関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

自分の感性を信じてみる

2018年10月26日 15時00分46秒 | 音楽

その1.先日、あさイチで「笑いのチカラ」というお話をやっていました。笑いにはガンを抑制する力があることが立証されたとか。東日本の震災のころ、ちょうど華丸大吉さんにハマり始めた頃で、3月17日のルミネのチケットを取ってありました。余震や放射能のことで不安でいっぱいだったのと、この先何が起こるかわからないから、やれることはやれる時にやっておく!そんなえいや!な気持ちで、社宅の時のお友達ママと一緒に新宿に見に行きました。その日のルミネはさすがにガラガラだったけど、大笑いして元気になれた。テレ朝のインタビューに合い、不謹慎と思われたらイヤだなあと思いつつ、大変な時こそ笑うことが大切、みたいなことを、オリラジが募金活動している横で答えた覚えがあります。

その後もテレビに出る華大さんをチェックすることで、あの混沌とした不安な時期を乗り切ることができた。私にとって華大さんはいのちの恩人なのです。2011年頃は全国ネットのレギュラー番組もあまりなくて、関西で放送されていた福岡のロケ番組「なんしようと」を、わざわざ姉に送ってもらっていたくらい。関東ローカルPON!のロケはずっとやってて、相方の悪口とか嫌なネタとか絶対やらないし、ほんともっと売れてもいいのに、、と、思っていました。

一時期、M1グランプリがお休みしていて、その間はフジでTHE MANZAIをやっていて、2014年に優勝されたことで、やっと大ブレイクがやって来ました。漫才は本当に面白いし、仲の良いコンビだし、どちらも背が高くて見た目も素敵だし、何より他の人に対しての言葉が優しい。その後は健康番組の司会とか、ゴールデンのレギュラーもいっぱいになって、毎日のように見かけるようになり、ほら!やっぱりね~、とほくそ笑んでおりました。時代がやっと華大さんに追いついたのかも(笑)

世間一般にかなり認知されてからの、NHK朝の顔、就任。一瞬びっくりしたけど、適任だったのでそれほどの驚きはなかったです。

その2.昨日、1年間の優秀なテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2018」で、おっさんずラブが作品賞グランプリ、田中圭さんが主演男優賞、吉田鋼太郎さんが助演男優賞を受賞されました。海外に紹介して行きたい優秀なドラマとのこと。愛と優しさにあふれる、本当に素敵なドラマです。

生まれて半世紀、子供の頃から数えると相当な数のドラマを見て来て、その時代その時代で好きなドラマはありました。学生時代は松田優作の探偵物語とか、西部警察、太陽にほえろ、必殺シリーズとか。俺たちは天使だ、も好きでした。もっと子供の頃はありがとうや、ムーも大好きで見てた。Gメン’75なんかも家族と見てました。トレンディドラマの時代はあまり見てなかったけれど、話題のドラマは最終回だけ見たり。好きだったのは中山美穂と唐沢寿明のパティシエの話とか、竹野内豊と田中美里のWithLoveとか、あと田中美佐子と岡本健一のちょっとサスペンスっぽいのとか。

子育て期間はほぼ、連続ドラマとは無縁で、最近で覚えてるのは、下の子が赤ちゃんのとき熱中した冬ソナくらい。あの時はまあまあハマりました。ここ数年、やっとちゃんと追いついて見れるようになり、それでも男女の恋愛ものはもうあんまり興味ないし、怖いのはもっと見たくないし。出演する俳優さんの好き嫌いで、見るか見ないか決めることも多いので、見逃している傑作もたくさんあると思います。ここ数年で良かったのは、重版出来、逃げ恥、陸王、テレ朝金曜深夜の枠も時々見てて、民王、ミタゾノ、徳尾さん脚本の愛の結婚相談所も大好きでした。

重版出来はかなり好きだったのが、視聴率はイマイチだったと聞いて、なんで?あんなに面白くて、キャラクターが魅力的だったのに!続編やって欲しい~って思っていました。私は好きだけど、視聴率が悪いってことは、それほど人気じゃなかったってこと?う~ん、おかしいなあ、、と。でも、今回おっさんずラブを見て、面白い!泣ける!何だこの優しい世界は!と思って、それまであまり縁のなかったツイッターを見るようになって、するとそこにはOLがすごく好きな人がかなりの人数いて、視聴率だけじゃないんだ!ということがわかり、このドラマが好きだと感じる自分の感性が、実はOKだということがわかりました。

ドラマに登場するのと同じグッズを買って、オフィシャルグッズも買って、ロケ地にもちょこっと行って、展覧会に2度行って、人生で初めて、終わったドラマのおっかけをしています(現在進行形)そこにはネットやSNSの力も絶対あって、雑誌やテレビの情報を知れてラッキーな時もあれば、自分が行けないイベントの情報を知ってしまって、ああ~~~、となる時もありました。そんな一喜一憂がさらに、このドラマへの執着となっているような気もします。

それで、何が言いたいかというと、華丸大吉さんとOL、どちらも共通するのは「優しさ」だと思うんです。愛にあふれる優しい世界が好きです。私が大好きなものが世の中で大ブレイクしたということは、いまいちあやふやで、どこまで信じていいかわからなかった自分の「愛にあふれる優しい世界が好き」という感性を、信じてもいいんじゃないか、と思ったわけです。12年やって来た音楽活動に、最近やっと少し実を結んで来たのかな、と思う出来事があり、くさらず、信念を曲げず、こつこつとやって行くことの大切さを、華大さんや田中圭さんから学んでいるように思います。

いつの時代も人の心を動かすのは、北風と太陽の太陽。真面目に、暖かく優しい気持ちをもって、毎日を過ごして行きたいものです

 



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