米モデルナ 緊急許可申請 コロナワクチン
 ・欧州でも 米、ファイザーとモデルナから条件付き販売承認申請があった
 ・コンビニ時短ブレーキ コロナで人手不足解消・収益優先
 ・日医会長と首相 重症者対策協議 GoTo事業の重要性、認識一致
 ・中国のコロナ対応批判 米議会年次報告 軍事面も警戒
   中国共産党による不手際と隠蔽が世界的な大流行を招き、世界経済に大きな打撃を与えた。
 ・設備投資 7~9月10.6%減 企業統計 コロナ影響 長引く低迷
 ・8人コロナ感染 全日本選抜中止 スピードスケート
 ・高校ラグビー 無観客開催へ 第100回全国高校ラグビー大会
 ・大阪万博 正式決定 BIEが承認
 ・2020年の新語・流行語大賞 3密が受賞
 ・旅行業者「寝耳に水」 GoTo東京自粛 かき入れ時痛手
 ・死者最多41人 重症者も最多 新規感染者は2024人 重症者は21人増え累計493人
 ・五輪・パラ 「偽陽性」選手 救済策 組織委 無症状すぐ再検査
   体操・内村選手事例で注目
 ・PCR検査「偽陽性」の確率は一般的に約1% 検査過程で起きる
 ・五輪 再点灯 お台場海浜公園のシンボルマークの夜間点灯
 ・コロナ給付金 国税OBが詐欺指南 容疑で逮捕 報酬2000万円以上か
 ・長野 コロナ18人感染 いずれも軽症か無症状
 ・長野 来春新卒内定率61% コロナで求人数落ち込み

12/3
 ・英、ワクチン承認 ファイザー製 来週から接種 2回接種で6000万人分確保
 ・10種以上が臨床試験 コロナワクチン 開発終盤に
 ・米、CDCが指針案 ワクチン接種「医療・介護」優先
 ・ワクチン接種、国が全額負担 関連法成立
 ・五輪対策 中間整理 選手検査 4~5日間隔 感染把握 日本人も対象に
 ・イート食事券 利用期間延長へ
 ・重症者急増 診療を圧迫 コロナ再拡大 入院基準見直しも
 ・病床使用率 実態と隔たり 
   大阪58.1%だが実際は77.6%、神奈川は30%が68.2%など。
 ・コロナ交付金 使途に疑問 公用車10台購入、花火大会を開催
 ・GU 3割値下げ コロナ 節約志向に対応
 ・GoTo東京自粛 キャンセル13日まで無料 政府側 対応提示
 ・回復者 感染防ぐ中和抗体 横浜市大研究 半年保有98%  ワクチン効果期待
 ・都内新規感染500人 国内は2428人 死者は25人
 ・時短・往来自粛 悩む自治体 要請広がる 早く鎮静化・経済に影響
 ・長野 コロナ12人感染 中等症1人、他は軽症か無症状
 ・長野 駒ヶ根市 成人式を中止

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移


世界の累計感染者数推移 2020.12.3 現在 


日本の累計感染者数推移 2020.12.3 現在
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新型コロナウィルス情報(32)11/20-11/26

2020-11-26 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

11/20
 ・都「感染拡大」警戒最高 政府要請「イート」4人以下
   東京534 大阪338 北海道267人。
 ・助言機関 医療維持へ感染者減必要
 ・コロナ最前線㊥ 経路変化 時短要請せず
 ・保健所の支援 態勢整備 人手不足 速やかに派遣
 ・大阪府知事方針 病50%超で休業要請 飲食店などに
 ・米コロナ死者 25万人超す 累計感染者数1150万人超 共に世界最多
 ・米ワクチン高い効果 副作用・持続期間 不明点も 「9割超」衝撃
 ・【社説】コロナ最多更新 感染対策を見直すべき局面だ
 ・G20 目立つ「対立の構図」 コロナ禍 求められる協調
 ・ボージョレ解禁 様変わり 外飲み不振 輸入3割減見通し
 ・飲食倒産最多ペース コロナ拡大 小規模店中心 商工リサーチ
   1~10月倒産件数 前年同期比9.2%増の730件
 ・会食の感染防止徹底 「イート」4人以下 飲食店「客頼み」困惑も
 ・全国2386人感染 8都道府県で最多 死者は18人
 ・話さず食べる「マスク会食」 はす向かいに座る
 ・長野 GoToイート 人数制限しない方針 知事「長時間の宴会避けて」
 ・長野 コロナ感染 新たに20人 長野の会食参加 12人陽性

11/21
 ・3連休 感染防止徹底 政府 きょう対策本部 全国2423人 3日連続最多
 ・「イート」制限 9都道府県
 ・GoTo見直し提言議論 分科会
 ・コロナ最前線㊦ ウイルス解明 長期戦 地道な研究が続いている
   リスク低減 重視 飛沫防止 重要性鮮明に 経済 緊張感と工夫
   *マスクは気休め程度と思われていたが、感染の防御や拡大防止に効果あり。
   *耳にタコでも3密回避、マスク、手洗い、換気重要。
 ・治療法確立 死亡率は低下 10・11月0.9%
 ・印、感染900万人超す ロシア200万人超え、ブラジルは600万人に迫る
 ・WHO レムデシビル「推奨せず」 官房長官「承認見直さない」
 ・コロナワクチン 「高齢者にも強い免疫」 アストラゼネカ中間段階発表
 ・JTB6500人削減へ 9月中間 赤字781億円 過去最大
   国内旅行売上高85%減、訪日外国人も消滅
 ・コロナ 解散戦略に影 GoTo見直し慎重 与党、感染拡大に危機感
 ・カリフォルニア 夜間外出を禁止 1日1万人感染
 ・イオン、年末商戦の始まりを告げる「ブラックフライデー」開始 密回避 セール期間倍に
 ・10月消費物価0.7%下落 GoTo宿泊料が影響
 ・米コロナ経済支援一部終了へ 財務長官表明 FRBは反発
 ・GoToイート 都内飲食店 対策を徹底 食事券販売始まる 神奈川一時停止
 ・都内感染500人超2日連続
 ・劇場出演者ら15人感染確認 東京・日比谷
 ・家で感染4割超 都内今月拡大続く 空気清浄機売り上げ増
   会食後 手指消毒を徹底・入浴は最後
 ・長野 新たに22人感染 中等症2人、軽症16人、無症状4人 3密状態回避呼びかけ

11/22
 ・感染拡大地へ旅行停止 首相表明 「GoTo」見直し 判断は知事
   イートも停止検討要請へ。
 ・GoTo 苦渋の修正 「トラベル」 「感染増の元凶」風評懸念
 ・ワクチン緊急使用申請 ファイザー、米で 日本でも承認手続きへ
 ・G20 コロナ対策議論へ 首相 特許権プール推進
 ・コロナ再燃 米 感染対策に濃淡 権限は州 統一規制困難
 ・欧州「第2波」危機続く
 ・終盤国会 コロナ攻防へ 野党「GoTo」に照準
 ・コロナ差別解消へ議員立法 感染の高鳥議員ら月内にも法案提出
 ・あすへの考 【人類史におけるコロナ禍】歴史家/ユヴァル・ノア・ハラリ氏
   IT独裁 感染監視に潜む芽、その先にAIが「最適解」を出し、思考と行動を操作する未来。
   それでも私は民主主義の力を信じる。歴史を定めるのは人間です。
 ・「自治体が判断」賛否 都知事「国の責任」
 ・新規感染 初の2500人超 8都府県で最多 都内539人、大阪415人
 ・「また客減ってしまう」 GoTo見直し 感染拡大も不安 観光業者ら複雑
 ・政府感染リスクが高まる会食・職場 5場面提示
   飲酒、マスクなし会話・・
 ・長野 善光寺にぎわう 連休初日 感染対策しつつ
 ・長野 コロナ25人感染 いずれも既確認感染者の濃厚接触者で軽症か無症状

11/23
 ・GoTo 札幌除外へ 北海道方針、26日にも
   旅行停止 再生相「数日中に詳細」。
 ・GoToイート「何とか続けて」 飲食店 感染拡大で客足減
 ・G20首脳宣言へ ワクチン・治療薬 連携 コロナ対策 経済下支えも
 ・米政権移行 足踏み2週間 コロナ・外交 空白の恐れ トランプ氏抵抗
 ・国内死者2000人超す 
 ・観光地 混雑続く 3連休
 ・宮城県議55人に一斉PCR検査
 ・コロナ下「認知症進行」85% 介護指導者回答 外出・面会自粛
 ・長野 コロナ14人感染 中等症1人、軽症7人、無症状6人

11/24
 ・GoTo 大阪除外へ 知事意向 札幌も検討表明
   GoTo停止 仕組み明示を 知事会、政府に提言へ 首相「焦点絞り対策」。
 ・ワクチン既に奪い合い G20 首脳「普及へ連携」宣言 途上国供給 協調に不安
 ・コロナ対策・WHO改革 欧州、対米協調に軸足 「トランプ後」見据える
 ・米、ワクチン接種開始へ CNN報道 コロナ来月11日にも
 ・EV コロナ禍に加速 トヨタ社長「テスラに学ぶ点」
 ・風薬が売れない マスク、手洗い・・・流行抑制か 成分見直しやPR苦心
 ・政治意識を探る 高齢者 コロナ重視 70歳以上「経済より感染対策」88%
 ・【広告】免疫機能で日本初! 機能性表示食品が登場
   キリンIMUSE  プラズマ乳酸菌配合飲料3種発売。
 ・重症者 最多331人 岩手 初の死者 死者計8人 宮城県議の感染10人に
 ・郊外の街 再び脚光 コロナの新潮流 在宅勤務増え「脱都心」 横浜市郊外上郷
 ・3連休 控えめの外出 最終日 行き先限定・近場で
 ・長野 コロナ感染新たに12人 軽症6人、無症状6人
 
11/25
 ・GoTo 大阪・札幌市15日まで除外 「予約済み」も キャンセル、旅行者負担なし
   キャンセル 事業者に35%補償。
 ・コロナ重症増加 感染対策を議論 厚労省助言機関
 ・【社説】GoTo見直し 政府は混乱回避へ責任果たせ
 ・生保大手4社減収 コロナで対面販売落ち込み 9月中間決算
 ・民泊登録物件数 半年で1万超減 新型コロナ影響
 ・GoTo除外 札幌のホテル「厳しい」
 ・国内感染1228人 死者19人
 ・宮城 3市長感染 大崎、白石、富谷 会食が原因の可能性
 ・都内重症者50人上回る 5月以来 時短要請きょう検討
 ・長野 8広域圏 警戒引き上げ 県、レベル3に 「正念場」予防喚起
 ・長野 新たに11人感染 軽症9人 無症状11人

11/26
 ・都、飲食店に時短要請 午後十時まで 28日から20日間 協力金40万円
   小池知事「不急の外出自粛を」、大阪あすから、札幌は延長へ。
 ・【社説】予算委集中審議 感染対策の明確な指針が要る
 ・【広告】ザ・パンデミック 濱嘉之著 講談社文庫
 ・衆参予算委 GoTo継続是非 論戦 首相「経済下支え」
 ・英 交流制限 クリスマス緩和 コロナ対策特例 発表、独仏も配慮
 ・消毒スタンド「トヨタ方式」 相場の半額で販売
 ・「財政健全化」重要視 財政審議会 支援常態化に警鐘
 ・コロナを逆手に 企業奮闘 仕事+余暇「脱都会」に商機
 ・コロナ融資 12兆円 日本政策金融公庫
 ・スパコン速度連覇 「富岳」新研究にも即応 コロナ 飛沫予測など成果
 ・コロナ禍 不登校が急増 ゲームで昼夜逆転 引きこもり増 懸念
 ・国内1945人感染 都内401人 死者は21人
 ・飲食店 苦しい年末 書き入れ時に・・・「またか」 都が時短要請
 ・長野 お正月ぐらいはふるさとに 飯田市 学生の帰省応援
   コロナ検査費、旅費援助 市議会で事業費可決
 ・長野 9人感染 中等症1人、他は軽症
 ・長野 コロナ対応 地裁が感染防止対策議論
 ・長野 しな鉄6億1100万円赤字 上期決算、通期11億円見通し
 ・長野 コロナ対策ルール 実施施設に認定証 阿智村 村内の旅館・ホテル、スキー場など

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移


世界の累計感染者数推移 2020.11.26 現在 


日本の累計感染者数推移 2020.11.26 現在
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