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軽井沢からの通信ときどき3D

移住して11年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

絵葉書

2024-11-22 00:00:00 | 日記
 旅先でお土産に買う絵葉書というのは旅の楽しみの一つといえる。特に、仕事で出かける海外では観光はほとんどできないので、代りに絵葉書を買うことが多くなる。


Museum of Fine Art, ボストン(1980年頃)


Empire State Building, ニューヨーク(1980年頃)


The Battery, ニューヨーク(1980年頃) 


Marktplatz, バーゼル(1985年頃)

 
View Biel-Bienne, スイス(1985年頃)


Les Trois Lacs Bienne-Neuchatel-Morat, スイス(1985年頃) 

 この頃は、まだ銀塩フィルム写真の時代で、自分で撮る写真の枚数も限られていたので、海外では絵葉書を買うことも多かったが、やがて小型デジカメが普及するにつれて、ほとんど絵葉書を買うこともなくなっている。

 絵葉書アルバムを見ていると、2000年以降になると、海外の絵葉書は少なくなり、国内の絵葉書が増えている。これは自分では撮影が難しいような被写体が中心になっている。


Anne Frank Huis Amsterdam, オランダ(2005年頃)

 その絵葉書を自分が作るようになるとは予想もしなかった。

 きっかけは2023年に開催された、第1回軽井沢フォトフェストで私の8作品が入選したことで、事前にこの入選の知らせを受けていたので、フォトフェストの期間中に私のショップを訪れてくれる方々に、8枚セットの写真絵葉書をプレゼントしようと思い立った事であった。この時は、ショップのダイレクトメールなどを制作している専門の業者に8作品を各200枚作成してもらった。

 今年の第2回軽井沢フォトフェストにも作品を応募し、もし昨年同様入選した時には、また写真絵葉書を作ろうと考えていた。しかし今年は入選発表のタイミングが昨年とは異なっていて、事前の入選案内はなく、展示初日に発表があり、3作品の入選を確認したものの、あらかじめ写真絵葉書を作る時間的な余裕はなかったので、写真絵葉書の作成は見送った。

 今年になって、以前から使ってきたプリンターが不調になったこともあり、それまでは外注に出していた、ショップのDM制作や、元の勤務先OBによる作品展と軽井沢町の総合文化展に出品する大判の写真作品も、自分でプリントしようと思い立ち、A3ノビサイズ対応で顔料インクのプリンターを購入した。

 昨年外注した写真絵葉書は、ショップに来ていただいた顧客の方々だけではなく、いろんな方々にも無理やり押しつけていたが、その一人で、文化遺産保存活動をしている会のM会長から、著作権の切れた古い写真絵葉書の復刻版を作りたいとの話があり、外注時の単価などの問い合わせを受けたので、同一作品を200枚制作した時の情報を伝えてあった。

 本来ならば、販売用の復刻絵葉書は、この専門の業者に依頼すべきところであるが、どの程度売れるものか予想がつかないので、先ず試験的に少量私が作成しましょうかと提案したところ、すぐに承諾していただき、話が進むことになった。

 次は、この頃私が独自に入手した古い写真絵葉書をもとに作った試作品の例である。

軽井沢から見た浅間山(1886年頃の撮影写真より)

 復刻絵葉書の原版となる古い写真絵葉書は、会のメンバーのコレクションから20数枚提供していただいたが、その中からM会長に10枚選定していただき、試作品を作ることになった。

 原版絵葉書のデータをスキャナーで取り込んだ後、古さ故えの汚れやシミなどを画像処理ソフトで修正した後、写真内容の説明文や保存会のロゴを追加してプリントした。

 写真画質のほか、画面サイズ、文字のロゴ・配置、用紙の質など数回の試作を繰り返した後、Mさんからもこれなら販売できそうですねとの判定をいただき、販売用を数組制作してみた。

 これらの試作品は、原版絵葉書を提供していただいたメンバーの方々にも1セットづつ届けて感想もお聞きしている。また、町内の書店の店長さんにも見ていただき、おおむね良好なコメントをいただけた。

 復刻絵葉書の方は、今のところこうして順調に販売に向けて推移しているようであるが、このほかにも、自分で撮影した写真を絵葉書にしてみようと思うようになった。

 これには軽井沢フォトフェストで選んでいただいたことがとても支えになっている。軽井沢フォトフェストに応募した作品は、ほとんどがこのブログに用いるために撮影したものだが、普段このブログに載せている写真を見てくれている妻から、入選作品だけではなく、季節の写真や浅間山の風景、野鳥、昆虫、植物などの写真も絵葉書にしてショップで販売してはどうかと言われた。

 雲場池の散歩を始め、写真を撮りはじめた頃から、できることなら写真集を作って見たいと思うようになっていた。以前、3つの私の夢をこのブログに書いたことがあった。写真集を作るのは、いわば4番目の夢で、これは他の3つの夢とは違って、自分で努力すれば叶えられる。まずは写真絵葉書から始めて、その結果が写真集につながっていけばいいと思っている。

 今年の営業期間も終盤にさしかかってきたので、先月下旬から2週間にわたり、いつもご利用いただいている顧客宛に、秋の特別セールを企画し、DMはがきを郵送した。雲場池の紅葉の写真を使用したものであるが、この写真絵葉書はいわば自作の第一号絵葉書になる。

ショップのDMに使用した雲場池の紅葉の絵葉書

 もうすぐショップは冬季休業期間に入る。この冬籠りのあいだに絵葉書の候補となる写真を選び、来春からの発売に備えようと思っているのであるが。


 

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総合文化展

2024-11-15 00:00:00 | 軽井沢
 軽井沢町では毎年秋の文化の日を中心にして、「総合文化展」が開催されている。今年も11月1日(金)から4日(月)までの4日間、連休の3日をはさんで第40回軽井沢総合文化展が、中央公民館と老人福祉センターで行われた。

 出展作品は書道、詩歌、絵画、写真、生け花、その他・陶芸・彫刻・篆刻・工芸・手芸・和裁・押し花など多岐にわたるが、子供から老人までの幅広い年代の方々の力作が展示される。

 私も、ここ数年毎回のように写真を出品してきている。また、昨年からは妻も出品するようになった。私は毎回写真を出品しているが、妻の場合、昨年は切り絵を、今年は貴石を使用したペンダント作品を額装して出品した。

 今年出品した私の写真は、このブログですでに紹介したものばかりだが、これをA3ノビサイズに大きくプリントした。昨年までは専門の業者に依頼していたが、プリンターを新しくし、大判の印刷にも対応できるようになったので、今年は自分でプリントして出品した。

 普段はパソコンのモニター画面で見ている写真だが、これをプリンターで印刷すると、思ったような色調に仕上がらないことも経験しているので、専門の業者に依頼したものと同じような画質になるかどうかが心配なところだが、6月に一度、別の展示会用のA3ノビサイズの作品をプリントしていて、プリンターの設定条件などを確認できていたので、今回もなんとかイメージに近い写真に仕上げることができた。

 今回の私の作品は偶々だが、”と”シリーズになった。以下のように二つの主題を組み合わせて撮影したものである。何だか学生時代の写真部の顧問のH先生からは「どっちつかずでうろうろしているうちに起きた交通事故のようだ!」とのご批評を受けそうな気もしているが。


 ① 満月と浅間山
 これは、浅間山の山頂に満月が沈む「パール浅間」の撮影をするために、その事前の準備として1か月前に撮影に出かけた時のもので、まだ満月の位置が上空高くにある時に、浅間山が朝焼けでピンク色に染まるタイミングとなったところを撮影したものである。
 翌月には、狙い通りに浅間山山頂に満月が沈むところを撮影できたが、太陽がすでに昇っていて浅間山はすでに普段通りの色になってしまっていた。
 浅間山の色合いと空のグラデーションの美しさを見ていただきたくて、今回出品作品に選んだ。


 ② 北斗七星とホタル
 この作品は、初めてホタルの撮影に出かけた時のもので、はじめのうちはカメラを三脚に水平にセットしてホタルが前を横切るところを撮影していたが、北斗七星が見えるとの妻の言葉に、カメラを上空に向けて、ホタルが高く飛びあがるのを待って撮影したものである。
 この日現地で会った、ホタル撮影などの夜景を専門にしている方の話によると、比較明合成を行うことで、より多くのホタルの光跡を表現できると教えていただいたので、友人に頼んで試みてみたが、今回は北斗七星があり、比較明合成をすると星の位置がずれてしまうので、1回の撮影でより多くのホタルの光跡が写っているものを選んだ。


 ③ カルガモの雛とシジミチョウ
 カルガモの雛が、切り倒されたショウブの葉の上で休息している姿を撮影していると、シジミチョウが近くにきて、雛の周りを飛び始めた。雛もそれに気がついて、目でシジミチョウを追い始めた時に撮影したもので、雛にとっては初めて見る不思議なチョウの姿であったのだろう。
 ショウブの葉がやや煩わしく思えたので、雛を中心に楕円形に切り出して、四隅の画像を消してみた。

 
 ④ カラスアゲハと蛹
 前の年に卵を採集して飼育していたカラスアゲハが蛹になり、そのまま年を越して翌年春に羽化してきたところを撮影した。軽井沢の厳しい冬を屋外で過ごしていたので、無事羽化できるかどうか気をもんでいたが、蛹から成虫が這い出てきて、棒の反対側に回り込み、やがて翅がしっかりと伸び美しい姿になった。まだ翅を閉じたままの翅裏からの撮影であるが、尾状突起の一部に翅表の青い構造色がわずかに見える。

 妻の作品は、今年の春からショップの商品に加わった手作りのペンダント、ネックレス、ブレスレット、チャーム、イアリングから選んだもので、これを額装して主題のアクセサリーと背景の組み合わせになっている。


 ① アゲートジオード ペンダント2点


 ② ヘマタイト・バリシルバー ペンダント 


 ③ オプシディアン・タイガーアイ・天珠・水晶 ペンダント2点


 ④ アメジスト・タイガーアイ・クリソプレーズ ペンダント3点

 こうした展示会に参加して、毎回思うことであるが、作品展会場に行くのは搬入・飾り付けの時と搬出時だけで、会期中にはショップの関係で私は行くことができない。見ていただいた方々の感想などが聞けるとありがたいのであるが、ただただ展示するだけで終わっているのが現状である。

 今回、趣向が違っていたのは「サクラソウ会議」からの出品で、これは研究発表などのポスター発表の形式で、解説文付きの写真がパネルに貼られ、テーブル上には植物標本が展示されていた。更にその横には生き物を入れた水槽も展示されていた。


テンナンショウ(マムシグサ)のヒミツと題された解説と植物標本(2024.10.31 撮影)

 これらは南軽井沢の馬取山田地区の動植物を取り上げたもので、この地区は絶滅危惧種の動植物の宝庫であることを示し、水槽にはホトケドジョウ、ツチガエル、オオコオイムシが展示されていた。


馬取山田地区の絶滅危惧種の動植物に関する解説と実物の展示(2024.10.31 撮影)

 また、会期中は植物の解説と展示標本の制作にかかわったご夫妻が会場に詰めて、説明員を引き受けておられた。

 私は行けなかったが、妻が展示期間中に行ったので、そのご夫妻から説明を聞く機会があり、共通の興味があったことも手伝って親しくなり、後日私どものショップにもお揃いで来ていただくこととなった。

 以下、展示会場の雰囲気と作品群をご覧いただく。


中央公民館2階展示会場への入り口の掲示(2024.11.1 撮影)


中央公民館2階展示会場(2024.11.1 撮影)


書道の部の展示 1/2(2024.11.1 撮影)

書道の部の展示 2/2(2024.11.1 撮影)

詩歌の部の展示(2024.11.1 撮影)

絵画の部の展示 1/3(2024.11.1 撮影)

絵画の部の展示 2/3(2024.11.1 撮影)

絵画の部の展示 3/3(2024.11.1 撮影)

写真の部の展示 1/3(2024.11.1 撮影)


写真の部の展示 2/3(2024.11.1 撮影)

写真の部の展示 3/3(2024.11.1 撮影)


私の写真作品の展示(2024.11.1 撮影)


テーブルセッティングの展示(2024.11.1 撮影)


軽井沢彫りの展示(2024.11.1 撮影)


和裁の部の展示、左奥の壁面に妻の作品が見える(2024.11.1 撮影)


1階、手芸の部の展示会場(2024.11.1 撮影)


1階展示会場(2024.11.1 撮影)














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入浴

2024-11-08 00:00:00 | 日記
 先日、学生時代の友人Nさんから次のようなメールが届いた。

 「Iさん、Mさん
 寒くなってきたので、 昨夜から シャワーを止め  湯船 にしました。
暖まりました。 皆さんは どうしていますか? N 」

 Nさん達とはグループメールにしているので、いつも返信の早いYさん、Kさん、Iさんから、早速、次の回答があった。

 「Nさん
 お元気ですか? 湯舟での入浴は理想ですね。
 ゆったりくつろぐことが体を芯から回復させてくれますね。
 私は年に数回しか湯船に浸れません。
 なんだかせわしなく毎日シャワーで済ませてしまいます。 Y 」

 「Nさん
 私んちは女房が風呂好きなので夏でも風呂沸かしますが、後から入る私は湯船につからなくてもお湯がもったいないので湯船のお湯使って洗って流します。
 でも涼しくなった最近は湯船で少し温まってから上がってます。
 最近は浅くて長い寝れるタイプの湯船が多いみたいですが、背の低い高齢者は足元の方へ滑り、湯船に顔が浸かり、起きれなくて水死する人がいるらしいので、注意が必要のようです。
 私んとこのは昔ながらのステンレスでお尻が床について座るタイプなので大丈夫ですが・・・。
 ちなみに発泡スチロールの落とし蓋作って、お湯の冷めるのを防いでいます。女房は熱い湯が好きで私はぬるいのが好きなので、女房が10時前に入浴し、落とし蓋と普通蓋の二重にしておいて11時過ぎに私は入浴しますが、適温になっているので加温もしないので冬場でもガス代は5000円ほどです。(今年は6000円超えそうです)エコ・バスです。 K 」
 
 「Nさん
 寒くなってきましたね。
 私のところは、まだシャワーにしています。
 もうちょっと寒くなったらお風呂でしょうね。

 Yさん
 年間を通じてほとんどシャワーとは元気ですね。
 多分、全館暖房なのでしょう。
 羨ましいですね。 I 」

 私は、外出していたので、少し遅くなったが、次のように返信した。
 「Nさん 皆さん
 今日は小学校の同窓会があり大阪・天王寺までとんぼ返りで行ってきました。これからお風呂に入ります。
 我が家では毎日のお風呂は欠かしたことがありません。今の家を建てる時に1階と2階の両方に風呂場を作りました。
 母が来た時に便利なようにと作ったのが1階の方で、2階の方は寝室に近いところにしています。
 ちなみに、私は長湯で、たまに湯船につかったままうとうとしてしまうこともあるので、これから先要注意です。 M 」

 と、こんなやりとりがあった。私には意外なことに、シャワー利用者がとても多かった。ライフスタイルの欧米化の一環なのだろうか。

 今では、自宅に風呂場があるのは当たり前だが、私が子供の頃住んでいた大阪では、銭湯に行くのが当たり前だった。近くに住んでいる仲のいい友達3人で、学校が終わるとすぐに示し合わせて、銭湯の一番風呂に出かけたことがある。
 まだ誰も来ていないので、浴場のタイル張りの床は乾いていて、傍らには木の湯桶が積み上げられていた。湯桶を使い始めるとその音が風呂場に響く。誰もまだ来ていない浴槽でひと泳ぎである。

 銭湯には父と出かけることが多かったが、たまに母と出かけることもあり、まだ小学生の低学年の頃は女湯に一緒に入っていた。

 すると、同級生の女子と一緒になることもあったが、あとで小学校でその女子からとがめられたので、女湯にいくのは止めるようになった、3年生くらいだっただろうか。

 しばらくして、器用な父が庭に別建てで風呂場を作ってくれた。外ガマ式で、風呂を沸かすのは私の役目であった。燃料は主に薪で、少し離れたところにある製材所で束にした薪を売っていたので、乳母車を押してその薪を買いに行くことも私の仕事であった。

 自宅の2軒先には、食堂などで見かける、食品見本を作っているお宅があり、蝋でできているその見本の不良品や端材品などを頂いてきて、薪と一緒に燃やしたことがあったが、その時は勢い良くゴーゴーと燃えて、煙突の先からも炎が見えて恐ろしい思いをしたことを思い出す。

 風呂のことで思い出すもう一つの話がある。大学の先輩で、放送大学の教授をしていたTさんの話であるが、学生時代に下宿をしていた時の思い出話を聞いたことがある。

 その下宿の女主人はとても倹約家で、風呂の湯を決して換えようとはしなかったという。浴槽の湯量が少なくなるとその分の水を足すだけで、全量を換えることはなかったそうである。そのため長年使い続けた湯の色はまっ黒で、学生時代Tさんは一度でいいからきれいな湯の風呂に浸かりたいと思ったという。まるで老舗の鰻屋のかば焼きに使う「たれ」のような具合である。

 さて、大方の同級生とは異なり、毎日寝る少し前に風呂に入る習慣がある私は、少数派のようだが、ショップに仕事に出ている日の日課というと、17時に店を閉めて5分ほどで帰宅。夕食は19時半からで、夕食後は海外のミステリードラマを1本見てから風呂に入っている。

 このミステリードラマは、ほぼ毎日見ているが、光テレビで配信されるものの中から、妻が録画しているもので、はじめの内はシャーロック・ホームズシリーズや、名探偵ポワロ、ミス・マープルなどのアガサ・クリスティーの作品群を見ていたが、すぐに見終わってしまったので、その後は米欧のいろんなミステリー作品を見ている。秀逸な作品も多い。

 その後、22時半頃に入浴、就寝は23時半くらいになるというのがおおよその日課である。

 メールの返信にも書いたように、私はやや長湯の方だが、実際のところ健康にいい入浴法というのはあるのだろうか。

 中学生の時に、保健・体育の授業の試験に、「少し熱めの風呂に短時間はいる」のと「ややぬるめの風呂に長時間はいる」のでは、どちらが健康にいいかという問題が出た。私は間違って答えたことははっきり覚えているが、どちらを選んで間違えたのか、思い出せない。

 この際、健康に良い入浴法を調べてみようと思い、次のサイトを見つけた。少しぬるめの湯に長めに浸かるというのが正解のようである。

 「毎日入浴すると心疾患や脳卒中のリスクが減る『40℃の風呂に10分』がコツ(温泉療法専門医による)
 
 *毎日入浴すると
  □ 心疾患、脳卒中、糖尿病を防ぐ
  □ 免疫力が高まる
  □ 幸福度が高まる

 *基本の入浴方法
  □ できれば毎日
  □ 40℃で10分間
  □ 全身浴

 *より免疫力を高めるリラックス入浴方法
  □ 眼を閉じる
  □ 腹式呼吸で3秒息を吸う
  □ 口をすぼめて5秒かけて息を吐き出す
  □ 上の2番目と3番目とを繰り返し行う

 *こういう時は入浴を避けよう
  □ 入浴前の上の血圧が160以上
  □ 入浴前の下の血圧が100以上
  □ 入浴前の体温が37.5℃以上

 *入浴中に不調になった家族を見つけたらやるべきこと
  □ 湯船の栓を抜く(溺死防止)
  □ 窓やドアを開けて涼しくする
  □ 湯船の外で横向きに寝かせる

 *入浴から最高の睡眠をとるための時間割
  □ 眠る3~2時間半前 帰ったらまず食事
  □ 眠る2時間半~2時間前 食後の30分~1時間は休憩
  □ 眠る1時間半前 入浴
  □ 体温がほどよく下がったら 就寝する    」

 というものである。失礼ながら真偽のほどはともかく、シャワー派の友人各位には興味を持たれたら実践してみてはいかがだろうか。

 私の場合、幸福度を求めているのが実態で、この内容とはやや異なる生活のリズムが出来上がっているので、すぐには難しいが、できるだけこうした指針に近付けるよう工夫をしてみようと思う。

 知人の中には、「癌は怖くないよ、癌が判ったらぎりぎり熱めの風呂に入ることでがん細胞を死滅させることができるので、そうするつもりだ。」という人もいるのだが、どうだろうか。これは普段から実践するわけにもいかないので、もしそうした事態になればという話として聞いておこう。

 最後に旅館の風呂場の写真を、といっても通常は写真を撮ることはできないが、最近は眺めのいい風呂場を備えた客室もあって、そうした部屋を利用した時にたまたま撮影できたものである。

秋保温泉の客室の風呂場(2012.11.19 撮影)

堂ヶ島温泉の客室の風呂場(2013.3.17 撮影)


 
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If I must die

2024-11-01 00:00:00 | 日記
If I must die
  by Refaat Alareer (1979.9.23ー2023.12.6) in 2011 
                もし、私が死ななければならないのなら
                リファアト アライール(1979.9.23ー2023.12.6)2011年作  
          
If I must die,
                                             もし、私が死ななければならないのなら
you must live
                  あなたはどうしても生きなければならない
to tell my story
                                   私の物語を語るために       
to sell my things
                  私の遺品を売って
to buy a piece of cloth
                  一切れの布と
and some strings,
                  糸を少し買うために
(make it white with a long tail)
                   (色は白で、長い尻尾をつけてほしい)
so that a child, somewhere in Gaza
                    そうすれば子どもたちが、ガザのどこかで
while looking heaven in the eye
                  天を見つめながら
awaiting his dad left in a blaze—
                  激しい炎の中に消えた父親を探し求め
and bid no one farewell
                  誰にも
not even to his flesh
                  自分の肉体にも
not even to himself—
                  魂にさえも別れを告げることなく消えた父を
sees the kite, my kite you made, flying up above
                  あなたが作った凧、私の凧が空高く舞うのを見て
and thinks for a moment an angel is there
                    束の間、天使がそこに現われて
bringing back love
                  愛をよみがえらせてくれるから
f I must die
                 もし私が死ななければならないなら
let it bring hope
                 それが希望をもたらしますように
let it be a tale
                 それが物語になりますように


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ミヤマカラスアゲハの孵化と羽化

2024-10-25 00:00:00 | 
 昨年の今頃、ミヤマカラスアゲハの卵だと思って孵化の様子を観察し、そのまま飼育し続けてきた幼虫が終齢になったところで、意外にもカラスアゲハであったことに気がついて驚かされたことがあった。

 この卵は自宅庭のキハダの葉に絡みついていたツル性の植物に産んであったもので、ミヤマカラスアゲハだと思い込んでいたのであった。

 今年もまた同じキハダの木に卵が産みつけられていて、数は昨年より多くなった。これは、すぐそばに植えているクサギが成長し、昨年より多くの花を咲かせ、たくさんのアゲハ類を呼び寄せたからに違いなかった。

 親チョウが産卵するところを目撃したわけではないので、これらの卵がミヤマカラスアゲハのものか、昨年のようにカラスアゲハのものかは幼虫が成長してみないと判らない。今年は全部で9個の卵と6匹の幼虫を見つけ、採集して室内で観察・飼育した。

 9月20日のブログでその途中経過を書いたが、結果、終齢まで飼育して判ったことであるが、これらはすべてミヤマカラスアゲハであった。

 採集した時の卵の外観は異なっていて、まだ全体に白っぽく黒点が見えるものと、全体が黒ずんでいて、中の幼虫の頭部らしいものが確認できるものとがあった。

キハダの葉裏で見つけたミヤマカラスアゲハの卵 1/2(2024.9.4, 14:54 撮影)


キハダの葉裏で見つけたミヤマカラスアゲハの卵 2/2(2024.9.4, 19:10 撮影)

 昨年カラスアゲハの卵を孵化させた時の経験から、このように黒くなっているのもはすぐにも孵化すると判断して、早速撮影に入った。

 ミヤマカラスアゲハの卵からの孵化の様子を観察・撮影したのは今回が初めてであるが、次のようである。最初の映像は30倍タイムラプスで撮影したもので、後半はキハダの葉が乾燥したために撮影中に動いて、幼虫の姿が画面からはみ出してしまったが、孵化後の幼虫が卵の殻を食べてしまう様子が撮影できた。

 
ミヤマカラスアゲハの孵化① (2024.9.4, 23:56 ~ 9.5, 6:19 30倍タイムラプス撮影後編集)

 次は、別の卵が孵化する様子を実時間で撮影した映像で、前後部分は30倍タイムラプスで撮影したものを編集してつなぎ合わせたもの。この個体も孵化後卵の殻をきれいに食べてしまった。

 
ミヤマカラスアゲハの孵化② (2024.9.5, 8:55 ~ 9.5, 10:28 通常撮影と30倍タイムラプス撮影後編集)

 例年であれば、これらの幼虫が脱皮して齢を重ねていくところをビデオ撮影するのであるが、今年はいつものような気力がなく、漫然と飼育してしまった。そして、幼虫が次々と終齢になるのを見届け、前述の通りすべての幼虫がミヤマカラスアゲハであることを確認した。

 最初に終齢になった個体の外観は次のようであった。





ミヤマカラスアゲハの終齢幼虫(2024.9.19 撮影)

 上の写真の個体は頭部のまだら模様の色が特に濃いようであるが、ほぼ同じ時期に終齢になった他の個体を見るとこの部分の濃さの違っているものもいる。

同じ頃に終齢になった3匹のミヤマカラスアゲハ(2024.9.19 撮影)

 この3匹の内、早いものは飼育ケースの壁面で9月26日に前蛹になり、翌々日には蛹になった。

ミヤマカラスアゲハの前蛹(2024.9.26 撮影)

 幼虫が脱皮するところを逐次確認できたのではないので、成長の記録としては不完全であるが、飼育結果は次のようであり、 最終的に蛹が6匹得られた。これは、これまで何種類かのチョウの幼虫の飼育を行ってきた中でも、無事蛹になった割合は低い結果であった。

 卵から蛹になったもの・・・・・・・3
 卵から孵化後幼虫が死んだもの・・・3
 卵が孵化しなかったもの・・・・・・3
 幼虫採集後蛹になったもの・・・・・3
 幼虫採集後死んだもの・・・・・・・3

 来春までの長い眠りについたと思い、蛹化後も、そのまま室内に置いておいたところ、中の1匹が、10月14日にまさかの羽化をして、ケースの中で羽ばたいているのを見つけた。美しい♀のミヤマカラスアゲハであった。 

 軽井沢の外気温はすでに低くなってきていて、季節外れの羽化で、放したとしても仲間と巡り合うこともないだろうと思い、羽化した成虫と、残りの蛹とを屋外のケージに移し、成虫には咲き残っていたクサギの花を与えそのまま飼育していたところ、9日後10月23日には更にもう1頭が羽化した。傍らの2匹の蛹もやや黒く変化していて、羽化が迫っていると感じさせた。

 3匹目の蛹は順調に見えたが、直前で羽化が止まってしまった。4匹目は3匹目を追い越して先に無事羽化し、またも♀が誕生した。そして、3匹目がようやく羽化したが、翅が伸びないまま固まってしまった。

室内の飼育ケース内で最初に羽化したミヤマカラスアゲハ♀(2024.10.14 撮影)


屋外の飼育ケージで2番目に羽化したミヤマカラスアゲハ♀(2024.10.23 撮影)


直前に室内に取り込み3番目に羽化したミヤマカラスアゲハ♀(2024.10.24 撮影)

 これまでにもミヤマカラスアゲハの終齢幼虫を小諸のMさんから頂いて蛹化させたり、カラスアゲハの卵を庭で採集して蛹になるまで育てたことがあったが、これらの蛹はすべて冬を越して翌年春に羽化していった。

 今回も夏型の成虫が産んだ卵や幼虫を採集して蛹化させたので、ほぼ同じ条件と思われたのであったが、どうした訳か今回のミヤマカラスアゲハはすでに6匹の蛹のうち3匹が羽化して成虫になり、1匹は羽化途中で成長が止まってしまい、ようやく蛹の殻から抜け出したものの翅は伸びないままであった。いったい今回は何が起きたのだろうかと思っている。

 
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