天平のピアノ！

先週TRIXに行ったばかりなのですが、なぜか今週はライブウィークになりました（本当はそれぞれの余韻を十分かみしめたいところなのですが、たまたま）
ひっきーさんからピアニスト天平さんのライブチケットを譲ってもらい、川口リリアまで観に行って来ました。天平さんは最近注目のピアニストで、若い頃ガテン系の仕事をしていたというだけあって、両腕の筋肉は北斗の拳のケンシロウのよう。異色の経歴と見た目で、とてもパワフルなピアノというイメージを持っていたのですが、実際に聴いたサウンドはとても繊細で柔らかい音でした。
超絶早弾きや、1人で弾いているとは思えない音数で「おお～～」っとなる場面もありましたが、その叙情的な曲の世界に引き込まれる時間のほうが多かったです。最後のアンコール曲以外は全てオリジナルで、CDのカテゴリーはクラシックのようですが、ジャズの要素もしっかりブレンドされていて、オンリーワンなサウンドに思えました。それぞれの曲がどんな風にしてできたかを語る、朴訥な感じの関西弁のMCも好感度満点で、デビューアルバムを購入してサインしていただき、握手してもらったその手は白くてきれいで、ふわふわと優しい感触でした。

「とにかくピアノが好き」という言葉がとても印象に残りました。子供の頃はレッスン前に10分しか練習しないような感じだったとか。うんうん、私も練習キライだったな～。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がまさにぴったりの天平さん。そういえば盲目のピアニスト・辻井さんのインタビュー記事にも、ピアノが大好きだということが書かれていました。好きなことはいくらでも続けていたいと思うもの。家事でも仕事でも何でも、好きになれれば鬼に金棒！ですね。

また1人、素晴らしいアーティストと出会えたことに感謝

追伸：今回めずらしく、側面にKAWAIのロゴの入ったグランドピアノでした。プロの人のライブでKAWAIのピアノを使っているのは初めて見ました。何だかやっぱりKAWAIに縁を感じます。