関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

TRIX 春のミニツアー@クラブイクスピアリ 2007.4.3

2007年04月06日 01時53分58秒 | 音楽
確か昨年秋のTRIX@BAJも雨でした。でも関係ないない!TRIXと窪田さんに会えるのですもの。気分はまッ晴れ♪

初めてのクラブイクスピアリ、5時過ぎに到着したところ、すでに30人くらいの列ができていました。「TRIXは人気なので、開場1時間前に並ぶ方も」とお店の人に聞いておいてよかった。やっと6時過ぎにライブ会場へ。シャンデリアやミラーボールもあって、よく行くBAJとはかなり違った雰囲気。前方真ん中の3席をキープしました。
今回はダンナさまとjunkoさんと一緒にライブ参戦することができました。これまで1人参加が基本だった私にとって、3人で観るライブはとてもにぎやかでウレシイこと。7時前には全員そろい、ライブへの期待も最高潮に。
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今回はめずらしくSEはなしで、まず熊谷さんが1人で登場。カッコイイリズムを叩き始めました。そこへ須藤さん、平井くんと続き、そして最後に御大の登場。いつものように白地に赤い模様の入ったシャツに赤T、下はジーンズという定番のスタイル。ファンキーなリズムにクールなオルガン、これはもしや、私の大好きな「Turkey」では?!はい、正解!聴きたかったんです~!!
一人ずつメンバーが増えていくというスタイル、カッコイイです。何かすごく普通のフュージョン・バンドみたい!(え?普通じゃないの?)
MCなしで「Recollection」へと続き、「わ~、以前は終盤にやっていた曲が2曲目なんだ」と思いながら、楽しいくるりに顔がほころびます。いつもそうですが、今回もやはり最初から最後まで笑っていたので、終わってから頬とお腹が筋肉痛になりました。(これホント)トークやネタが面白いのももちろんですが、TRIXの演奏を観て聴いていると、自然と笑顔になってしまうのです。うれしくて楽しくて幸せで。
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「自分から自己紹介病」が須藤さんにもうつってしまったところで、次はTRIXにしてはめずらしく4曲連続でした。今回のライブではいつもと趣向が違い、曲によっては長めのイントロがついていたのですが、熊谷さんが「その曲を作った人がやる」と言ったところ、そうではなかったようで、平井くんに思いっきりつっこまれてました。その後熊ちゃんは、「曲中の中で…」と言ってしまい、自分でツッコミを入れたりしていて、熊ちゃんのMCの面白さって、実は天然だから?と今頃気付いた私…。
「luna park」のイントロでは平井くんのカッティングがかっこよかった~。この曲も大好きな1曲で、窪田さんのピアノ・ソロのコード進行がすごくいいのです。壮大な「Trip Wonderland」に続いては「Miller Light」。この中で早々と窪田さんのビン底メガネが。S-90でのベース・バトル、勉強になりました。「あんなことができるんだ~」と感心しきり。確かにS-80にも指1本でクラブ系サウンドが弾けちゃう、みたいなプリセット・サウンドが入っているので、シンセはどんどん他の楽器をおびやかすのです。そこで負けじと出す須藤さんのベース音がまたカッコイイ!でもそれを聴いて再び「負けないもんネ」と弾き出す窪田さんのベース音は、さすが某バンドではベーシストとしての役割もされているだけあって、これまたカッチョイイのです。わたくしごとですが、学生時代サークルの合宿で、ベース5人くらいとドラム、シンセ2台でバンドをやったのですが、めちゃくちゃ音が厚くなってかっこいい音になりました。そんな原体験もあって、ベースバトルは大好き。
みんなでメガネをかけっこしたりして、長めの1曲でしたが、その後続いて演奏された1曲が、今回の私の最大の収穫となりました。
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窪田さんのエレピ・ソロが始まると同時に、照明が赤っぽいピンクになり、ミラーボールが回り始めて、ステージが桜吹雪のようになりました。桜が舞い散る感じとそのエレピ・サウンドがあまりにマッチしていたため、「きっとこれは桜をイメージして作られたに違いない!」と勝手に思ったり。だんだん目がうるうるしてきて、これほどまでにロマンティックなピアノを弾くこの方に、一生ついて行こう!と思いました。また一つ、心に貴重な財産が増えた、そんな気がします。
ソロの終盤でこれが「Waiting for you」につながるソロだとわかり、一層うれしくなりました。実は地方参戦しているダンナさまも私も、この曲を生で聴いたことが一度もなくて、須藤さんとの連弾?を観てみたかったこともあり、ずっと聴きたい曲だったので、やっと願いがかないました。終始うっとりとそのお姿を眺めておりました、ダンナさまの目の前で…。
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新曲の「Passion」では、すごく期待を持たせておいて、さあ演奏が始まったと思いきや、テレビでのショート・バージョンで「はい、Passionでした~」「みんな、これが聴きたかったんでしょ」と全員でボケるというネタが最高でした!(その後ちゃんと演奏して下さいましたが、あんなメロディがあったとは)今後ライブで盛り上がれる曲がまた増えましたね。ウレシイウレシイ。
熊ちゃんと須藤さんのソロが炸裂した「Jungle Circuit」や、客席乱入ありの変態系3部作で、ライブも最高潮!ラストがこれも大好きな「Good Luck!!」で、私のTRIXの好きな曲ランキングの上位をしめる曲ばかり聴けたのが本当にうれしかったです。アンコールは超盛り上がれる「Malaga」(キーボードソロの途中で寝てしまう窪田さんを観て「かわいい~!」と心の中で叫ぶ私)と、これも聴きたかった~!!最後の最後にぴったりの「FIRE」!TRIXの曲には盛り上がれる曲の何と多いことか!それぞれの楽器が主張しながらも調和していて、まさに三位一体ならぬ「四位一体」。ギターとキーボードがリードをとる割合もちょうどよくて、(というよりキーボードがこれほど目立つバンドもないのではないかと)窪田さんファンには本当においしいし、うれしいです。
私の結論。TRIXはCASIOPEAを超えた!
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ライブ終了後のサイン会で、「Waiting for you、シビれました」とお伝えしたところ、窪田さんから「また来てください」とお言葉をかけていただき…。今までほぼ30年近く色んなミュージシャンのファンになってきましたが、直接こんなに優しく接していただいたのは窪田さんが初めてです。自分の大ファンのミュージシャンにこんなことを言われたら…もちろん!また行きます!今度は7月のSTB。その前にCDも出ることですし、梅雨どきはTRIXファンにとって一番いい季節なのかも。


四位一体TRIX

2007年04月04日 01時58分00秒 | 音楽
TRIX@イクスピアリ、行ってまいりました~~。

最高!

この言葉しかありません。すごいです、かっこいいです、そして、かわいいです!
本日の私の大収穫。今まで聴きたくてずっと聴けなかった「Waiting for You」を聴けただけでなく、そのイントロへと続く窪田さんのエレピ・ソロ・・・。また一生の宝を一つ、手に入れました。今日のライブへ私を行かせてくれた、全ての人に感謝。

詳しくは近日中にUPしたいと思います。もう一度言おう。

TRIX、最高!

今からTRIXへGO!

2007年04月03日 16時17分21秒 | Weblog
ダンナさまの両親に子供たちをお願いし、一路舞浜を目指し電車に乗りました。(またもや雨ライブです、カッパで自転車を飛ばし駅へ)MDをゆっくり聴けるのも久し振りなので、昨夜TRIXの夏に作ったベストをセットしてみると、なぜかMDプレイヤーが読み込んでくれません。ではARTのMDを、と試したらちゃんと読んだので、久々に爆音で聴くぞ~!と楽しみにしていたら、これまた今さっき「JUNGLE CIRCUIT」の途中で聴けなくなってしまいました。とほほ。車の中などでさんざん聴いたせいでしょうか。幸い安達久美さんは聴けたので、TRIXは生で聴けるまでのお楽しみということで♪
名古屋や岡山でのレポを見る限り、今回もかなりはじけたご様子。特に今日はラストということもあり、う~、この数日のバタバタが、今夜の大爆笑で吹っ飛ぶことを期待!
♪( ^o^)\(^-^ )♪

音楽が心をつなぐ

2007年04月01日 17時50分10秒 | 音楽
昨日さいたまの自宅に戻りました。関西からのモブログは、ちょっとできませんでした。わたくし、ウソを言ってしまいました。関西ではパラパラだった桜も、こちらでは見頃の満開。

昨日は滋賀県にある、重い障害を持つ人たちの施設「止揚学園」に立ち寄らせていただきました。卒業した学校の先輩にあたる方が創設者で、そのご縁でもう20年近く交流があるのですが、訪問したのは初めてでした。ランチタイムに4曲ほど、ピアノを弾かせてもらったのですが、もう何十年も前にジャズ・クラブか何かで使われていた年代物の白いグランドピアノで、もう調律さえできないというものでしたが、学園のみなさんが一番愛してやまないピアノということで、そちらを使わせていただきました。確かに出にくい音などもあり、私の技量では良い音が出ていたか定かではないのですが、1曲1曲終わるごとにとても温かい拍手をいただき(職員の方も含め50人以上はいらっしゃったと思います)終わった後の曲紹介で思わず泣いてしまいました。(ほんとどこまでも泣き上戸です)

施設で寝泊りされている方々の平均年齢は48歳だそうで、お話ができない方がほとんどだそうですが、みなさんそれはそれは明るくて、指でずっとリズムをとりながら聴いてくださった方、「サイコー!」と言ってくださった方、帰り際手を振ってくださった方など、初めてお会いしたけれど、音楽を通じて少しだけ心がつながった気がしました。もっと修行を積んで、また伺いたいと思います。

次は音楽が国境も越えるというお話。29日の深夜にフジで放送された「世界組TV」という番組で、久々に山岸潤史氏の活躍を見ました。ギタリストとしてCHICKEN SHACKなどのバンドで精力的に活動されていて、好きなギタリストの一人だったので、95年に突然活動拠点をアメリカに移されたときは、少なからずショックでした。もうCHICKEN SHACKは2度と見れないのかな~という失望もあり、その後特にアメリカでの活動を追いかけることもなかったのが、今回ニュー・オーリンズのミュージック・シーンで今やなくてはならない存在になっておられることを知り、その元気な関西弁を聞いて本当にうれしくなりました。

「とにかくやってみなければわからない」というようなことを話しておられて、心からその通りだなーと。現在53歳で今の私と同じくらいの年齢で単身渡米されたわけで、いくつになってもチャレンジあるのみ!の最高のお手本です。睡眠時間2時間で飛行機に乗って次のライブの地へ向かう、そんなパワフルな毎日。う~ん、それはちょっとマネできないけど。CDプレゼント、応募しよっと。

番組の中でJUNEが参加している4つのバンドのうちのひとつ、ワイルドマグノリアスのライブ風景の中で、日本人女性キーボーディストの姿を見つけたのはダンナさまでした。すかさずネットで調べたところ、何とダンナさまが買ってきたソロ・アルバムを私も気に入って、HPで紹介したこともある、吉弘千鶴子さんだったのです。フュージョン系のセッションなどで以前はよくお名前を拝見していましたが、最近はゴスペル関係のお仕事が多いと聞いていました。現在はアメリカ在住だそうで、息子さんのお名前から察して、ダンナさまは外国人の方かと。ワイルドマグノリアスはブルーノートでも公演があるようなので、今度はぜひお2人の参加で凱旋公演をやってほしいものです。それにしても日本人離れしたテクニックを持っている方は、海外に行ってしまうのですよね~・・・。