関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

見た目も大事!

2008年02月05日 01時50分33秒 | Weblog
日付が変わったのできのう、オジサンズ11に今ちまたで話題の「レコーディング・ダイエット」の岡田斗司夫さんが出るというので、録画しながら見てみました。
お正月に実家に帰った時、メタボだったお義兄さんがちょっとやせててびっくり。聞くと食べたものを書くだけでやせるダイエットをしている、とのこと。本が出ていることも聞いていたのですが、バタバタしていてそのままに。で、学校やら幼稚園が始まったので、のびていた髪を切りに美容院へ行き、そこで手に取ったダイエット関係の雑誌に、タレントの永井大さんと一緒に写っている見慣れない人(メガネとスーツが似合う、スマートな文化人っぽい人で、誰?このカッコイイ人は?と)それが岡田斗司夫さんでした。TSUTAYAで売れ筋No.2として紹介されていて、立ち読みしてみたら面白かったので、著書の「いつまでもデブと思うなよ」も買ってしまいました。
今第6章まで読み進めたところです。とにかくその日食べたものを全てメモする。それをしばらく続けたら、それらのカロリーを計算し、1日の摂取カロリーを制限する。どんどんやせていくのが面白くて仕方なかったそうです。まあ117キロの人がカロリー制限すればどんどんやせるのは当たり前のようですが、リバウンドしないためにはやっぱりかなりの意志が必要かと。ただ、岡田さん自身、やせて健康的になった他に、すごく得をすることがあったそうで、きっとその事があるのでまた太るということはできないのではないでしょうか。それは本の第1章に書かれている「見た目主義社会の到来」。

先日の日経夕刊にも書かれていましたが、昔の日本は家柄を重視する「家柄主義」で、その後「学歴主義」へと変わった、とありました。確かに結婚相手の条件が「3高」なんて言葉、私の若い頃思いっきり流行りました。それがここ10年ほどで「見た目主義」へと変わって来たというのです。東京ドームで野球の試合中にビールを売るアルバイトの売り上げが、明らかに違うらしい。またコンビニの新店舗開店の時には、本社からルックスの良いスタッフが派遣されるそうです。そういえば近所にできたコンビニの店長さんが、オープン当時藤木直人似のイケメンで、下の子が生まれたばかりで買い物に行っては癒されていた覚えがあります。そう、見た目って大事かも。

私も最近、そのことを結構考えていました。バンドをやっていた学生の頃は、決してかわいいとか美人とかいうタイプではなくて、むしろ外見にコンプレックスを抱いていたので、「中身で勝負」みたいなところがありました。服装なんかには一応気を使っていたけれど、演奏中は仏頂面だしなんかイマイチ。
TRIXのデビューで「バンドもビジュアルが大事」ということを再認識。それまでファンだったバンドの人が中年太りしてきて、がっかりしていたところに、同じくらいの年代なのに、スマートでいつもオシャレな窪田宏さんを見て「やっぱりミュージシャンはこうでなくては!」と。ファンの夢を壊しちゃいけないし、何よりやっぱりやせてる人が、機敏で颯爽としててカッコイイ。

「見た目の印象でキャラ付けがなされ、一度与えられてしまったキャラは変更が難しい」。デブキャラとして認識されていた岡田さんが、50キロやせたことで印象が変わり、やっと仕事でも適正な評価をされるようになったということは、何かすごく「見た目主義社会の到来」を言い表すのに説得力があります。以前のデブキャラを知らない私にとっては、ほんと普通にイケテる文化人にしか見えません。

「レコーディング・ダイエット」の成功を夢見つつ、私も中身はもちろんのこと、外見も「40すぎのただの大阪のおばちゃん」には見えないように、もっと努力していかなあかんなあ、と思っています。洋服を買う時も、なるべく「音楽やってます!」的なカッコイイものを選ぼうかと。以前からメンズが好きなので、若作りにならず、オシャレでやせて見える(ここが最大のポイント!)渋めのものを、近々探しに行きます。

ほんと、見た目も大事、ですよね。


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