ほんの10分ほどの出演でしたが、いや~、緊張した!つい2週間ほど前に同じホールで小原孝さんとマリンバの方のコンサートがあり、私は行けなかったのですが「この同じスタインウェイを小原さんや佐山雅弘さんが弾いていたのかなあ」と思うと、うれしいやらドキドキするやら。
フェスティバル自体は会場の外に屋台が出ていたり、駐車場にははしご車が来ていたり、ロビーでは子供向けの工作やらCOOPの出店があったり。とにかく人がわんさかいて、ホール以外でも音楽をやっていたりして、とにかくにぎやかなまさにフェスティバルでした。
2時すぎにホールそでにスタンバイ。この催し、地元のテレビ局「テレ玉(テレビ埼玉が名称変更)」が協力、ということで「もしかしてテレビカメラに撮られちゃう??」と思っていたら、最初の「いつか王子様が」のときは姿も見えなかったのが、続いて「しゃぼん玉酒場のジャズ・バージョン」を弾き出したら、突如カメラマンが現れ、めちゃくちゃ近い距離で撮影し出したのでびっくり!思わず音をはずしてしまった・・・。客席でビデオを撮ってくれてたダンナさまいわく
「あの曲で相当喰いついたぞ、カメラマン」と。まるでTRIXライブの窪田さんカメラのようでした。
酒場のバージョンが終わり、かなり私の中ではアグレッシヴな演奏だったもので、朗読と歌が始まる頃には心臓がバクバクバク。そこで演奏が終わりならよかったのですが、しばらくしたらまた通常のバージョンを弾かなければならないというのは、案外緊張度を増す結果に。まあ普段ライトも何もないところでやってるので、壇上、しかもピンスポ、みたいなのは、それこそピアノの発表会以来って感じだったもので(言い訳)ソプラノとバリトンの輪唱がいい感じで終わり、引き続き「しゃぼん玉オリジナル・バージョン」を。もうその時は必死でカメラには気がつかなかったのですが、後でホームビデオを見てみると、さっきのカメラマンが客席から上って、お客さんそっちのけで撮ってくれてるのがわかりました。どうりで終わってからすれ違ったとき、何か嬉しげに会釈してくれたんですよね~
で、そのオリジナル・バージョン、演奏がストップしてしまうことはなかったのですが、ちょこちょこと弾き間違いなどあり、一ヶ所メインのメロディを、誰が聴いてもわかるほどはずしてしまったのです。「やってもうた~」と思いつつ、気持ちを立て直して何とか最後はノーミスで弾けたのですが、家でビデオをチェックしていたら、会場で見ていた娘のささやき声が。
「おかあさん、いままちがってたね」
ダンナさまは一生懸命「シー!!」としてくれたそうなのですが、しっかり入ってて大爆笑。しかもちゃんと遠慮してささやき声なところが最高におかしい!間違っちゃったのは人間のやることだから!といつも開き直ってしまう私。こんな楽しいビデオが残せて、案外全くのノーミスで弾ききっちゃうより記念になったかも、なんて思ってしまいました。
酒場バージョンのヒントをくれたひっきーさんに見てもらえなかったのは残念でしたが、お友達でけんかつのパソコン講座をたくさん持っておられるオリーブさんと、もう1人妊婦さんのお友達の方に来ていただき、差し入れとうれしいお言葉をいただきました。妊婦さんに「胎教になったでしょうか?」と聞くと「動いてましたよ」と!うるさかったかな~?それとも楽しんでくれたのでしょうか。
娘にせかされて、お世話になったみなさんへの挨拶もできないままけんかつを後にしました。帰り道ダンナさまに感想を聞いたところ、酒場バージョンを初めて聴いたので正直驚いた、とのこと。バックに子供がしゃぼん玉を吹いている写真の映像を映し出すなど、演出の効果もあり良かったのでは?とのことでした。学生の頃から一緒に音楽をやって、色んな音楽を一緒に聴いてきたダンナさまにほめられるのが、実は一番うれしかったりします。普段の採点がキビシイからこそ。
夜にはW先生がわざわざ電話を下さいました。一緒にできて楽しかったと言っていただきうれしかった。私のしゃぼん玉アレンジに興味を持って下さった方がいたようで、名前を伝えましたとのこと。事務局を通じて何か連絡があるといいなあ。先生の知り合いの方も、今までのイメージと違うしゃぼん玉アレンジに何か感じてくださったそうです。40人くらいのお客さんで客席がいっぱいになるほどではなかったけれど、そこにいたみなさんの心に少しでも子供の命のはかなさ、みたいなものが伝えられたかな、と。
がんばってよかった~