関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

藤城清治さんの絵

2013年01月30日 20時29分14秒 | Weblog


子供のころ、関西でずっとやっていたパルナスというお菓子屋さんのCMに、藤城清冶さんの影絵が使われていました。その頃は人間が黒で描かれているし、何せパルナスの歌というのがまた暗~い(笑)音楽と映像がセットになって記憶に残り、正直あまり好きではありませんでした。
数年前、爆笑問題の太田光さんの本「マボロシの鳥」の絵本化を、90歳に近い年齢にも関わらず精力的に取り組んでいらっしゃる姿をテレビで拝見し、とても感動しました。それで少し藤城さんの絵に興味が湧きました。

昨年、めったに行かない大宮のデパートに、息子の制服を取りに行った帰り、エスカレーターで降りて来るところに、ちょうど藤城清冶版画展をやっているスペースがあり、お!と思い入ってみると・・・。

何て素敵な世界

森の中にお花畑があり、そこにグランドピアノがあって、その周りを無数の妖精たちが踊ったり、笛を吹いたり、チェロやハープなどの楽器を弾いている。まるでそこから音楽が聴こえて来るような、華やかだけれど落ち着いた色調の、素晴らしい絵の数々。思わず惹きこまれてしまいました。

何よりお花畑のグランドピアノに心を奪われ「欲しい!」と思ったものの、版画(リトグラフ)とはいえ100万円近くするものばかり。うーん、確かに以前好きだったヤマガタヒロミチさんの版画も、いいお値段したものなあ・・・。
いつかお金を貯めて買いたいとは思いますが、優先順位がやはり子供の学費や、生活に直結するものに。でもやっぱりステキだから欲しい・・・。ずっとそう思っていました。

先日、コンテストの音源を提出しに島村楽器に行った際、LOFTの絵画コーナーに立ち寄ったところ、写真の2Lサイズくらいのものが何点か壁に貼ってあるのを発見!わーお!しかも値段は500円!ポストカードもあったので、さんざん悩んでこの「こびとの楽園」という絵を選びました。赤・白・黒のグランドピアノが4台もあって、そのうちの1台にはケロヨンが乗っているという(藤城さんがケロヨンの作者なんだそうです)大きいものが欲しいには欲しいのですが、いつも目にする場所に飾るには、今回のものがちょうどいいサイズ。家にあった額に入れたので、たった500円で幸せ気分。

絵の中にも音楽があふれてるって素敵この絵のイメージの曲を作ってみようかな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿